ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

カテゴリ: オーストリア

ウィーンのホテル・ザッハーのオンラインショップの全世界送料無料キャンペーンに乗っかって、ザッハートルテを2個注文したのが6月2日のこと。
あまりに人気すぎて注文が殺到して配送が遅れていることは知っていたけれど、まだかまだかと待ち侘びていたところ、7月19日になってやっと到着したのだった。

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はるばる海を渡ってやってきてくれて、本当にありがとう!!

選べるカードはこちらのクマちゃんのを選んだ。

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ホテルのポーターの制服着ていて、しっかりお口のまわりにクリーム付けているのがとってもかわいい。

購入した2個のうち1個は親戚にプレゼントして、私用のをいざ開封。

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「常温配送」だったので、こんな酷暑の中チョコレートが溶けていないか心配だったのだけど、見た感じ特に問題ない様子だった。

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多少フィルムの跡が表面のコーティングに残ってしまっていたけれど、大したことないのだ。

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ちょっと大きめにスライスして、朝食にいただいた。

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クリームを添えるのをすっかり忘れてしまったけれど、濃厚なチョコレートの甘みをじっくりと堪能した。

またいつか、このケーキを本場で食べられる日が来ますように。





「本棚を見るとその人がわかる」なんてよく言われているけれど、私の本棚には友人や家族から譲り受けた本が約8割を占めるので、本棚よりもTwitterでのつぶやきを見た方が、私がどんな人間なのかずっとわかりやすいのではないかと思う。



相変わらず自宅を整理している中、先日こんな本というか冊子を発掘した。

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1984年発行の「オーストリア 事実と数字」。おそらく友人か家族のどちらかが、誰かから譲り受けたものだと思われる。

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中を開くと、歴史は1983年のものが最新事項となっているし、

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東欧革命以前の時代なので、地図には「ドイツ民主共和国」「ソビエト連邦」「ユーゴスラビア」、そして「チェコスロバキア」という国が記載されている。

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2020年の現在の状況からしてみたら、ずいぶんと違う世界がここにあった。けれども36年前には確かに存在していた世界なのだ。これから先の36年後にも、世界のどこかで国境線の変化があるのかもしれない。いずれにしても、すべての人々にとって平和な世界となっていることを祈るのみだ。

前の記事での「大仕事」というのは荷作りのことで、諸事情により日本に一時帰国することになって、ブダペスト・リスト・フェレンツ国際空港へ。さっそく出発までの時間を、プライオリティ・パス(PRIORITY PASS)が使えるラウンジ「SKY COURT LOUNGE」で過ごした。

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今回もスパークリングワイン「TÖRLEY」で乾杯。キャベツのパイをメインに、ハムやチーズ、そして赤白緑の3色のパプリカで、ハンガリー国旗をイメージしながら盛りつけてみた。


まずは、ブダペストからウィーン・シュヴェヒャート空港へ。ここで乗り換える。ちなみに左右2席ずつの小さな機体は初めての体験で、ちょっとドキドキした。

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乗り換え時間は、「SKY LOUNGE」でまたスパークリンクワインと、トマトパスタとコールスローサラダなど。

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これがまた美味しくて、このあと機内食があるというのにすっかりいっぱい食べてしまった。


そのあとの飛行機もほぼ定刻通りに成田空港に到着。しばらくぶりに 「ドナウの東」ではなく、「遥かもっと東」に滞在することになる。


【追記】
なかなかの大荷物だったのだけど、ブダペストでも成田でも見知らぬ人々が助けてくれて、もう感謝の言葉をいくら述べても足りないくらいでした。 
本当にありがとうございました。

9月に行ってきたばかりだけど、約3ヶ月ぶりの「ホテル・ザッハー(Hotel Sacher)」のカフェへ。



今回も開店直後に入ったので、全然並ばずに入れた。そして、前回と同様、テラス側の席へ。 


そして、今回も「オリジナル・ザッハートルテ(Original Sacher-Torte)」を注文。



心なしか、今回は前回よりちょっと大きく見えたけど、たぶん気のせい。濃厚なチョコレートを存分に満喫した。



レストルーム前では、スタッフのユニフォームを着たクマさんたちがお出迎え。


みんな、よく似合っている。


この後、同行者はショップで日本へのお土産を購入。帰国後もみんなで美味しく楽しめたようだ。


次回あたりは、別メニューも試してみようかな。


「Café Sacher Wien」
所:Philharmonikerstraße 4, 1010 Wien, Austria
TEL:+43-1-514-560

ウィーンでは、シェーンブルン宮殿(Schloß Schönbrunn)に行く前に「プラフッタ(PLACHUTTA)」でランチ。宮殿近くのヒーツィング(Hietzing)のお店を予め予約しておいていた。
一軒家の中に入ると、既に満席。予約をしていて正解だった。数多くの若い男性スタッフが軽やかな動きで接客したり料理を運んでたりしていた。


このお店の名物は、牛肉の煮込み「ターフェルシュピッツ(Tafelspitz)」。3人で入ったので3人分を注文したところ・・・



どどーんと大きなお鍋でやってきた。このために朝ごはんを食べずお腹を空かせて来たのだけど、やっぱり2人分くらいにしておいて、あと1品は別の料理にしておくべきだったか。


まずは、このお鍋の中のスープをいただく。



牛肉や野菜の旨味たっぷりのスープで、すっかり体も温まった。この後で欲張ってヌードルを入れてもらったことを軽く後悔する。美味しかったけれど、スープだけでお腹がいっぱいになってしまったのだ。


でも、スープはまだまだ序盤。一通りスープを味わったら、次は中に入っている骨髄の部分を取り出して、パンに塗っていただく。



変なクセがなく、まろやかな味わいだった。お好みで塩と胡椒で味付けても。


そしてついにクライマックス。最後は、スープの中でじっくり煮込まれた牛肉をいただく。 付け合わせには、ベイクドポテトキャベツのペースト



そして、ホウレンソウのペーストと、ゼンメルクレン(Semmelkren)という西洋ワサビとパンのペースト



さらになぜか写真を撮り忘れていたけれど、リンゴと西洋ワサビのペースト



贅沢に5種類の付け合わせで堪能した。お肉もとっても柔らかくてしっかり味わえた。西洋ワサビとの相性が抜群だ。
ただ、スープの時点で結構お腹いっぱいになっていたので、結局お肉は1枚ずつしか食べられなかった。


で、予想通り大量に残してしまったのだけど、スタッフに訊いてみたところ、スープ以外はすべて持ち帰りできるとのこと。なので、包んでもらったものをずっと冷蔵保存して、翌日ブダペストまで持ち帰った。お肉もちゃんともう1枚ずつあったので、家に帰ってからもまた楽しむことができた。ペーストはクラッカーに付けて食べたりした。


スタッフの男性陣(というか女性スタッフを1人も見かけなかった)もサービス精神旺盛。イタリアから来たという若い男性スタッフもいて、テーブルを盛り上げてくれた。


次はいつ行けるかな?




「PLACHUTTA」
所:Auhofstraße 1. 1130 Wien, Austria
TEL:+43-1-877-70-87-0

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