前の職場で、定時過ぎてからうっかり「これから美容院(びよういん)に行ってきます」と言ってしまったところ、「病院(びょういん)に行ってきます」と伝わってしまったことがあり、「通院しているんですか?」と無駄な心配をかけてしまって以来、美容院に行くことをいちいち人に言わないことにしている。


それでも髪質のせいなのだろうか? セミロングでパーマをかけている私の髪は日によって状態がバラバラで、「昨日美容院行きました?」と質問されることが多々ある。
ウエーブが強く出る日もあれば、ストレートパーマをかけたように真っ直ぐになる日もある。寝グセでうまくニュアンスを出せる日もあれば、寝グセにしかならない日もある。また、ウエーブが出る度合いによって長く見える日あれば、短く見える日もある。
だから、そう質問される時はだいたい行っていない時だ。質問されるたびに、質問させてしまったことを申し訳なく思ったりする。


話はそれたが、3月にブダペストから戻ってきてすぐ美容院に行ったら、いつもお願いしている美容師さんが退職することになってしまっていた。その後もそのまま同じ美容院で他の美容師さんにお願いしても良いのだが、引越したためにその美容院からも遠くなってしまった。休日にわざわざ通うのも大変なので、近場で別のところを探した方が良さそうである。


髪が伸びてきて、だんだん扱いにくくなってきている。それにしても新しく美容院を探すのって本当にエネルギーが要る。
だって、街にはコンビニの数より多くあふれていると言われている美容院の中から、たったひとつに決めるなんてなかなか難しいのだもの。
うん、結局いつもの美容院に行ってしまうことになるかもしれない。
でも、そうこうしているうちにまたブダペストの生活も始まる。そうしたら、ブダペストでも美容院を探さなければならない。まあ、その前にハンガリー語をそれなりに習得する必要があるのだけど。


結論は、先延ばしだ。


※写真と本文は、今回も無関係である。