4番のトラムでブダペスト西駅の方に向かっていたら、オクトゴン(Oktogon)に巨大な赤い物体を発見。
びっくりして、とっさにトラムを降りて近づいてみたところ、それは気球だった。
「FLAGA GÁZ」というガスの会社のデモンストレーションのようだった。
そして、この時初めてオクトゴン(Oktogon)が位置するアンドラーシ通り(Andrássy út)全体が歩行者天国になっていて、何やらイベントが開催されていることに気づいた。
スタッフとおぼしき女性に聞いてみたところ、毎年9月16〜22日の「ヨーロッパモビリティウィーク(EURÓPAI MOBILITÁSI HÉT)」の一環のイベントとのこと。後で調べて知ったのだが、これは欧州委員会が推奨している交通政策推進プロジェクトで、ハンガリーのみならず、ヨーロッパの国々でこの日程で開催されているようだ。そしてこの取り組みの内容は、日本はでも一般社団法人カーフリーデージャパンにより紹介されている。
確かに、環境に配慮した最新型のバスやトロリーバスなどが展示されていた。
一方で、旧型の車両も展示されているのは、進化の過程を体感させるためかもしれない。
その他にも自転車や子供用の遊具など、様々な乗り物を体験できるスペースもあった。
Opera(オペラ)の前も野外劇で賑わい、その向こうでは「ストリートフードショー」のブースが軒を連ねていた。
こんな大規模なイベント、予め知っていたらもう少し早い時間から行ってたのに、完全にノーマークだった。食事の時間だったら食べ歩きしたかったなぁ。
元々の予定の時間が近づいてきていたので、オクトゴン(Oktogon)に戻ると、大きな赤い気球は跡形もなく消えていた。
撤収作業を目にして、空に飛び立つこともなく、そのまま片付けられたのだと察した。
外はすっかり秋のにおい。ますます涼しくなるどころか、肌寒くなりそうな空気だ。
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