ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

カテゴリ:ハンガリー > セゲド

夏以来、約8ヶ月ぶりにハンガリー南部の街セゲド(Szeged)を訪れた。


街のシンボルでもある誓約教会(Fogadalmi templom)



とても良い天気だったので、青く広がる空に高い尖塔が良く映えていた。


ティサ川(Tisza)のほとりのモニュメント。


過去の水位を記録している。2006年の約10メートルというのが最高記録らしい。結構最近なんだね。


セゲドでは毎年6月の半ばともなると、成虫になった長い尾を持つカゲロウ(Palingenia longicaud)たちが水面に大量に現れるそうだ。川が綺麗な証拠らしい。ちょっと見てみたい。


お昼は「TRÓJA」でケパブプレート。


結構はボリュームでビックリしたし、めちゃくちゃ美味しかった。



どこを見ても美しいお花が街を彩っていた。

先月セゲド(Szeged)を訪れた際、空き時間に「ピック サラミとセゲドパプリカの博物館(Pick Szalámi és Szegedi Paprika Múzeum)」を訪問してみた。 セゲドに本社がある 「ピック・セゲド(PICK SZEGED)」というハンガリーの大手老舗食肉加工品メーカーが運営しており、サラミ工場に隣接している博物館だ。


「PICK」のロゴはハンガリーにいるとスーパーや市場のお肉売場でよく見かけるし、日本にも進出しているので目にしたことがある方も多いかもしれない。代表的な製品は「ウィンターサラミ」。その他マンガリッツァ豚のサラミや生ハム都内の小売店やネット販売で手に入れられる。


また、セゲドはパプリカの名産地。街中を流れるティサ川(Tisza)肥沃な土をもたらし、太陽の光をたっぷりと浴びたパプリカは、世界でも最上級のものとされているようだ。


そんなセゲドの2大名産品とも言えるサラミセゲドパプリカの歴史や知識が詰まったこの博物館、オープンしているのはなんと火〜土曜日の15時〜18時の3時間だけ。今まで何度セゲドに行っても、月曜日だったりお昼までだったりと、なかなか行ける機会がなかったので、とても貴重な体験となった。


入場料は、大人980HUF。レトロなデザインのポストカードセゲドパプリカの粉末パックおまけが嬉しい。



博物館は2階構造になっていて、1階はサラミに関する展示、


2階はセゲドパプリカ、それを加工して製造するパプリカ粉に関する展示となっている。





どちらの展示にても、かつて使われていた製造機械写真の数々に、いかにこの街で歴史を育んできたのか、そしていかに人々に大切に愛されてきたのか、ひしひしと伝わってきた。


展示を観終わった後、入口付近に戻ると、サラミの試食がお出迎え。 



コーンクラッカーに3枚乗っている。食べているうちにビールが欲しくなってしまった。


入口にはお土産コーナーも充実。今回は閉館時間間際に行ってしまったため、お土産選びは断念した。


ちなみに、少し前までレストランも併設されていたようなのだけど、今は閉鎖してしまったとのこと。再開の予定はあるのかなぁ?

セゲドに行く時、3回に1回は訪れるお店がある。それが、Fehértói Halászcsárda és Panzió」(※「フェヘールトーイ・ハラースチャールダ・エーシュ・パンズィオー」と読む)。



セゲド中心地から少し離れた、高速道路の出口の近くにあり、「Panzió」とあるように宿泊施設も兼ねている。車がないと不便な場所なのだけれども、行く価値はある。


お店の前では大きな大きな鍋がお出迎え。




これで料理したら、何人分くらいになるのだろう?


この日は天気が最高に良くて、外の席を案内された。




こちらが名物の「ハラースレー(halászlé)」。たっぷりのパプリカで煮込まれた魚のスープだ。



海に面していないハンガリーでは、魚料理は淡水魚がメイン。セゲドを流れるティサ川(Tisza)、もしくはお店の後ろに広がるフェヘール湖(Fehér-tó)で水揚げされた魚を使っているのかもしれない。
注文したのはのハラースレー。初めて来た時は、淡水魚の泥臭いイメージにちょっと尻込みしていたのだが、実際このお店のはびっくりするくらいクセも臭みもなくて美味しい



スープそのものにも魚のお出汁がしっかり溶け込んでいて、何杯食べても飽きない。日本人の味覚にもぴったりな味付けだ。途中青パプリカで辛さを加えることもできる(私は控えめにしたのだけど)。気づくと4人であっという間に食べ切ってしまった。


もう少し食べられるかな?ということで、「ハルテペルテー(Haltepertő)」という魚の脂身のフライも注文。



こちらはカリッカリでついついビールが欲しくなる美味しさ。オニオンリングもヤミツキになりそうだ。


セゲド中心地のルーズヴェルト広場(Roosvelt tér)にも支店があって、旅行者の方にはそちらもオススメ。でももし車の移動だったら、ぜひ本店に行ってみてほしい。私もいつかここで宿泊付きで楽しみたい。

ルーマニアの国境にもセルビアの国境にも近い、ハンガリー南部の街セゲド(Szeged)
もう10回近くは訪れていて、中心部は地図なしでも歩けるし、お気に入りのカフェや居酒屋もできたくらいなのだけど、いつも車に乗せてもらって来ていたので、を訪れたのは初めてだった。




今までハンガリー国内で訪れたことのある国鉄の駅では、どこも駅舎に入るとすぐホームだったのだけど、ここセゲド駅は駅舎に入ってから日本でいう2階に上ったところにホームがある。駅舎の入口とホームが違うフロアというのは、とっても新鮮だった。


駅舎の2階部分は、まるで大学の校舎のような雰囲気。


もしくは博物館や美術館といったところかな。



セゲドは1879年ティサ川(Tisza)の増水による大規模な洪水で、街全体が壊滅的な被害に見舞われたという悲しい歴史がある。その後ヨーロッパ諸国を中心に各国からの援助を受けた結果、無事に復興を果たすことができた。
駅が完成したのは1902年のことなので、万が一の水害に備え、線路もホームも高い位置に建設したのかもしれない。


今のセゲドの街の雰囲気もティサ川の流れもとても穏やかで、かつての被害の名残はどこにも見当たらないのだけど、こういうちょっとしたところにふと感じてしまったりする。

npo-if 歴史文化交流フォーラムさん主催の「日本文化の日 in ハンガリー」では、同フォーラムの南塚信吾先生と木村英明先生の講演書道のワークショップ御神楽の奉納の他にも、日本の愛唱歌合唱、そして折り紙のワークショップを、ケチケメートセゲド2都市で開催。


折り紙のワークショップでは、私も浴衣を着ながらお手伝いした。
「カブト」「カエル」「箱」「ダリア」「鶴」などを、参加者のみなさんと一緒に折った。


一緒に作っていたために、その様子を写真に撮れなかったのだけど、作品はこんな感じ。

子供たちだけでなく老若男女かかわらず参加していただき、和気あいあいとした雰囲気の中、あっという間に時間が流れた。スタッフとして参加した私までも楽しんでしまった。
またこういうイベントができたらいいなぁ。


ちなみにケチケメートでのワークショップの様子は、現地メディア「KECSKEMÉTI TELEVÍZIÓ」でも紹介された。動画には私もちゃっかりうつりこんでいて、今回はちゃんとお手伝いしているところだったのでホッとしている。


【私信】
遅ればせながら、npo-if 歴史文化交流フォーラムのみなさん、新潟県南魚沼市一村尾のみなさん、約1週間大変お世話になりまして、本当にありがとうございました!

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