<前編>はこちら


サモボル城(Stari grad Samobor)
は内部はまるで迷路のような構造になっていて、ひとりで歩いていても全くもって飽きなかった。

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洞窟っぽくなっている箇所も数箇所あり、おそらく何かの部屋として使われていたものだと思われた。

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ちょっと怖かった。


ところで、肝心なのは帰り道である。行きに通った山登りルートのあの急勾配を戻る体力は残っていても、自信の方がほとんど残っていなかった。そういえば、到着した際に犬の散歩をしている人々を見かけたのを思い出し、古城の向こうの道を行くことにした。ここからの道はGoogleマップには載っていない。が、それと連携しているはずのポケモンGOの方には掲載されていて、先の方まで見ることはできなかったのだけど、方向的には中心地に戻れそうだった。ここで突然分岐点が訪れ、選択を迫られる。上の少し幅広めの道か、下の少し狭めの道か。

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ほぼ直感で、下の道を行くことにした。そうすれば少しでも麓の方を見ることができるかと思ったのだ。実際正解だった。すぐに麓の川沿いの道が見えた。いざとなったら斜面をそのまま降りればいい・・・というわけにはいかないだろうけれど、行きよりもずっとなだらかな道をゆっくりと、ゆっくりと下り、途中犬の散歩中の人とすれ違ったりして、15分ほどで下に続く道へと繋がった。

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というわけで、もしこのサモボル城(Stari grad Samobor)を訪れたい方がいらっしゃったら、この川沿いの道のこのベンチの手前の階段を登り、右へとなだらかな斜面を登って行くことをオススメする。

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ポケストップもあるので、ポケモンGOをプレイしている方はそれを目印に、プレイしていない方はGoogleマップでこちらのスポットを検索して行くと便利。

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じゃあ、そもそもここまでどうやってたどり着けばいいのか?というご質問にはこの記事の最後でお答えするとして、そのまま中心地へと向かう。


振り返ると、向こうにうっすらと先ほどいた古城。

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逆に古城へと向かう方は、この景色が見えればもう少しで先ほどの階段だ。


ところで、しばらく歩いていると不思議な佇まいのを見つけた。

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小さな洞窟の中に、マリア像が置かれた祭壇がある。

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ポケストップにはただ"Holy Cave"とあり、Googleマップには"Špilja Gospe Lurdske"。さらに調べようとしていたら、ちょうどやってきた夫婦が英語で「ルルド!」と教えてくれた。どうやら南フランスのルルド(Lourdes)に聖母マリアが出現したという、いわゆる「ルルドの奇跡」にちなんで設置された祭壇のようだった。

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少し前にボスニア・ヘルツェゴヴィナで訪れたメジュゴリエ(Međugorje)を思い出した。


そのままさらに進むと、サモボル博物館(Samoborski muzej)の建物に到着。


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そして、ほどなく行きに見かけた古い橋にたどり着いた。

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というわけで、サモボル城(Stari grad Samobor)への行き方としては、この橋(※写真は逆方向)を渡って川の向こうに行き、そのまま右へと進み、サモボル博物館(Samoborski muzej)ルルドの洞窟を左手に見ながらそのまま道なりに進み、例のベンチの手前の階段を登るルートをオススメする。もちろん体力に自信があるならば、私が選択した山登りルートも悪くないだろう。


この時点での歩数はなんと約8,800歩。もう1店の名店でクレムシュニタ(Kremšnita)を食べるという口実が、充分すぎるほどにできた。


続く!