ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

カテゴリ: フィンランド

予定していたフライトの欠航のため、ブダペストからヘルシンキ経由で東京(成田)に飛ぶ予定が、ブダペストからヘルシンキ経由さらに北京経由で東京(成田)に飛ぶことになった。
というわけで、ヘルシンキからまずは北京へ。



機体までのバスを降りると、外はマイナス18℃の寒さだった。外にいたのはほんの数分だけだったけれど、長時間いたら確実に耐えきれないと思われた。


1回目の機内食。「チキン」は「テリヤキチキン」 、「ビーフ」は「ステーキ」とのことだったので、「チキン」を選んだところ、


少なくとも見た目は「テリヤキチキン」ではなかった。東京行きではないからなのかもしれない。でも美味しかった。


2回目の機内食。トレイの一番右はハッシュポテトで、朝ごはんらしいメニューだった。



途中うすうす気づいていたのだけど、予定時刻より1時間以上遅れて北京に到着。


空だけでなく景色も白く、その原因をいろいろと察してしまった。


東京(成田)行きの飛行機の搭乗時間はとっくに過ぎていたのだけど、もう焦りはなかった。もし間に合わなかったら、また変更すればいい。
ただ無事にたどり着けることを、祈るばかりだった。

ブダペストを出発して、ヘルシンキ・ヴァンター空港(Helsinki-Vantaa Airportに到着。


さっそく成田行きのフライトの搭乗ゲートを確認しようと電光表示板を見たところ、なんと「CANCELED」と書いてあった。まあ、この季節だし吹雪などでの視界不良も充分ありえるので、20%くらいは想定していた。それに、東京行きのフライトが欠航となることも初めてではなかった。一昨年の5月にもミュンヘンで経験したばかりだった。だからまずは冷静にフィンエアのサービスカウンターを探した。


その間に出国審査を受け、空港のスタッフに道を聞きながら、32ゲート以降に行く直前の通路の前、免税店の間に無事に「乗り継ぎカウンター」の文字を発見。日本語の表示もあるのが新鮮だった。





よく見ると、プライオリティ・パス(PRIORITY PASS)で利用できるラウンジ「オールモスト・アットホーム(ALMOST@HOME)」 同じ方向だった。


実際は、「同じ方向」というよりも、まさに隣だった。


カウンターに問い合わせたところ、ヘルシンキ経由北京行き北京経由成田行きのフライトに変更してもらえた。トランジットが1回増えて2回となってしまった。ちなみにフィンエアと同時刻にJALの成田行きフライトもあったのだが、既に満席でそちらには変更できなかった。


待ち時間が1時間増えたものの、その分長くゆっくりできると前向きに捉えながら、隣のラウンジへ。


「アットホーム」の名の通り、キッチンやリビングのようなインテリアでまるでお家にいるような空間だった。
キッチンのカウンターにはフードがずらり。デザートまで揃っていた。


ナイフとフォークを探していて、「CUTLERY」と書いてある引き出しを開いてみたところ・・・


本当にあった。こういうセンス、大好き。


コンロにかけられたお鍋では、ブイヤベースがコトコト煮込まれていた。



ひととおり確保して席に戻る。



16時前なのに、もう日が沈んだ後のようだ。


ちゃっかりスパークリングワインで乾杯。


このブイヤベース、鮭や貝やセロリなどの野菜がたっぷり入っていて、とっても美味しかった。もちろんおかわりした。


まだ時間があったので、サラダバーからもひと皿。


フライドオニオンやひまわりの種もたっぷり振りかけてみた。しっかり野菜をとれるのが嬉しい。


シャワーも設置されていたのだが、残念ながら空きがなく中には入れなかった。
思う存分寛いでいるうちに、あっという間に搭乗時間に。


外はなんとマイナス18℃。長時間いたら大変なことになっていたかもしれない。


そして飛行機は北京へ。この後まだまだ何かが起こるということは、1%も想定していなかった。

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