ポストイナ鍾乳洞、およびヴィヴァリウムを後にして、再び車に乗ってプレッドヤマ城(Predjamaski grad)へ。「プレッド(pred)」は「前」、「ヤマ(jama)」は「洞窟」のことで、その名の通り断崖絶壁の洞窟の前に埋まるようにそびえている。

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お城の下の崖の方も結構深い。どうやら地下洞窟を見学できるとのことだが、体力温存のため今回はパスした。

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城の歴史は800年以上。内部には、自然の洞窟と人の手によって建設された城とが共存したつくりとなった不思議な空間が広がっていた。時代とともに少しずつ増築され、今の状態になったようだ。

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壁や天井がそのまま岩になっている箇所も数多くあった。

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また、かつてこの城に居住していた貴族の日常生活を再現したディスプレイも展示されていた。居室や寝室、キッチンに、チャペルや拷問部屋もあり、中世の世界観がたっぷり。

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それにしても、城からの眺めは最高だった。

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この城には15世紀当時ハプスブルク軍より追われたエラゼム(Erazem)という騎士が住んでいて、攻め込んできた敵軍に迎撃するための武器や兵器も展示されていた。「煮立った油をかける」という方法も使っていたようだ。ただ置いてあるだけの鍋のディスプレイが、とても生々しく見えた。
ハプスブルク軍は城を包囲して兵糧攻めにしようとしていたのだが、エラゼムはなかなか降伏しなかった。というのも、城の裏の洞窟が裏の谷に通じており、そこから難なく食糧を調達できたのだ。まさかそういう構造になっているなんて、想像できないよね。
結局ハプスブルク軍に買収された部下の裏切りにより、トイレに1人でいるところを外から襲撃されて命を落としたエラゼム。城内にはその後も彼の亡霊が生き続けている・・・という伝説もあるようだ。


城の上部から続く洞窟の方にも行けたのだけど、体力温存のためここで断念。

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想像以上に見ごたえがあって、もう少しゆっくりしたかったのだけど、天気模様が怪しくなってきたので引き上げることにした。見そびれてしまった箇所は、次回訪れる際の楽しみとしてとっておこう。