この日のお昼はベランダでバーベキュー、ということで食料庫からアイヴァル(Ajvar)を取り出そうとしたら、ハンガリー土産ナスのクリームペースト(Padlizsánkrém)を発見した。

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3年間のブダペスト生活を終えて東京に戻ってきたのは、2019年の8月。最後にハンガリーを訪れたのは、2019年の12月。どちらの訪問時で購入したものかは憶えていない。たしか、どこかのレストランで出てきた時にとっても美味しかったから、スーパーかビオ・ピアツ(BIO PIAC)でさっそく購入したものなのだけど、いずれにしても、そろそろ賞味期限がヤバかったので開栓。

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お肉に合わせて食べようと思っていたのだけど、予想していたよりもナスの濃厚な旨みがぎゅっとつまっていて、オリーブオイルの上品な風味とともに、それだけで充分美味しくいただけた。バゲットなどパンに付けても良さそうだ。

ブダペストに住んでいた頃からずっと、ハンガリー語で「ナス」を意味する"padlizsán"(パドリジャーン)を上手に発音できなくてなかなか苦労していたのだけど、ふと気づくと、まだ"l"の発音に課題がありながらも、前よりはすんなり言えるようになってきていた。いつそれがまた役に立つ日が来るかどうかはわからないけれど、もう不安はない。

ちなみに食料庫から取り出したアイヴァル(Ajvar)は、なんとすでに賞味期限が切れていた。パッケージから推察するに、セルビアではなく、クロアチアのザグレブで購入したもののようだ。今回結局出番がなかったのだけど、そろそろ開栓して食べ切らないと。
本当に、胃袋がいくつあっても足りない。 


追記:セルビアのお土産アイヴァル(Ajvar)の方はというと、かろうじてまだ賞味期限以内のようだった。