2016年11月に初めて訪れた、ハンガリー南部のカロチャ (Kalocsa)。あの頃の私はハンガリーという国がどういう国かよくわかっておらず(※今だって完全に理解しているわけではないのだけど)、実際に行ってみて、11月に行ってはいけないということを深く痛感したのだった。思いっきりオフシーズン


しかしながら、いまや季節は5月。春を通り越して初夏。というわけで、約2年半ぶりに訪れて、今度こそその魅力を感じてくることにした。ブダペストから車を飛ばして、まずは「パプリカの家(Paprika Ház)」に到着。

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こちらの施設はハンガリーでも著名なパプリカ粉メーカー「Kalocsai Fűszerpaprika Zrt.」が運営している。入口に「事前予約が必要」みたいなことが書いてあって一瞬焦ったのだが、中にいた女性がすぐに門までやってきてくれて「私たちがいる間はいつでも入っていいのよ」と招き入れてくれた。そこで入場券を購入して敷地内へ。

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ちなみに女性たちはちょうど外のお土産物コーナーの店じまいをしているところだったので、中に入る前に先にお土産を購入することにした。
パプリカ粉やパプリカクリームチューブはもちろん、

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なんとパプリカのパーリンカ(pálinka)も。

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とっても気になったので、迷わず購入した。どんな味なんだろう。


お庭ではパプリカ粉製造に使われる機械たちがお出迎え。

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前にハンガリー南部のセゲド(Szeged)「ピック サラミとセゲドパプリカの博物館(Pick Szalámi és Szegedi Paprika Múzeum)」を訪れた際に、だいたいの製造工程は理解していたので、この機械はこの工程に使うんだろうなぁなんて想像したりしながら見学した。


建物の中に入ると、地上階にはカロチャのもうひとつの主要名産品でもある刺繍の展示

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精巧かつ緻密な模様がとても美しかった。


その他、パプリカ粉製造および製造工程の歴史や、

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ヴァリエーション豊かなパプリカ粉製品に関しての展示も。

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その展示品のひとつひとつに、生産者さんたちの愛情が込められているのを感じた。


しっかりと見学したあとは、次の目的地へ。天気も上々で、絶好の観光日和だ。