ベネ(Бене)を後にして、いよいよザカルパッチャ州第5の都市ベレホヴェ(Берегове)へ。街に差し掛かる前に大きな美しい建物が見えたので地図で確認したところ、それは「シャトー・チザイ(Chateau Chizay)」というワイナリー直営のレストラン「チザイ・マラ・ホラ(Мала Гора)」だった。

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ウジホロド城(Ужгородський замок)で試飲したワインが美味しかったことを思い出し、中に入ってみることにした。

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お昼の時間にはちょっと早かったからなのか、先客が帰ってからはほぼ貸し切り状態だった。

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ゴージャスながらもとても洗練された内装で、メニューの価格帯を見てもこの辺りでは高級店の部類に属していることが伺えた。英語メニューもあったので、私たちのような外国人旅行客も訪れるのだろう。


車の運転は友人に委ね(最初からだったけど)、まずは白ワイン

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ちなみに後ろに写っている緑のボトルは友人が飲んだミネラルウォーターである。スタッフによると、ベレホヴェの街の反対側にワイナリー兼ショップがあるとのことだったので、お土産はそこで買うことにして私は次の赤ワインへ。

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そう、窓の外にはぶどう畑が広がっていた。店名の「マラ・ホラ(Мала Гора)」とは「小さな山」のこと。この小さな山全体が広大なぶどう畑となっているのだ。

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ちなみにレストランの敷地の一部には、ハンガリー征服定住の記念碑(Honfoglalási emlékmű)が設置されていた。

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記念碑を取り囲むように設置されている7本の木の塔は、ハンガリー征服定住の際にアールパードとともにやってきた7部族の首長がモチーフとなっていた。


そして記念碑にはハンガリー語とウクライナ語が刻まれていた。

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この「小さな山」で1890年の4月、ハンガリー制服定住の時代の騎手の墓が発掘され、そこからハンガリー国立博物館が所蔵しているユニークなベレホヴェ(Берегове)の帽子が見つかった、と書いてあった。そして記念碑は2016年に設置されたそうだ。ということは、ブダペストでその帽子が見れるということか。


車に戻るとハンガリー系とおぼしき男性従業員がいたので、思い切って話しかけてみたらやはりそうだった。そして彼の話によると、どことなくこのワイナリーのオーナーはハンガリー系なのでないかという予感も的中していた。一度アメリカに渡ってウクライナに戻り、ワイナリーをオープンしたそうだ。そのルーツにもかなり興味をおぼえつつ、ベレホヴェ(Берегове)の中心地へと向かった。