ボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエヴォ(Sarajevo)で迎えた朝。前日の経験をもとに「アザーン」で自動的に目覚められるとすっかり思い込んでいたところ、盛大に寝坊した。ホテルの窓の防音効果なのか、「アザーン」が全く聞こえてこなかったし、油断してアラームセットし忘れていたのだった。隣室の友人たちに急いで連絡を取り、朝食の時間をずらしてもらった。


ホテルは、サラエヴォ事件の現場となった場所の近く。窓からはラテン橋(Latinska ćuprija)もくっきり見えた。
 
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朝食を済ませて、旧市街を散歩。まずはラテン橋を渡ってサラエヴォ事件の現場へ。1914年6月28日にオーストリア大公フランツ・フェルディナントとその妻ゾフィーが青年プリンツィプによって狙撃され、第一次世界大戦のきっかけとなった、まさにその現場である。

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そのすぐ近く、博物館のある建物の外壁にはささやかながら2ヶ国語での記念碑が設置されていた。

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実際この記念碑に気づかないと、そんな歴史的現場にいることに気づかないだろうと思われるほど、何ごともない日常がそこにあった。


そのまま旧市街バシュチャルシヤ(Baščaršija)を歩く。

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街のシンボル的存在でもある水飲み場「セビリ(Sebilj)」のある広場や、

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「ガジ・フスレヴ=ベグ・バザール(Gazi Husrev-begov bezistan)」という商業施設の中を歩きながら、

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また、その近くの古いセルビア正教会の建物を見ながら、ヨーロッパ文化とイスラム文化が融合したエキゾチックな空気を肌で感じた。

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バルカン文化事情に詳しい友人が絶賛していたブレク(burek)のお店"Pite Ispod Saca"でひと休み。朝食でも昼食でもなく、午前のおやつ気分で注文したら、結構大きめサイズで提供された。

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お肉のブレク、もうめちゃくちゃ美味しくて、それだけでこの街に来た意味を感じてしまったくらいだった。そのうち「本宮じゅんの欧州美食探訪記」でも紹介したいと思う(※時期はまだ未定)。


どんより雲に覆われた空の下、雨も降ったりでお天気としては微妙な感じだったけれど、絶品のブレクですっかり気分も上々。まだまだ市内の観光は続く。そして。


<中編>に続く!