いよいよ今回のセルビア北部旅行の最終目的地、スボティツァ(Subotica)シナゴーグに到着。約2年前に初めて訪れた際はまだリニューアル工事中だったのだけど、それも2018年に完了したと聞いて、なんとしても再訪したかったのだ。

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フェンスの外から写真を撮ったところ、フェンスの一部がハート形になっているのに気づいた。それにしても、さすが中央ヨーロッパ第2の規模を誇るという堂々たる存在感だった(※ちなみに第1の規模を誇るのはブダペストのドハーニ通りのシナゴーグ)。


ぐるっとまわって、こちらが入口。

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中に入って、若い男性のスタッフに入館料の250ディナールを支払った。試しにハンガリー語で話しかけてみたら、(当然といえば当然だけど)ビックリされて、彼自身ハンガリー人だと教えてくれた。そして、このシナゴーグについて親切にいろいろと説明してくれた。ところで、この街も約100年前まではハンガリー領に属していて、ハンガリー語での名前を「サバドカ(Szabadka)」という。なのでハンガリー語での会話では「スボティツァ」ではなく「サバドカ」の方を使うわけで、この頃にはそういうのにも慣れてきた。


内部に入った瞬間、その美しさに息をのんだ。

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1902年頃ハンガリー人建築家によって建設されたこの建物は、シナゴーグの中でもとても珍しいハンガリー・セセッション様式で、とてもかわいらしい内装だった。

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合計で1600名ものキャパシティがあるという。ステンドグラスをはじめ、随所にクジャクがモチーフとなった装飾もとても印象的だった。

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階段を上がって桟敷席からも見学できた。

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ドームの内側にはヘブライ語ハンガリー語の2言語で文章が記載されていた。

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もう、とにかく目に見えるものすべてが美しすぎて、いつまでもここで過ごしていたいくらいだった。


今でこそこんなに素晴らしい姿で出迎えてくれたわけなのだが、かつての第二次世界大戦で教徒が激減。1980年代には劇場として使われていた時期もあったという。しかしながらシナゴーグとしては、1990年代には世界でも有数の廃墟化が深刻なシナゴーグとなるほどにさびれてしまっていたのだという。それが、2014年にハンガリー政府の援助もあってリニューアル工事が開始され、少し前まで廃墟化していたとはとても思えないほどに美しくよみがえったのだった。


名残惜しさを胸に、ブダペスト行きの列車に乗るべく鉄道駅へと急いだ。あ、その前にお土産も買わないと。