ブダペストのブダ側には、「子ども鉄道(Gyeremekvasút)」と呼ばれる国営鉄道に属する路線がある。かつての「ピオネール」の名残りとのことで、10〜14歳の子どもたちが大人の監督のもと、切符売場や検札業務などに実際携わっている。その「子ども鉄道」に2月24日と25日の2日間、レゴ(LEGO)とのコラボ電車が走ると聞きつけた。ちなみにレゴ(LEGO)はハンガリー東部のニーレジハーザ(Nyíregyháza)に工場があり、ブダペスト市内でもいたるところでショップを見かける。ハンガリーの子どもたちにも大人気のようだ。
とうわけで、終始点であるセーチェニ山駅(Szécheny-hegy)まで足を運んできた。


山の上の方はさらに雪が積もっていて、ソリ遊びを楽しんでいる子どもたちも多かった。そして駅に着くと、プラットフォームはすでに小さな子どもたちを連れた家族で大混雑。駅舎にはレゴ関連グッズの販売コーナーやレゴで作られた線路や駅の展示もあって、大賑わいだった。切符を買おうとしたのだけど売場は無人だし、駅員を探そうにもとにかく人が多かったので、どうしたものかとウロウロしていたところ、

FullSizeRender

先頭車両が赤、青、黄色、緑、白とカラフルなレゴのブロック(のようなもの)でできた電車がやってきた。プラットフォームに近づいてきた瞬間から、みんなキャーキャーはしゃいでいた。私も。


本当はちょっと乗ってみたかったのだけど、1両しか連結していないようだったし、ここは子どもたちが優先かなって思って駅を後にした。
でも、ちょっとだけ子どもの頃に戻れたような、ワクワクしたひと時だった。