<前編>はこちら

モスタル(Mostar)の旧市街を歩き、しばらくして「戦争とジェノサイド犠牲者の博物館 1992-1995(Museum Of War And Genocide Victims 1992-1995)」という衝撃的な名前の博物館を見つけた。

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入場料を払って中に入ると、ボスニア内戦時に犠牲になった人々の書簡や当時の所持品、遺留品などが展示されていて、英語の説明書きもあり、これがとてもわかりやすいだけに予想通り、いやそれ以上に衝撃的な内容だった。少し前に訪れたブダペストの「恐怖の館(Terror Háza)」を思い出した。

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こちらは来館者がポストイットにメッセージを書いて壁に貼れるスペース。各国語で平和を願うメッセージが綴られていた。

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犠牲になった人々のことを思い、胸が締め付けられながら外へ。内戦の記憶を風化させないためにも、モスタルを訪れる人には来館を強く勧めようと思った。


引き続き、2月下旬でも暖かい空気の中をテクテクと歩く。

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それにしても街中にも、かつての内戦の爪痕を感じさせるような、破壊された建物をよく見かけた。

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外壁に銃痕が残っている建物もちらほらあった。

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でも、再建された「スターリ・モスト(Stari Most)」をモチーフにしたこちらの壁画を見つけて、ちょっとだけ和んだ。

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橋の左右が迷路になっていて、3つ目の絵で左右から来たそれぞれの赤い点が橋の中央で出会う、というストーリーのようだった。先ほどの博物館で見た橋のVTR(かつての様子から破壊、再建にいたるまで)を思い出した。


どうして多くの人々の命が犠牲にならなければならなかったのか、無学な自分の頭ではまったく理解することができず、重い心のまま車へと戻った。


<番外編>に続く。