ドナウ川にかかるマルギット橋(Margit híd)のブダ側のほど近く。「バラの丘」という意味の丘、ロージャドンブ(Rózsadomb)「グル=ババの霊廟とバラ園(Gül Baba Türbe és rózsákert)」が去年リニューアルオープンしたと聞いていた。


グル=ババとは16世紀半ば、オスマン帝国がハンガリーに侵攻した際に突然死去したというトルコの軍人だ。霊廟の中には彼の遺骨が眠っている。 


ちょうど近くを通ったので寄ってみようかと、Googleマップを頼りに向かおうとしたところ、

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早くも急な坂にたどり着いた。ブダペストに住み始めてもうすぐ3年になるが、こんなに急なのはなかなか遭遇したことがなかった。登るだけで足腰が鍛えられそうなその勾配を進むと、

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左手に入口らしい階段が見えた。ちなみに、最初はよくわからず通り過ぎてしまった。さらにちなみに、正面入口はこちらではないというのとを後から知った。


階段を登ると、予想よりも広大な施設にたどり着いた。

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そして、グル=ババの銅像もお出迎え。ところで「グル=ババ」というのは本名というわけではなく、トルコ語で「バラの父」という意味の通称らしい。「ロージャドンブ(Rózsadomb)」という丘の名も、彼がこの地にバラの花を植えたことに由来するとか。

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この建物が彼の遺骨が安置されている霊廟だ。

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小高い丘に位置していることもあり、見晴らしもとても美しかった。遠くには、ドナウ川の対岸のペシュト側が見える。国会議事堂もくっきりだ。

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また、近隣で大きな集合住宅を建設しているのも見えた。

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施設内の地下階はミュージアムや、

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お土産やグッズを売るショップがあった。

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普段あまり意識することはなかったのだけど、ハンガリーで暮らしていると、確かにかつてのオスマン帝国支配下時代の名残を随所に感じることができる。もう少し、このあたりの歴史についても勉強したいと思った。