ボケーっとテレビを観ていたら、ニュースでハンガリー南東部のベーケーシュチャバ(Békéscsaba)という街でソーセージ祭りが開催されていることを知った。ルーマニアとの国境も近いこの街は、ソーセージ(ハンガリー語では「コルバース kolbász」)が名産だ。
というわけで、友人を誘って最終日に車で3時間近くかけて「チャバイ・コルバースフェスティヴァール(Csabai Kolbászfesztivál)」の会場に到着。

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入口でチケットを購入し、リストバンドを付けてもらっていざ会場内へ。屋外にはほかのハンガリーのお祭りと同様、民芸品や食品などの屋台が並んでいた。


そして、プログラムの中でも気になっていた豚の解体(disznóvágás)のデモンストレーションを見学。さすがに食肉にする直前の段階から始まり、職人たちの洗練された手さばきが見事だった。途中、自家製のサラミが観客全員にふるまわれた。

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これが今まで食べたことのない美味しさ! 辛パプリカの風味がしっかり効いていた。


続いて、自家製パーリンカも。作業においてこのアルコール度数の高い蒸留酒はとても重要な役割を果たすのだそうだ。

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「豚の爪に注いで飲むと美味しい」とのこと。ちょっと癖のある風味が加わったが、パーリンカそのものはきりりと辛くて美味しかった。


見学を終えて、大きなテントの中へ。ここではソーセージ作りのコンテストが開催されていた。

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ステージの陽気な音楽のテンポに合わせて、それぞれのグループがみんな楽しそうに大量のソーセージを作っていた。


ここで近隣のサルヴァシュ(Szarvas)の地ビールの屋台を発見。お祭り限定のリユースカップに注いでもらった。

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このカップ、カラフルなデザインがとってもかわいい。


そして、ランチには名物のソーセージに加え、「ツィガーンカ(cigánka)」という肉団子やトーチュニ(tócsni)などを。

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ツィガーンカは、パプリカソーセージとレバーソーセージの材料で作った肉団子で、この地方の名物料理とのこと。

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中身はぎっしりこんな感じ。ハンガリーに2年ちょっと住んでいながら初めてだった。レバーが苦手な方にはオススメできないが、なかなか食べ応えのある一品だった。
そして、何よりソーセージも絶品! あまりに美味しかったので、別のテントのお店でお土産に買って帰った。


ふと見上げると、テント内にはソーセージを模したデコレーションも。

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外に出ると、ハンガリー名物のキャベツ料理「テルテット・カーポスタ(töltött káposzta)」のコンテスト。

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こちらでもステージの陽気な音楽に合わせて、みんな楽しそうに作っていた。


わざわざここまで足を運んだ甲斐があったとつくづく実感するほど、ハンガリーの地方の食文化について少しでも体験することができて、とても充実した時間となった。来年もまたこの時期に開催されるとのこと。今から楽しみだ。