スロヴァキアに入る前に、ハンガリー北東部のヴィジョイ(Vizsoly)という小さな村に立ち寄った。ここには「はちみつ博物館(Mézesmúzeum)」というその名前を聞いただけでワクワクしてしまう博物館があるのだ。

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その存在を知ったのは、去年の11月に訪れたブダペストのヴェレシュマルティ広場(Vörösmarty tér)のクリスマスマーケット、「カラーチョニ・ヴァーシャール(Karácsonyi Vásár)」にて。はちみつやはちみつで作られたキャンドルなどを売っているブースを見つけたところ、「メーゼシュ・ゲルゲー(Mézes Gergő)」というお店だった。そして、本店はヴィジョイという村にあり、博物館も併設していることを知った。そういうわけで、この5ヶ月間、ずっと気になっていたのだ。


念のため前日に電話で予約しておいた。私の拙いハンガリー語でも親切に対応してくれたのが嬉しかった(ちなみにホームページに予約フォームがあったので、そっちを使っても良かったかも)。当日到着すると、オーナーのゲルゲーさん一家とワンちゃんたちが温かく迎えてくれた。


敷地内には巣箱も発見。

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てっきりただのディスプレイかと思い込んでいたら、ちゃんと稼働していた。

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中にはミツバチたちがぎっしり。


ここから巣枠を取り出すとのことなので、網付き帽子が付いた白い防護服を装着。すっかり養蜂家の気分だ。

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ゲルゲーさんが煙で燻しながらミツバチたちをおとなしくさせて、中から巣枠を取り出した。

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ゲルゲーさんは網付き帽子を装着しているものの、半袖のシャツのまま。さすがプロだけあって、ミツバチにすっかり慣れている様子だ。一方で私は長袖の防護服を着ているにも関わらず、いつ刺されてしまうか終始ヒヤヒヤしていた。防護服の網にはチャックが付いていて、巣枠に付いているのを口に運んで味見できた。まだこの時点では蜂蜜にはなっていないのだが、なんとなく風味を感じることができた。


敷地内には宿泊用のアパートメントもあり、そこでは医者によるアピセラビーという蜂の力を生かした治療法も行っているとのことだ。アパートメントも見学させてもらえたが、2015年にできたばかりとあってまだ新しくとても綺麗だった。こういうところで友人たちと泊まって、セラピーを受けたりバーベキューしたりして過ごせたら楽しいだろうな。


博物館内にはショップも併設しており、さまざまな種類のはちみつや、

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ブダペストのクリスマスマーケットでも見かけたはちみつのキャンドルがずらりと並んでいた。

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そして、はちみつとアプリコットでできたパーリンカ(pálinka)という蒸留酒を試飲させてもらったところ、今まで飲んだパーリンカと違って深みのある味わいにすっかり魅せられてしまった。

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なので、1本自分へのお土産に買って帰った。結果、この日の運転は同行した友人に丸投げすることとなった。


ここまで楽しめるなんて予想以上で、スロヴァキアに到達する前に既に充実した時間を過ごすことができた。