ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

カテゴリ: 日本

ブダペストの生活は夢なんかではなく現実だったわけで、この前到着したばかりだったのに、また東京を離れて「ドナウの東」に戻る。予定していた用事をすべて済ませ、あっという間に一時帰国は終了。


飛行機に乗り遅れるわけにはいかないので、少し早めに家を出て成田空港に到着。搭乗手続きとセキュリティーチェックを済ませ、プライオリティ・パス(PRIORITY PASS)で利用できる大韓航空のラウンジ「KAL BUSINESS CLASS LOUNGE」で朝食をとることにした。

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ビールだけど、朝食。フードも充実していてとっても快適だった。


しばらく寛いでからゲートへ。すっかり「エアポート投稿おばさん」気分を満喫していたら、飛行機の出発が1時間遅れることが判明。

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もともと2時間弱しかない乗り換え時間が、さらに短くなってしまう。無事に乗り換えできるのか、12時間後のことを今からそわそわと不安になってしまった。



そうこうしているうちに無事に搭乗。まもなくして、機内食(その1)がやってきた。

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このカツ丼が美味しすぎて感動した。私、こんなに美味しい機内食を食べたのは初めてかもしれない。一口ひとくち大事にいただいた。そしてドリンクは「ウイスキーのソーダ割り」を注文。なんのことはない、ハイボールだ。


映画を観ていたらまったく眠くならなくて、機内食(その2)

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迷わず和食を選択。こちらもとっても美味しかった。「機内食」の先入観を良い感じに覆してくれた。そしてここでもやっぱり「ウイスキーソーダ」


飛行機は、約1時間遅れでデュッセルドルフ国際空港に到着。

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刻々と減っていく乗り換え時間・・・と思いきや、予想よりもずっとスムーズに手続きが終わった。なので、予定通り「HUGO JUNKERS LOUNGE」に駆け込んだ。

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このラウンジがまた快適。ドイツビールの中で私が最も大好きな「ビットブルガー(Bitburger)」と、キャベツのサラダ、チェヴァプチチアイヴァル(※最後のはドイツ料理じゃないけど)を添えて堪能した。それにしても出発からよく食べたし、よく飲んだ。


「ヨーロッパ・パーク(EUROPA PARK)」とのコラボ機体に乗って、無事にブダペストに到着。

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なにはともあれ、無事に帰宅できた。

朝からバタバタと用事をこなしていたら、すっかりランチするタイミングを失っていまい、気づけば16時に。既にランチの時間ではない。でもお腹はものすごく空いている。でもファストフードには入りたくない。それにおやつに何か甘いもの、という気分でもない。・・・なんてぐるぐると思考を巡らしているうちに、ある決意にたどり着いてしまった。

「そうだ、飲みに行こう。」

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というわけで、駅前の立ち飲み屋に入った。ひとりで。初めて入るお店だけど、作法はわかっている。まずは黒ホッピーもつ煮込み。空っぽの胃袋に黒ホッピーのキリッとした苦味が、じわじわと広がっていくとともに、長い間忘れていた何が、少しずつ私の中でよみがえっていくのを感じた。


東京で生活していた頃、仕事やプライベートの煩わしさから逃げるために、よく立ち飲み屋に通っていた。そこで良い出会いもあった。居場所があった。あの頃の自分、そして今の自分、どれだけ変わっていなくて、どれだけ変わったのだろう。当時のことをいろいろと思い出したりした。


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しっかり黒ホッピーをおかわりしたあとは、お店のオリジナルだというすだちサワー、この日のオススメの鯵フライレバーフライを注文。こうしていると、少し前までの約9,000km離れたブダペストでの生活は実は夢で、実際はずっとこうして過ごしいたんじゃないかって気分になってきた。そしてウーロンハイで締めて、店を出た。



で、これはあくまでも「ランチ」の代わりだったので、帰宅してからもまた飲んだ。そしてよくよく思い出してみたら、明るいうちから飲むという習慣は、ほとんどブダペストでの生活で始めたことだった。うん、やっぱり夢じゃなかった。

祖母は今年97歳。大正、昭和、平成、そして令和と4つの時代を生きながら、まだまだ健在だ。今回の一時帰国でも久しぶりにその元気な姿に再会することができた。


ところで、祖母の家で叔父が使っていた部屋より、この本が発見されたそうだ。

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大学書林発行の「ハンガリー語会話練習帳」。なんと昭和56年7月発行の初版だ。

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開いてみると、日本語、日本語(ローマ字表記)、英語、ハンガリー語(カタカナ付き)と、日本語話者でも英語話者でもハンガリー語話者でも読める構成になっていた。

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約40年前に発行された「日本初のハンガリー語会話書」とはいえ、時代を超えて今でも大いに活用できると思う。もしハンガリーでの生活を始める前に読んでいれば、もう少しハンガリー語の学習も楽だったのでは、なんてちょっと悔やんだりもしている。


定価は2,000円。当時の物価で考えると、決して安い価格ではなかったのだろう。叔父は大学では第二外国語にドイツ語を履修していたと聞いていた。昭和56年といえば、もうとっくに卒業して社会人になっている頃のはずなのだけど、どんな気持ちでこの本を購入したのだろうか。


ちなみにこの本の保存状態から察するに、叔父はほとんど開いていなかったと思われる。約40年の時を経たとは思えないほど、良好な状態なのだ。全然勉強していなかったのだろう。どのページもとっても綺麗。


諸々の謎は叔父本人に直接訊いてみるしかない。今回会えなかったから、また別の機会にでも。

ブダペストで生活していて、自宅であれこれ工夫して作ったりしていることもあって、それほど日本食に飢えているわけではないのだけど、滞在中に「サザエさんあんぱん」を食べてから、無性にあんこの味が恋しくなってしまった。ちょうどこの日は四谷で用事があり、「東京三大たい焼き」のひとつともいわれる名店「たい焼き わかば」を思い出した。


お店の前に着いたら、予想以上の大行列。15分ほど待ってやっと買うことができた。
 
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店頭には「職人さん募集」と掲示されていて、ちょっと心が動いたのだけど、どうやら年齢制限があって私は対象外だった。


家族分をお持ち帰りして、その翌日に軽く温めていただいた。

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頭から尻尾までしっかりあんこが入っていて、そのあんこも甘すぎず絶妙な味わいで、ひと口目から満足感にあふれながら、その美味しさを堪能した。至福。


ちなみに添え付けのリーフレットには、「殿方は頭から、ご婦人は尻尾から、召し上がっておられます」と書いてあった。「殿方」ではないのだけど、私は頭からいただいた。実際、「ご婦人」であるかどうかも不確かなのだから問題ない、ということで。

東京滞在の3日目は、5月14日。14日といえば、日暮里にある「一由そば」「1イチ、4ヨシ、デー」=「イチヨシデー」ということで、お得なキャンペーンを開催していることを思い出して、ちょっと早起きしてひとりで出陣。

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大雨の中午前9時すぎという、ちょっと中途半端な時間帯だったので、カウンター席ではなくテーブル席で食事することができた。


普通盛りのそばに、新元号「令和」のお祝いとのことで、「イチヨシデー」限定で半額の海老天、そして名物のゲソ天、さらに新メニューのそら豆とあさりのかき揚げをトッピングしてもらった。

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これだけ充実してなんと510円。このリーズナブルな価格設定も大変魅力的だ。

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カウンターのショーケースにところ狭しと並べてある天ぷらがとっても気になりながら、注文したそばを味わうことに集中。胃袋の限界が許すなら、このショーケースに並ぶ全ての種類の天ぷらを1種類ずつトッピングして、その美味しさを心ゆくまで味わいたいものだった。


そんな感じで東京にいたらいたらで、結局東京の自分に戻っている。そして日本語しか話していないので、順調にハンガリー語を忘れつつある。

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