2020年に遭遇した数々の山も越えたことだし、来年はますます気を引き締めていかないといけないし、クリスマスだし、いつもよりちょっとだけ特別なランチを体験したかった。
思えば最後にハンガリー、もとい海外旅行をしてから約1年。本当は今年だって2回くらいはハンガリーに行く予定はあったのに、Covid-19のせいで叶わなかったのだ。無念。
なので、せっかくだから「ハンガリー料理」だとか、「ルーマニア料理」、「ブルガリア料理」など、中・東欧の料理を提供するレストランを検索した。そして、いくつかあった候補の中から、ランチタイムに営業していて、かつ自宅からのアクセスも良い店が1軒のヒット。それが、京橋のクロアチア料理店「Dobro(ドブロ)」だった。
ネットで検索するまで、東京にクロアチア料理店があるなんて全然知らなかった。むしろ、なぜ今まで知らなかったんだろう、私。そんなことを考えながら、地図をたよりにお店に向かう途中目に入ったのが、「土風炉」の文字。
え? 漢字??・・・なわけがなく、お店はちゃんとその向こうにあった。
クロアチアの国旗が堂々と掲げられていて、ここだけまるでザグレブの街角のようだった。
店内に入ると、赤と白のチェック柄がアクセントになっているその雰囲気にさらに胸が高なった。スプリトで飲んだあのビールのロゴも発見。
予約していた2階席へ。少し早めの時間に予約していたので、どうやら一番乗りのようだった。
コースランチメニューより、まよわずシュトゥルクリセットを注文。さらに半額ということもあって、食前酒にクロアチアのビール「ファボリト(FAVORIT)」で喉の渇きを潤した。
店員さんが説明してくれた通り、すっきりと飲みやすく、まるで清涼飲料水のようにゴクゴクと飲めてしまった。もう1本注文したくなったけれども、あとで赤ワインも飲みたいので断念することに。
前菜は舞茸のテリーヌなどのプレート。
テリーヌはしっかりとしていながらもしつこくない口当たりで、添えられているザウアークラウトの酸味がちょうどよいアクセントになっていた。
そして、ずっと気になっていた「シュトゥルクリ」。
店員さんの説明によると、自家製の平パスタにフレッシュチーズを入れ、パプリカクリームソースで仕上げたクロアチアのラザニア風料理とのことだった。どことなく見た目がハンガリー料理の「ホルトバージ・パラチンタ(Hortobágyi palacinta)」を彷彿させたが、クレープではなくパスタなので、違った味を楽しめそうだ。ナイフをすっと通すと、美しい断面が現れた。
もちもちの食感のパスタとフレッシュチーズの組み合わせに、まろやかなパプリカクリームソース。クロアチアを訪れた際に出会えなかったはずなのだが、どこか懐かしい味わいだった。
そして、メインにはクロアチア伝統のロールキャベツ料理「サルマ」をチョイス。
「サルマ」というのでルーマニア料理の「サルマーレ」を想像したのだけれども、提供されたのはちょっと違っていた。ひき肉やお米などの具をキャベツの葉で包んでいる、という点では共通しているのだが、こちらは酸味の効いたコンソメスープといったような味付けで、マッシュポテトが添えられていた。このマッシュポテトをスープの中でつぶしてリゾットのように食べるのが流儀とのことで、一皿でロールキャベツ、スープ、リゾットと3種の料理を楽しめた気分になった。
同行した友人は、「パスティツァーダ」という肉料理を注文。
こちらはアドリア海沿岸のダルマチアの伝統料理とのことだが、なんとなくハンガリー料理の「ペルケルト」を彷彿させる見た目だった。
デザートは、チョコレートケーキとピスタチオのアイスクリームに、ベリーソースを添えて。
このチョコレートケーキの中には、なんとマカロニが入っていた。
店員さんから説明された時はビックリしたけれど、口にすると意外に普通に、いや、不思議に美味しく味わえた。
店員さんのサービスもとても心地よく、日本語を話しているのにもかかわらず、すっかりクロアチアを旅行している気分になれた。しばらく現地には行けないかもしれない。だから、またここを訪れよう。
思えば最後にハンガリー、もとい海外旅行をしてから約1年。本当は今年だって2回くらいはハンガリーに行く予定はあったのに、Covid-19のせいで叶わなかったのだ。無念。
なので、せっかくだから「ハンガリー料理」だとか、「ルーマニア料理」、「ブルガリア料理」など、中・東欧の料理を提供するレストランを検索した。そして、いくつかあった候補の中から、ランチタイムに営業していて、かつ自宅からのアクセスも良い店が1軒のヒット。それが、京橋のクロアチア料理店「Dobro(ドブロ)」だった。
ネットで検索するまで、東京にクロアチア料理店があるなんて全然知らなかった。むしろ、なぜ今まで知らなかったんだろう、私。そんなことを考えながら、地図をたよりにお店に向かう途中目に入ったのが、「土風炉」の文字。
え? 漢字??・・・なわけがなく、お店はちゃんとその向こうにあった。
クロアチアの国旗が堂々と掲げられていて、ここだけまるでザグレブの街角のようだった。
店内に入ると、赤と白のチェック柄がアクセントになっているその雰囲気にさらに胸が高なった。スプリトで飲んだあのビールのロゴも発見。
予約していた2階席へ。少し早めの時間に予約していたので、どうやら一番乗りのようだった。
コースランチメニューより、まよわずシュトゥルクリセットを注文。さらに半額ということもあって、食前酒にクロアチアのビール「ファボリト(FAVORIT)」で喉の渇きを潤した。
店員さんが説明してくれた通り、すっきりと飲みやすく、まるで清涼飲料水のようにゴクゴクと飲めてしまった。もう1本注文したくなったけれども、あとで赤ワインも飲みたいので断念することに。
前菜は舞茸のテリーヌなどのプレート。
テリーヌはしっかりとしていながらもしつこくない口当たりで、添えられているザウアークラウトの酸味がちょうどよいアクセントになっていた。
そして、ずっと気になっていた「シュトゥルクリ」。
店員さんの説明によると、自家製の平パスタにフレッシュチーズを入れ、パプリカクリームソースで仕上げたクロアチアのラザニア風料理とのことだった。どことなく見た目がハンガリー料理の「ホルトバージ・パラチンタ(Hortobágyi palacinta)」を彷彿させたが、クレープではなくパスタなので、違った味を楽しめそうだ。ナイフをすっと通すと、美しい断面が現れた。
もちもちの食感のパスタとフレッシュチーズの組み合わせに、まろやかなパプリカクリームソース。クロアチアを訪れた際に出会えなかったはずなのだが、どこか懐かしい味わいだった。
そして、メインにはクロアチア伝統のロールキャベツ料理「サルマ」をチョイス。
「サルマ」というのでルーマニア料理の「サルマーレ」を想像したのだけれども、提供されたのはちょっと違っていた。ひき肉やお米などの具をキャベツの葉で包んでいる、という点では共通しているのだが、こちらは酸味の効いたコンソメスープといったような味付けで、マッシュポテトが添えられていた。このマッシュポテトをスープの中でつぶしてリゾットのように食べるのが流儀とのことで、一皿でロールキャベツ、スープ、リゾットと3種の料理を楽しめた気分になった。
同行した友人は、「パスティツァーダ」という肉料理を注文。
こちらはアドリア海沿岸のダルマチアの伝統料理とのことだが、なんとなくハンガリー料理の「ペルケルト」を彷彿させる見た目だった。
デザートは、チョコレートケーキとピスタチオのアイスクリームに、ベリーソースを添えて。
このチョコレートケーキの中には、なんとマカロニが入っていた。
店員さんから説明された時はビックリしたけれど、口にすると意外に普通に、いや、不思議に美味しく味わえた。
店員さんのサービスもとても心地よく、日本語を話しているのにもかかわらず、すっかりクロアチアを旅行している気分になれた。しばらく現地には行けないかもしれない。だから、またここを訪れよう。