ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

カテゴリ: スペイン

格安航空券の中でも最も安いチケットで行ってきたスペイン旅行液体の機内持ち込みができない上に、荷物の大きさにも制限があるので、お土産のセレクションも制限される形となってしまった。

というわけで、また近々再びスペインの地を踏み入れることができることを祈りながら、今回の旅行のお土産は、わずかにこれだけ↓となった。

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左から、バルセロナのカルフール(Carrefour)で買ったイベリコ豚の生ハム(※真空パック)、AJINOMOTOの「親方ラーメン(OYAKATA)」、よくわからないけどミントとかいろいろ入っていて風邪に効きそうなキャンディー、そしてその上がバルセロナ空港の免税店で買ったクッキー缶

クッキー缶以外はほとんど自分へのお土産で、何か機会があったら誰かに渡すつもりで買ってきたのだけど、「親方ラーメン(OYAKATA)」は実はポルトガルで作られたもので、ブダペストでもアジアンショップなどで売っているということを後で知ったので、自分用に確定。

つまりはほとんどスペインらしいお土産とならなかったわけなのだけど、クッキー缶をプレゼントしたハンガリー語の先生にはとても喜んでいただけたから、それだけでも救われた感じがした。


でも今度行く時は、液体物制限とか荷物制限とかそういうの考えずに、純粋にスペインらしいお土産を買って帰りたいなぁと、つくづく思った。

シウタデリャ公園と凱旋門の近くを歩いた後は、そろそろランチタイム。地下鉄でカタルーニャ広場駅(Plaça de Catalunya)で降りた。

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地下鉄構内を通りかかるたびに感じているのだけど、ここにも白い布を敷いた上でバッグやら靴やら何やら売っている露天商を数多く見かける。法的にオーケーなのか、違法なのか。つくづくすごい光景だ。


地上に出てデパート「El Corte Inglés」へ。

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2018年1月現在、ブダペストにはこのようなデパートがないので、日本を思い出して懐かしくなってしまった。店内案内に日本語表記もあったしね。
エスカレーターを延々と上り(※もちろんエレベーターもある)、9階にあるカフェテリア「LA PLAÇA GASTRO MERCAT」に到着。ここではパエリアなどスペイン料理をはじめ、さまざまなメニューを1人分ずつ注文できるので、旅行者にも人気らしい。

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ヌードルパエリアがあったので、迷わず注文した。あと、ちゃっかり白ワインも。店内はとてもオシャレで、窓側の席からはバルセロナの街を一望できた。



飛行機の時間までまだちょっと空いていたので、地下鉄でパラレル駅(Paral-lel)まで向かい、市内交通券対象のフニクラ(Funicular)に乗ってみたりした。


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モンジュイックの丘(Montjuïc)をそろそろと登っていく。

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もしブレーキが壊れたりして、シューッと逆さ向きにジェットコースターみたいに落ちていったりしたら・・・なんて余計なことを考えてしまった。丘の頂上に着いて一旦下車した後また折り返し、ただの撮り鉄&乗り鉄状態となってしまった。


その後エスパーニャ広場駅(Plaça d’Espanya)からFGC(カタルーニャ公営鉄道)と地下鉄を乗り継いで空港へ。

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ここでもまた撮り鉄状態となる。


ゲート名が数字出なくて「M」とか「R」といったアルファベットなのが珍しい。何かの略語なのかな。


セキュリティチェックを終えて、真っ先にプライオリティ・パス(Priority Pass)で入れるラウンジ「Sala VIP Canudas」へ。

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入った時間が良くなかったのか、フードコーナーがスカスカだし、テーブルの上も片付けられていなかったりして、ちょっと残念だった。でもちゃっかりスペインビール「MORITZ」を満喫。



時間が迫ってきたので、搭乗ゲートへ。すごい行列になっていてびっくりした。

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私と同じようにブダペストに帰る人と、スペインからブダペストに出張や旅行で行く人、目的はさまざまなのだろう。


飛行機は無事にブダペストに到着。

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ある程度は覚悟していたのだけど、バルセロナとは全然気候が違っていて、なんとマイナス3℃! 本当に、ちょっと数時間前まで暖かいところにいたはずなのに。格安航空券の旅ゆえに、荷物を考慮して薄着で出かけたことを激しく後悔した。


バスの中から雪がうっすら積もっているのを見ながら、地下鉄を乗り継いでやっと帰宅。
3泊4日という短い間だったけど、すっかりスペインという国の虜になってしまった。
既にもうまた行きたくなってしまっている。



あっという間にスペイン旅行最終日。同じタイムゾーンに位置しながら、ブダペストと比べて日の出の時間が遅いので、バルセロナ3日目の朝
はせっかくだから海から出る太陽を見たくなった。


朝8時のランブラス通りを海に向かってひたすら南下。まだ夜明け前っていうのが不思議。

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ビーチの方に行きたかったのだけど間に合わなかったので、ショッピングセンター「Maremagnum」から見ることにした。もっと早起きしておくんだったな。

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8時20分頃に日の出。大きな太陽が少しずつ昇っていく様子が、肉眼でくっきり見えた。


一旦ホテルに戻って荷造りを終えてチェックアウト。次の目的地へとバスで向かう。

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なんと乗客は私ひとりで、すっかり貸切気分だった。


途中で降りてしばらく歩いていたら、美しい駅舎を発見。フランサ駅(Estación de Francia)という鉄道駅だった。

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ドーム型の駅舎って好き。


そのまままたテクテク歩いて、シウタデリャ公園(Parc de la Ciutadella)に到着。

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この日もとにかく良い天気で、青空の下とても心地良かった。この広い敷地には、かつて要塞が置かれていたらしい。
公園の景色もとても美しかった。

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公園を出てしばらく歩いたところで、メディア関係とおぼしき多数の車に遭遇。

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どうやらここは検察庁の建物で、中からリポーターらしき女性が出てきて何かを報道していた。

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何か重要なニュースがあったのかな。


そして、いよいよ凱旋門(Arc de Triomfに到着。

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予想していたよりも巨大で圧巻だった。


朝からたくさん歩いたところで、そろそろランチタイム。この日は朝食を抜いていたので、さすがにお腹が空いていた。
次回に続く!



一旦ホテルに戻ってiPhoneを充電した後、観光を再開。海を目指してランブラス通り(La Rambla)を南に進んだ。


まもなくコロンブスの塔(Mirador de Colón)に到着。

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高さ60メートルもあるというこのモニュメントの下で、8頭のライオン像を見かけた。

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このライオン像、みんながみんな同じポーズというわけではないようで、違いを見ているだけでも楽しかった。

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コロンブスが指差しているのは、彼がそのまま進めばインドにたどり着けると信じていた西の方向。その考え方は間違ってはいなかったのだけど、インドに着く前にアメリカ新大陸の発見という結果をもたらした。


そのまま歩いて港に出た。

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カモメが近すぎてびっくりした。人間慣れしているのかな。

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バレンシア(Valencia)でも感じたのだけど、やっぱりこういう港町の雰囲気が大好き。

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とことこ歩いて、バルセロネータ(Barceloneta)というエリアに着いた。

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こちらのモニュメントは「バルセロナ・ヘッド(La cara de Barcelona)」といって、アメリカ人アーティストであるロイ・リキテンシュタイン(Roy Lichtenstein)の作品とのこと。なかなかの存在感があってついつい写真を撮ってしまった。


チュロスを食べたものの、ランチを抜いたためにそろそろお腹が空いてきたので、この辺りでお店探しを開始。前日に引き続き難航し、また1時間近く歩き回った結果、「Bistro 42」といういかにも地元の人しか入らなさそうなお店を発見。

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英語メニューもあったし、店員さんも簡単な英語は通じたのでホッとした。途中隣のテーブルのお客さんが連れてきていたワンちゃんにものすごく懐かれたり、後ろのテーブルのお客さんと意気投合して飲んでいるうちに白ワインをおごってもらったり。
バルセロナ2日目にしてスペイン旅行3日目、おかげで地元の人とのコミュニケーションもすっかり楽しむことができた。


vol.7に続く!



グエル公園(Park Güell)からバスに乗って、サグラダファミリア(Sagrada Família)へ。他の観光客に紛れて適当な停留所で降りたら、結構遠くだったりして焦ったけど、何とか無事に着いた。

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朝からとても良い天気だったので、青い空に尖塔が美しく映えていた。夜見るのとまた違う印象だ。

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ひと通り眺めた後、少し先に卵が乗っている建物を見つけたので近づいてみた。

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こちらは「ラ・モニュメンタル闘牛場(La Monumental)」。2012年にカタルーニャで禁止されるまでは闘牛が行われていたらしい。


そして、もうひとつ遠くに近代的な高層ビルを見つけたので、こちらにも近づいてみた。

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途中公園があって、家族連れで賑わっていた。卓球台も満席。ピクニックしている人もいた。こういう休日の過ごし方っていいなぁなんて眺めながら、結構歩いて到着。こちらは「トーレ・アグバール(Torre Agbar)」といって、バルセロナ水道局所有の高層ビルとのこと。後で調べたところ、夜中にはライトアップされることを知った。綺麗だろうな。


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この辺りにはトラムも走っていた。乗りたかったのだけど、行き先が次の目的地から離れていたので断念。撮り鉄に徹した。


地下鉄でディアゴナル駅(Diagonal)駅に向かい、ガウディの遺作かつ世界遺産にも登録されている「カサ・ミラ(Casa Milà)」へ。

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この波打つような曲線美にすっかり魅せられてしまった。今でも住んでいる人がいるらしい。


そして、再び歩いて今度は「カサ・バトリョ(Casa Batlló)」に到着。

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逆光で写真は残念だったが、精巧なデザインが施された外観は、圧巻そのものだった。こちらも次にバルセロナに来る時は中にも入ってみたいな。


iPhoneの充電に一旦ホテルに戻る前に、「サンタ・クレウ・イ・サンタ・エウラリア大聖堂(La Catedral de la Santa Creu i Santa Eulàlia)」にも立ち寄ってみた。

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こちらもずっと見ていてもなかなか見飽きないくらい、素晴らしい外観だった。本当に、この街には至るところに秀逸な建造物があり、朝から眺めているうちにすっかり心が洗われた気分になった。


街のこういう狭い小路も好き。

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iPhoneのバッテリーが少なくなってきたので、一旦ホテルに戻ってその後観光を再開することにした。
vol.6に続く!

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