先日プロフを作って食べてキッチンで後片付けをしている時に、重なったフライパンの下の方にそれを見つけた。直径約32cmほどのパエリヤ鍋を。そうだった、ブダペストから持って帰ったのだった。



それにしても表記として、「パエリア」「パエリヤ」どちらで書けばいいのか。「本宮じゅんの欧州美食探訪記」の方では「パエリヤ」と書いていた。



どちらにすべきなのか私の中ではまだ決着がついていないのだけど、さしあたり今回は「パエリヤ」と書くことにする。

というわけで、この日のランチはパエリヤ。実はプロフを作った際、長粒種のお米が手に入らず、結局コシヒカリで作っていた。まあそれはそれで美味しくできたのだけど、せっかくだから少しでも本場の仕上がりに近づけたいと思った。しかしながら、残念ながらいつものスーパーで見つけることができず、落胆しかけたところ、パエリヤに使用するのはジャポニカ米など短粒種だということが判明し、今回は遠慮なくコシヒカリを使用。

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シーフードミックスを使用せず、エビ、あさり、タコをそれぞれ調達して、じっくりと炊き上げて。仕上げには、ベランダで栽培しているイタリアンパセリをトッピング。

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イタリアンパセリは3月から育て始めていて、猛暑の8月にはちょっとだけぐったりしていたのだけど、9月になってからまたぐんぐんと成長している。半年近くもこうして新鮮な葉を好きなだけ使えるなんて、とってもありがたい。

たっぷりレモンを絞って、いただいた。魚介の旨味を堪能しつつ、辛口のスパークリングワインもどんどん進んでしまったのだった。