ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

カテゴリ: イタリア

前からずっと気になっていた「マリトッツォ」(Maritozzo)を、初めて食べた。

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注文中に何度もお店のスタッフに聞き返されていたので、まさか「マトリッツォ」って発音してしまっていたかとヒヤヒヤしてしまったが、そういうわけではなかったようだった。

ブリオッシュ生地の中に、たっぷりのクリーム。
程良い甘さにどこまでも魅了されてしまった。


ちなみに「マトリッツァ」(matrica)は、ハンガリー語でシールや高速道路の通行チケットのこと。
似ている言葉があると、やっぱり混同してしまいそうなんだよね。

日本からヴェネツィアへと旅行するほとんどの方はヴェネツィア・テッセラ空港(Aeroporto di Venezia-Tessera: VCE)、通称「マルコ・ポーロ空港(Aeroporto Marco Polo)」を利用すると思われるのだけど、私は「ライアンエアー(Ryanair)」での移動だったので、ヴェネツィア市街地から電車とバスで約1時間ほどのトレヴィーゾ空港(Aeroporto di Treviso-Sant'Angelo: TSF)よりブダペストに戻ることになった。


当初ローマ広場(Piazzale Roma)より直通のバスで行く予定だったのだけど、ポケモンGOに熱中していたあまりに、ちょうど良い時刻に出発するバスに間に合わなかったので、急遽ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅(Stazione di Venezia Santa Lucia)より電車とバスで行くこと変更。駅で友人と別れてひとり電車に乗り込んだ。

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まもなく電車は出発。ヴェネツィアの景色がどんどん遠ざかっていくのが見えた。

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平日のお昼すぎ、というのもあったと思うけど、車内はとてもガラガラで快適。個人的には座席にちゃんと電源アダプタが設置されているのが嬉しかった。

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というわけで、ポケモンGOではなくTwitterに熱中。時々近くの座席からハンガリー語が聞こえてきて、目的地(=空港)が同じ乗客がいることにも安心した。


ちなみに、スケジュールもだけどヴェネツィア・ブダペスト間で19.00ユーロというコストも重視したため、帰りの飛行機に持ち込める荷物はこのリュック1個のみ

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そもそもバス中1泊+ホテル1泊だけだったので、これでもなんとか収まっているし、まだまだ空港免税店でお土産(特に液体物)を買う余裕もある。ロンドンスペイン(ヴァレンシア+バルセロナ)ベルリンと、過去に3回の格安航空券の旅の経験があるので、さすがになんとなく慣れてきている。そして冬季に行ったスペインベルリンのことを振り返ってみると、その時よりもまだ暖かい4月でよかったなぁとしみじみ思った。


トレヴィーゾ駅(Treviso)で下車し、空港へのバスの停留所を探した。

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そしたら、先ほど同じ車両だったハンガリー語を話していた男女が地図を片手に道に迷っていた様子だったので、思い切ってハンガリー語で話しかけてみた。やはり行き先は同じだった。一緒にバス停まで向かい、待ち時間の間にいろいろ話したりもした。実は、ハンガリー語に関してはヴェネツィアに行く前からちょっとスランプ気味であったので、こうして普通にコミュニケーションできたのがとても嬉しかった。


ほどなくバスがやってきて、無事に空港に到着。もしローマ広場(Piazzale Roma)より直通バスを使ったとしたら12.00ユーロだったわけなのだが、ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅(Stazione di Venezia Santa Lucia)よりトレヴィーゾ駅(Treviso)までは3.55ユーロ、そこから空港までのバスは3.50ユーロ(※運転席ではなく窓口や販売機で買うともっと安い)で合計7.05ユーロというわけで、だいぶお得に済ますことができた。


そういえばランチがまだだったので、出発ゲートの前のフードコートで軽く腹ごしらえをした。

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セキュリティーチェックを終え、免税店で追加のお土産を購入し、搭乗ゲートへ。

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約20年ぶりのイタリアと、初めてのヴェネツィアに別れを告げて、ブダペストへと向かった。行きは約8時間半だったけど、帰りは約1時間半。こういう面白さが好きだったりする。

<中編>はこちら。


あまりの大行列にサン・マルコ寺院(Basilica di San Marco)の見学を断念し、ドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale)を横目に通り過ぎ、サン・ザッカリア(San Zaccaria)のゴンドラ乗り場に到着。友人が予めオンラインで購入していたくれたチケットをスタッフに見せ、待ち時間ゼロでゴンドラツアーがスタートした。


ゴンドラは宮殿と監獄の間の運河を通り、ため息橋(Ponte dei Sospiri)を抜け、

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ゆっくりゆっくり時間をかけて進んだ。

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橋の上の人々や、すれ違うほかのゴンドラに乗っている人々に手を振ったりしてみたりもして。

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30分ほどでスタート地点に戻り、ツアーは終了。この時点で午前11時くらいだったのだが、混雑がさらに過激化していた。

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まさに、オーバーツーリズム。これから夏に向けてますます観光客が増えるのだろう。訪問税の導入くらいでは、緩和は難しいように思えた。


そろそろ私は空港へと向かわなければならない時間になったので、まずはお土産の購入を急いだ。途中、ちょっと面白い軒先看板を見つけたり、

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ポケモンを探して船着き場のポケストップに向かったら、業務用大型スーパー「メトロ(METRO)」の船を見つけたり。

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そっか、レストランや商店にはやっぱり船で配達するんだなぁ〜と、こんなところでヴェネツィアらしさを感じてしまった。

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無謀にもたった1日半で駆け足で巡ったため、この街の魅力の20%も体感できていなかったと思う。本当に思い残すことばかりだったので、またいつか近いうちにこの地に来れることを祈りながら、空港へと向かった。

ところで、ヴェネツィア(Venezia)初日にして最後の夕方。予約していたホテルまで向かう途中の建物の入口で、なんとなく見覚えのある紋章が目に入った。

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それもそのはず。ハンガリー領事館だった。

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まさかここでハンガリー語を目にするとは思ってもいなかった。


チェックインを済ませ、再び友人と待ち合わせて夕食へ。その後も少し散歩した。昼間に見たリアルト橋(Ponte di Rialto)も、夜はまた違った表情だ。

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水上バスで戻ることにしたので、橋そのものもくっきりと写真に収めることができた。

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水上バスから見える夜景もとても美しかった。こちらはカジノ(Casinò di Venezia)の建物。船着場からの入口があるというのがなんとも豪華だ。

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ちなみに後で知ったことだが、作曲家のリヒャルト・ワーグナー(Richard Wagner)はここで最期の時を迎えたとのこと。建物内で彼が使用した部屋の数々は、現在は「ワーグナー・ミュージアム(Wagner Museum)」となっている。


日付が変わって、翌朝。天気は予報と異なり、朝から晴れ間も見え、自分の晴れ女パワーを実感した。友人との待ち合わせまでだいぶ時間があったので、散歩も兼ねてホテルからローマ広場(Piazzale Roma)を経て、ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅(Stazione di Venezia Santa Lucia)へと歩いた。

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朝の静かな空気、潮の匂いがさらに気分を盛り上げてくれた。


駅へと向かう途中、コスティツィオーネ橋(Ponte della Constituzione)という比較的新しい橋を渡った。

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周りに歴史的建物も多いので、景色の中でひときわ目立っていた。完成したのは2008年。16世紀よりあるというリアルト橋(Ponte di Rialto)と比べると、実に500年の歴史の差があるのが大変興味深い。


この日はまずサン・マルコ寺院(Basilica di San Marco)を見学する予定だったのだけど、

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入口までの大行列(※推定1時間待ち)を目にして、速攻で断念した。いつかまた訪れた際に・・・と思ったけど、平日でさえこんな感じなので、それが実現するかどうかはわからない。


というわけで、予定より早めにゴンドラ乗り場へ。運河よりゆっくりと、この街を体感することにした。

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<後編>に続く!

イタリアは水の都、ヴェネツィア(Venezia)を旅行中の友人に合流して、中心地をひたすら歩く。美しい建物や歴史を感じる建物ばかりで、カメラのシャッターボタンを押す指がなかなか止まらない。


例えば、こちらのサント・ステファノ教会(Chiesa di Santo Stefano)だったり、

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持っていたガイドブックには載っていないスポットも、見ているだけで楽しめた。そして、運河のある風景もどの方向を見てもとにかく素晴らしかった。

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向こうに見えるのは、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂(Basilica di Santa Maria della Salute)


そうこうしているうちに、ヴェネツィアの人気観光スポットのひとつでもあるサン・マルコ広場(Piazza San Marco)に到着。

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広場にそびえ立つサン・マルコ寺院(Basilica di San Marco)は、平日だというのにすでに観光客が大行列を作っていた。

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中に入るのは断念し、また小さな通りをひたすら歩いた。

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そして、友人が前日に見つけていたスーパーマーケット「テアトロ・イターリア デスパル(Teatro Italia - Despar)」へ。

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事前に知っていないと、外見からはスーパーマーケットとはわからないほど、重厚な佇まいだった。でも中に入るとびっくりするくらいに普通にスーパーマーケット。1900年代に創設されたこの建物にはかつて劇場や映画館、そして大学としても使われていたようだ。
ここでひと通りお土産を購入し、チェックインすべく予約していたホテルへと向かった。


<中編>に続く!

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