ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

2021年04月

ブダペストに住んでいるハンガリー語の先生より、はるばる海を越えて、誕生日プレゼントが届いた。

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封を開くとカラフルなカードとともに、彼女が手がけた絵本が入っていた。

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“NÉZZ MADÁRNAK! -A TÓ”(鳥を見渡して! 湖)というタイトルで、“NÉZZ MADÁRNAK! ”(鳥を見渡して!)シリーズの2作目だ。

本業の講師業だって忙しいはずなのに、いつのまにか2冊も出版していて、その溢れるバイタリティに驚嘆するとともに羨ましく、また誇らしくも思う。彼女にはやはりとても敵わない。


封筒に貼ってある切手のチョイスにもがっしり心を掴まれた。

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ハンガリーの国家防衛計画“Zrínyi 2026”(ズリーニ 2026)と、ハンガリー郵便事業150周年記念切手だ。どちらもさまざまなデザインがあって、見ていて飽きなかった。

ちなみに誕生日が1日違いの彼女にも日本からちょっとしたプレゼントを送ったのだけど、きっかり1日違いで届いたとのことだった。コロナ禍といえど、国際郵便事情はだいぶ順調になってきたようだ。

横浜にある祖母の家には、私が20歳になるくらいまでの荷物(と弟と叔父の荷物)が保管されている。



幼稚園時代に描いた絵もそのまま残っていて、当時のことなんか全然覚えていないのに、それでもなんだか感慨深い。



先日見つけたのは6歳の頃のものだったけど、今回なんと4歳の頃の作品を発見したのがこちら。

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童謡の「犬のおまわりさん」をモチーフにしたのかな。大きな顔の子猫ちゃんが泣いていて、その後ろのおまわりさん(犬じゃなくてウサギに見えるけど)が、困った顔をしている。

それにしても色使いも絵の具使いも秀逸すぎて、我ながらその才能に嫉妬してしまっている。どうしてこのまま画才が伸びなかったのだろう??

魂が揺さぶられるようなピアノ演奏を聴いた。


国立駅前に、かつての駅舎を再現した「旧国立駅舎」という建物がある。

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赤い三角屋根のとてもかわいらしい外観で、中に入ると切符売り場や改札、待合室が再現されていて、展示室となっている区画もある。建物の横を通り過ぎようとしたら、中から美しいピアノの旋律が聞こえてきた。どこかで聞いたことのある曲。記憶をたどるとすぐに思い出すことができた、あの曲。

吸い寄せられるように中に入った。私の前には同じく魔法にかかったように入っていく老婦人がいた。老婦人はこの曲を知っているのだろうか。たぶん知らないだろう。だって、その曲はX JAPANの"The Last Song"だったのだから。

The Last Song(CDエクストラ)
X JAPAN
ポリドール
1998-03-18


いや、曲を知っている知らないは関係ないのだ。ただ美しい演奏をもっと近くで聴きたいと思って彼女も中に入っていったに違いない。

待合室に入ると、すでに老若男女問わず多くの聴衆が集まっていて、空間いっぱいに響き渡る美しい旋律に耳を傾けていた。隅に置かれた「プレイ・ピアノ」を演奏していたのは、私と同世代とおぼしき男性だった。男性はプロのミュージシャンなのかもしれない。アマチュアにしては上手すぎるという印象だった。しかも、ただ上手いだけではなかった。それこそ、聴く人の心を、魂を揺さぶるような素晴らしい演奏だった。次の用事があるにもかかわらず、すっかり聞き惚れてしまったのだった。


演奏が終わった瞬間、聴衆から拍手喝采が沸き起こった。男性が次の演奏を始めるまでそれはしばらく続いていた。そろそろ向かわなければと、名残惜しさを背中に感じながらその場を立ち去った。

帰宅してからさっそくX JAPAN『バラード・コレクション(BALLAD COLLECTION)』のCDを取り出した。ひたすら聴きまくりながら、このCDを初めて手に取った頃の日々を思い出したりした。 

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