サモボル城(Stari grad Samobor)という大好きな古城を見付けて、ますますテンション急上昇の私。Googleマップに従って歩くと、こうして上の方にちらちらとその姿が見えた。

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まずは山の麓の聖ミカエル教会(Sveti Mihaj)まで歩く。この後ろに古城までの順路があるようだ。

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え? まさか、これが順路??

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スニーカーで来ていたとはいえ、いきなりの山道にひるんだ。しかも写真では伝わりにくいけれど、かなりの勾配。手を使ってよじ登る箇所もあった。お年を召した方には絶対にオススメできない。


まもなく分岐点に。左の白い看板が何を示しているのか全くわからなかったけれど、右側の木の標識には亀さんのイラスト。亀さんだから、ゆっくりゆっくり進むルートなのかな、と思った私は間違っていた。

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実際は、↑の写真からも推察できるくらいの急勾配。むしろ亀さんじゃ登れないんじゃないかってくらいのハードモード。本当にこのルートで間違っていないのか、若干不安になりながらもよじ登っていくと、

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無事に古城に近づいてきた。このあたりは少しだけ道幅も広くなってきて、犬の散歩をしている人々ともすれ違った。この向こうにも道があるようだ。


息を切らしながら、そのまま入口へと急ぐ。

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入口の脇の看板には、この建物に関しての概要が記載されていた。ちなみにこのブログでは「サモボル城」と書いているが、クロアチア語の"Stari grad"を直訳すると「旧市街」。1268年この地にボヘミア王オタカル2世(Otakar II)が街を創設し、その後数々の王家や貴族が居を構えることにより発展していったという。元々のお城は大きな塔を持つロマネスク・ゴシック様式で、17世紀から18世紀の初めにかけては後期ゴシックおよびバロック様式を取り入れるようになったとのこと。


構内はチケットセンターがあるどころか完全無人で、しかも中にいるのは私だけ。というわけで、その古い城跡をその空気を、すっかり独り占めしながら満喫した。

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あまりの解放感に、疲れもあっという間に吹っ飛んだ。

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窓(?)の間から、先ほどまでいた中心地が見えた。

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1902年頃には既に廃墟となったこの古城は、あのジャッキー・チェンの映画「サンダーアーム/龍兄虎弟」(英語名:The Armour of God)のロケ地にもなっている。って、あの山道を大勢のスタッフが登ったのかと想像すると、それだけで結構大変だったに違いない。


青空の下、数百年もの歴史を感じながら、ゆったりとしたひと時を過ごした。

<後編>に続く!