ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

カテゴリ: 【2017年夏休みの旅行】

セルビアの首都ベオグラード(Beograd)を訪れた後は、再びハンガリーへ。国境にも近いセゲド(Szeged)にたどり着いた。


街の中心地の入口のような英雄の門(Hősök kapuja)


建物の地上階部分がトンネルになっていて、絵が描かれている。


中心地に行く前に、ティサ川(Tisza)のほとりへ。


カゲロウのモニュメント。


そういえば6月は行きそびれてしまったなぁ。




ちょうど「プラカードのアート展」の展示があって、見どころたっぷりだった。


セーチェニ広場(Széchenyi tér)に出て、少しお散歩。市庁舎の建物も相変わらず綺麗だ。



街中にはセルビア正教会の建物もある。



そしてその隣には、街のシンボル的存在誓約教会(Fogadalmi templom)


ちょうどワインフェスティバルの設営をしていた。それまでにはブダペストに戻るので、タイミングが合わなくて残念だった。


旅もいよいよ終盤。なんだかあっという間だったなぁ。

<前編>はこちら


セルビアの首都ベオグラード(Beograd)の観光もいよいよクライマックスへ。中央駅からてくてく歩いているうちに、元々行く予定だったゼレニ・ヴェナッツ市営市場(Zeleni venac)にもなんとか無事にたどり着けた。


やっぱり市場の活気って好き。


その後買い物客で賑わうクネズ・ミハイロ通り(Kneza Mihaila)に出た。



この泉、出てくる水をなぜだかみんな飲んでいたり、ペットボトルに入れて持ち帰っていたりしたけど、本当に飲用水だったのかな。


よく見ると、ワンちゃんの顔に見えるのも面白い。


そのまま歩いて、カレメグダン公園(Kalemegdan)に到着。

 

セルビア正教大聖堂の建物も見えた。



公園内では、「日本の泉」と日本語で書かれた表示の向こうにししおどしのような泉も発見。


日本からの支援によってさまざまな公共インフラ整備が実現したことへの感謝の証なのだそうだ。ここまで来て、日本との繋がりを感じることができて嬉しかった。


その先には、ドナウ川とサヴァ川の合流地点


手前がサヴァ川で、向こうから流れてくるのがドナウ川。ドナウの南に来たというわけか。このまま上流まで泳いでいったら帰れるってことね。さすがに無理だけど(笑)。


喉が渇いたので、公園内の売店でコクタ(Cockta)を購入。


スロヴェニア発の清涼飲料水で、冷戦時代輸入が困難だったコカ・コーラに代わるドリンクとして、旧ユーゴスラビア諸国で愛飲されているらしい。独特の味わいがクセになるかも。


ひと通り観光を済ませて、宿泊したアパートメントに帰還。目の前の通りには、色鮮やかなサルビアが見事に咲いていた。



セルビアでサルビア、なんてね。


セルビアに入り、スボティツァ(Subotica)を訪れた後は一路首都ベオグラード(Beograd)へ。到着して早々、その街の巨大さに度肝を抜かれてしまった。


観光は共和国広場(Trg republike)からスタート。



この後特設ステージのようなものが設置されていた。


ネットが繋がらないのでガイドブック片手に、市場を経由してNATOの空爆跡へと向かう。その途中で趣深い一角に差し掛かった。

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建物に描かれた壁画が興味深い。




ほどなく市場にたどり着いた。

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市場の脇のパン屋さんで、ブレク(Burek)という肉詰めのパイのようなパンを購入。

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さすがにこんなにボリュームたっぷりなので、4人でシェア。それでも食べ応え満点で、独り占めしたくなるくらい美味しかった。


ここで改めて地図を見たところ、向かっていた市場と違う市場に来ていたことに気づいた。どうやらさっき見かけた壁画の建物がある通りも含めて、スカダルリヤ(Skadarlija)というエリアにいるようだ。不覚にも、行こうとしていた方向と全然逆の方向を歩いてしまっていたのだ。
まあ、綺麗な壁画も見れたし、美味しいブレクも食べられたし、市場でのお買い物も楽しかったから、後悔はない。


気を取り直して、来た道を戻り、本来行くべき方向へ。

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テラジエ(Terazije)という大通りを歩き、ホテル・モスクワ(Hotel Moskva)の建物を通り過ぎ、クネズ・ミロシュ通り(Kneza Milosa)に出て、いよいよNATO空爆跡に到着。

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建物の1つの壁には大きな看板が立てられていた。セルビア語読めないから、後で解読しておこう。


そこから鉄道駅が近かったので、ちょっとだけのぞいてみることにした。

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鉄道駅の隣に大きな郵便局の建物。この組み合わせって定番な気がする。 


駅舎の中は割と近代的だった。

 

電車の車体も割と新しい。でもホームには時代を感じたな。

ホーム脇にバーがあったので、迷わずビールを注文。

ちなみにこの時点でまだ午前中だった。


駅の近くには新しいマンションが建設中だった。川沿いのエリアは絶賛再開発中のようだ。

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街がますます大きくなっているのを肌で感じた。


この後はアパートメントのオーナーさんが教えてくれたバルカン料理のお店でランチして、観光を再開。
<後編>に続く。

ケチケメート(Kecskemét)を後にして、途中セゲド(Szeged)でランチして、さらに南へ。国境を越えてスボティツァ(Subotica)に到着した。
というわけで、初めてのセルビア。なんだかそれだけでワクワクする。

街の中心地のスロボダ広場(Trg Slobode)


国立劇場(Narodni pozorište)の建物が圧巻だった。


この街には19世紀末のセセッション様式の建築物が多いようで、綺麗な外観の建物を至る所で見かけた。


鉄道駅近くにあった、ハンガリー総領事館の建物も。そして、その隣のライフル宮殿(Palata Rajhl)も。


この宮殿は今は現代美術館として使われているらしい。


TripAdvisorで見つけた「Kafe Priča」でひと休み。


店員さんが英語で話しかけてくれたので助かった。セルビア語少しは勉強しておくんだったな。で、「Iced coffee」を頼んだのだけど、デフォルトのメニューのはキャラメルなどのフレーバーが入っているみたいなので、普通にストレートにしてもらったら、


黒ビールみたいなのが出て来た。店員さんは「本当はこういう飲み物じゃないからね」と何度も念を押していた。店員さん、ワガママ聞いてくれてありがとう。まあそれでもちょっと甘みがあったのだけど、乾いた喉にはちょうどいい口当たりだった。


フランシスコ会教会(Franjevačka crkva)に、


市庁舎(Gradska Kuća)。


緑に覆われた市庁舎もとても美しかった。ちなみに手前の噴水は、ハンガリーのジョルナイ(Zsolnay)の陶器製らしい。贅沢な眺めだ。


通りを歩いていたら、ハンガリー製品専門店があった。


ハンガリーとの国境からたった約10キロ。100年前まではオーストリア=ハンガリー帝国の街で、今も人口の約35%はハンガリー人だという。


ふと、足元に気配を感じたところ、


おじさんが「ちょっと、ちょっと!」と言っているように見えた。


誰だったんだろう?


観光のハイライト、シナゴーグ(Synagogue)に到着。


ガイドブックには「2012年4月現在改装中」と書いてあったのだけど、それから5年後の2017年9月現在もまだ改装中だった。12月末には完成するらしい。あと少しだ。


最後にセルビア正教会


予想していたよりも見どころの多い街だった。ちょっと名残惜しさも感じながら、次の街へと急いだ。

一旦ブダペストに戻った後、また旅行を再開。南方へと向かう途中、ケチケメート(Kecskemét)に立ち寄った。


いつもの市場 のいつもの 朝食屋さんで、がっつりエネルギーチャージ。

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天気が良かったので、街歩きも楽しかった。


向かって左が旧シナゴーグの建物で、今は「科学技術館(Tudomány És Technika Ház)」として、会議室やイベントホールとして使われている。
そして、右が「チフラパロタ(Cifrapalota)」という愛称で親しまれている博物館。


写真を撮っていたら、隣を歩いていた初老の男性に、「綺麗な建物でしょう? あれは博物館なんですよ」と声を掛けられた。もちろん何度も訪れているから知っていたのだけど、こうして見知らぬ外国人にさりげなく教えてくれる優しさが嬉しかった。


市庁舎の建物も美しい。



その反対側には、カトリック教会がある。



いつものカフェで知人と久しぶりに会っていたのだけど、帰りがけに別の知人にバッタリ会えたりした。そんな嬉しい偶然に心が温まりながら、次の目的地へと急いだ。

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