ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

カテゴリ: 日本

まず最初に断っておくと、この映画を観たのは本年度のアカデミー賞授賞式が開催された日よりも数日前の2020年2月7日(金)のことである。
とはいえ、日本での公開時には既にカンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを受賞したことは話題になっていたし、有名な賞を受賞した作品だから、というよりも、予告編にメチャクチャ興味をそそられたから映画館に行くことにしたのだった。


全員失業中。日の光も、電波も弱い“半地下住宅”で暮らす貧しいキム一家。大学受験に失敗し続けている長男ギウは、ある理由からエリート大学生の友達に家庭教師の仕事を紹介される。身分を偽り訪れた先は、IT企業を経営するパク社長一家が暮らす“高台の大豪邸”。思いもよらぬ高給の“就職先”を見つけたギウは、続けて美術家庭教師として妹ギジョンを紹介する。徐々に“パラサイト”していくキム一家。しかし、彼らが辿り着く先には、誰にも想像し得ない衝撃の光景が待ち構えていた―。
そもそもこの設定で、面白くならないわけがないネタバレはしない主義なので詳細には触れないけれど、実際文字通り「100%予測不能な展開」で、観終わったあとも数日間その余韻が続いた。いろいろと深く考えさせられた。

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観賞後にネットでさまざまな映画評を読んでいると、あとから、ああ、あのシーンはこういう意味があったのか、なんて新しい発見もあって、また観たくなってきた。そしてDVDやネット動画で公開されたら、気になったシーンを巻き戻したりして、何度も何度も反芻して楽しんでみたい。ストーリー展開や俳優陣の演技力などの素晴らしさだけでなく、「映画」ならではの芸術性にも感動させられた、そんな作品だった。


まだまだハンガリーのお土産はたくさん残っていて、この日はハンガリー南部のワインの名産地ヴィッラーニ(Villány)にある「ゲレ(GERE)」というワイナリーのパーリンカを開栓。

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正確にいうと「テルケイパーリンカ(törkölypálinka)」というワイン醸造後にできたブドウの残りカスを蒸留して製造したパーリンカ。それも、ゲレ(GERE)が誇る「コパル(Kopar)」という高級赤ワインを醸造する時にできたものなのだ。

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お昼ご飯のすき焼きの前に、食前酒として1杯。ワインにしてもパーリンカにしても、ハンガリーのお酒と和食との相性をこうして楽しんでみたりしている。

ブダペストでの生活では海の幸がとても貴重だったので、東京に来てからはその反動ですごい勢いで食べている。この日は友人たちと手巻き寿司パーティーを開催した。
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スーパーでいろんな種類の鮮魚を買ってきて、思い思いに楽しんだ。こんな多くの種類が簡単に手に入るなんて、本当に贅沢。


いつもなら日本酒を合わせるところなのだけど、ハンガリーからお土産に持って帰った辛口のトカイワインで乾杯した。

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「トカイワイン」といえば、「トカイ・アスー」など甘い貴腐ワインの方が有名だけど、このフルミント(Furmint)のような味わい深い辛口ワインもあるのだ。


それにしてもトカイ地方で作られたワインと、海の幸。この2つを合わせる習慣はないし、そもそも全然違う場所にいたはずなのに、どうしてこんなにも相性が良いのだろうと思うとなんだか感慨深い。

約1年前のボスニア・ヘルツェゴヴィナ旅行で訪れたレストランについて、最近になってやっと「本宮じゅんの欧州美食探訪記」の方に書いた。やっと。



で、書いている途中、そういえばデルベンタ(Derventa)という街のドロゲリー・マルクト(dm)でノベルティにエコバッグをもらったことを思い出した。探してみたら、エコバッグをまとめていた引き出しにちゃんと入っていた。未開封のままで。

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中を開けてみたら、こんな感じだった。

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Twitter仲間のみーちょさんによると、これは「ボスニア製品を買おう!」というキャンペーンで、一定金額以上ボスニア製品を購入するとプレゼントされるものだったとのこと。確かにあの時、ボスニア製のコスメなどをいろいろとお土産に買っていた。てっきり購入金額に応じてプレゼントされたのだと思い込んでいたのだけど、国産品購入推進にも貢献していたわけか。


美しい花が描かれたデザインがこれからの季節にピッタリな気がしたので、 そろそろ使ってみることにした。日本のどこかで、この言葉が読める人に出逢えたりするかもしれないね。

初めて出逢ったのはいつ頃だったろう?
まだ小学生の頃だったような気もするし、もっと前だったかもしれない。たぶん横浜の祖母の家でおやつに食べたのが最初だったのかもしれない。

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「シベリア」、その名の由来は諸説あるというが、ロシアのシベリアが発祥ではないというのは確かだそうだ。
それでもこのカステラに小豆餡の羊羹が挟まった甘い焼き菓子に、遠いシベリアの大地を思いながら食べるのだった。行ったことないけど。

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