ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

カテゴリ: イングランド

ロンドンに着いて、友人に連れて行ってもらったのは、ホワイトチャペル(Whitechapel)にある「The Blind Beggar」というパブ。かなり変わった名前だが、19世紀後半からあるという老舗だ。1996年に有名なギャングスターが事件を起こしたことでも知られているという。



ロンドンに来たからには、ギネスビール。カウンターで注文し、外のガーデン席でじっくり飲むことにした。



残念ながらフィッシュ&チップスがなかったので、夕食兼おつまみにミニソーセージとポテトフライをシェア。


ガーデン席の一角では、職場の歓送迎会とおぼしきパーティーをやっていて、なんだか東京時代を思い出した。飲み会のために全力で仕事を済ませ、飲み会で親睦を深めながらいろいろ発散させながら、明日も頑張ろうって活力をチャージしていた頃が懐かしくなった。


北に位置しているからか、ロンドンの夜はブダペストよりもずっと明るい時間が長い。その分空気にもエネルギーが満ち溢れていて、それがとても新鮮だった。


所:337 Whitechapel Rd, London E1 1BU, UK
TEL:+44-20-7247-6195


※写真は2017年6月1日(木)時点のもの。
 3日(土)ロンドン橋付近で起きたテロ事件で犠牲になられた方々に、心よりお悔やみ申し上げます。

十数年来の友人の結婚式にご招待いただき、ロンドンに行くことになった。
ブダペスト・リスト・フェレンツ空港からは直行便が数多く飛んでいて、その中からハンガリーの航空会社Wizz Airの便を予約した。ロンドン・ルートン空港(Luton Airport)まで往復、全て込みでなんと20,980HUF(約8,400円)だったのだ。


Wizz Airに乗るのは初めて。そもそもLCCに乗るのも乗り継ぎ便以外では初めてで、周囲からは「規約をよく読んでおかないと、追加料金が発生したりするよ」というアドバイスをいただいていたので、ホームページ上の情報を何度も何度も読み込んだ。その結果、上記の価格は、

 1. 手荷物(42 x 32 x 25 cm)を1つのみ持ち込み可能。
  ※それより大きな荷物は追加料金が発生。 機内預入荷物も追加料金が発生。
 2. オンラインで、もしくはアプリでチェックイン。
  ※空港カウンターでのチェックインの場合は追加料金が発生。
 3. 座席指定は不可能。
  ※座席指定する場合は追加料金が発生。 
 4. 機内でのドリンクサービス等は一切無し。
  ※ドリンクもフードも注文する場合はその場で購入。 

ということがわかった。


1.に関しては、2泊分の服や荷物、移動用のリュック、結婚式用のワンピースに靴にバッグ、結婚する友人へのプレゼントや現地でお世話になる友人へのお土産などなど、なんとか大型トートバッグに押し込めた。 



・・・なんとか。夏だからなんとかなったけど、冬だったら確実にアウトだ。
このバッグ、チャック部分を折りたためば42cm以下なのだが、広がってしまうと50cmくらいになってしまうので、 なるべく内側に折り目を付けるようにした。念のため空港で確認してみたところ、



無事にすっぽり収まった。セーフ。
ただしここで安心してはならない。現地でお世話になる友人にハンガリー名物パーリンカ(Pálinka)のボトルを頼まれていて、免税店で買う予定だったのだ。免税店での購入物が入った袋が、追加料金発生の対象となるのかどうかがわからなかったのだ。ともあれ、それもバッグの中に入ったので結局問題なかった。


ちなみに2.に関しては、最初オンラインチェックインで済ませようとしたら、そのページをプリントアウトしないと追加料金が発生ということが判明し、急いでアプリ(※無料)をダウンロードして、さらに航空券をiPhoneにダウンロード。ま、プリントアウトすれば済む話だったのだけど、やはりアプリの方が便利だ。


おそらく搭乗口のスタッフが荷物をチェックしていたのだと思われたものの、問題なく通過。



座席指定をしなくても通路側の席が取れていたし、軽く仮眠を取っているうちに着陸したので、3.も4.も問題なかった。


ロンドン・ルートン空港(Luton Airport)。バスとかでなくて、建物内まで歩いていくのが新鮮だった。 



ここからシャトルバスに乗って鉄道駅へ。約10年ぶりのロンドン。ますます楽しみになってきた。

羽田空港「JAL国際線サクララウンジ」を後にして、ブリティッシュ・エアウェイズBA008便に搭乗。
ロンドンまでの約13時間のロングフライトが始まった。


さっそくウェルカムドリンクが配られたので、迷わずスパークリングワインをお願いしたところ、「ランチにも飲む?」と訊かれたので、「飲む」も答えたら、


ボトルを2本手渡された。既にラウンジでグラス2杯くらい飲んだ後だったのだけど、全部飲みきれる自信はあった。


機内食1回目。


ブダペストに戻ったらしばらくは食べられないだろう魚料理や煮物などをしっかり堪能した。デザートまでしっかりいただいた。


ところで、機内モニターが「離陸後に始まります」という表示のままなかなか起動しなかった。そのうち直るかと思って、機内食の後3時間ほど仮眠して目覚めた後も、



画面は変わらなかった。近くにも観ている乗客がいなかったので、このあたり一帯ほとんどの座席で故障していたようだった。映画を何本か観て過ごすつもりだったのに、大変困った。しかも中途半端にも仮眠してしまった後なので、全然眠くない。仕方なく日本から持ってきた雑誌を読み始めたが、3時間ほどで完読した。それでもあと6時間も残っている。
一応手荷物にパソコンは入れていたし、済ませなければならない仕事も少なからずあったのだけど、私自身は飛行機の中で仕事をするのはそもそも好きではない。できるだけリラックスしていたいのだ。とはいえ時間がありすぎるので、気を奮い立たせて着手はしてみた。が、やはりほとんど進まなかった。


永遠に続きそうだった退屈な時間も、2回目の機内食が運ばれると同時に終わりが見えてきた。


今回も和食を選択。さすがに飲みすぎなのでアルコールは控えた。


機内モニターの故障のため、現在位置や到着までの時間も全くわからなかったものの、どうやらほぼ定刻通りにロンドン・ヒースロー空港に到着。


WiFiも繋がったし、乗り換えまでの5時間はラウンジでゆっくり過ごすことにした。
ブダペストは、まだ遠い。

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