ブダペストで生活していて、自宅であれこれ工夫して作ったりしていることもあって、それほど日本食に飢えているわけではないのだけど、滞在中に「サザエさんあんぱん」を食べてから、無性にあんこの味が恋しくなってしまった。ちょうどこの日は四谷で用事があり、「東京三大たい焼き」のひとつともいわれる名店「たい焼き わかば」を思い出した。


お店の前に着いたら、予想以上の大行列。15分ほど待ってやっと買うことができた。
 
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店頭には「職人さん募集」と掲示されていて、ちょっと心が動いたのだけど、どうやら年齢制限があって私は対象外だった。


家族分をお持ち帰りして、その翌日に軽く温めていただいた。

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頭から尻尾までしっかりあんこが入っていて、そのあんこも甘すぎず絶妙な味わいで、ひと口目から満足感にあふれながら、その美味しさを堪能した。至福。


ちなみに添え付けのリーフレットには、「殿方は頭から、ご婦人は尻尾から、召し上がっておられます」と書いてあった。「殿方」ではないのだけど、私は頭からいただいた。実際、「ご婦人」であるかどうかも不確かなのだから問題ない、ということで。