ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

2020年02月

年末の忘年会でふるまった、旭川nidoさんの自家焙煎豆で淹れたコーヒーが大好評だったので、ゲストに頼まれていた分も含めてまとめ買い。

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箱を開けた瞬間から、コーヒーの香りがふわっと部屋に広がった。
「エチオピア シダモG1 シャキッソ」を2袋と、「コロンビア スプレモ エルアギラ」「グアテマラ アティトラン」「ブラジル イビポラ」「ルワンダ チングワ」を1袋ずつ。ゲストには、前回好評だった「エチオピア」とあともう1種を渡す予定だ。さっそく「ブラジル イビポラ」から開封してみた。酸味・甘味・苦味がほどよいバランスで、朝食の時間がいっそう優雅になった。このペースで飲み続けていると、4月には全部使い切ってしまいそうな勢いだ。

ところで豆は相変わらず、「ポーレックス コーヒーミル」で豆を挽いている。



このミルは、かつてコーヒー好きの知人に「電動ミルだと速いけれど、熱で風味が損なわれるし、1杯分でも挽けるから」なんて強く勧められていたもので、中でも購入の決め手となったのは「持ち運びができるから便利」という言葉だった。その時はキャンプなどアウトドアシーンを想定していたのだけど、結局ハンガリーまで持って行って、また東京に戻ってきた。これからも愛用し続けるつもりだ。

前回松屋で「シュクメルリ鍋定食」を食べてから、どうしてもどうしてもジョージアワインと一緒に味わってみたくて、

 

ついにテイクアウトしてみた。

自宅には、前にウクライナのウジホロド(Ужгород)のホテル近くのミニマーケット「ティサ(ТИСА)」で購入したジョージアワインを保管していた。ブダペストではあまり見かけなかったので、数本購入しておいたのだ。
というわけで、さっそく開栓。

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セミスイートの赤ワインが、ニンニクたっぷり濃厚なチーズクリームソースを絡めたゴロゴロのチキンとの相性が絶妙すぎて、ああ、この時を待っていたのだとしみじみ感慨にふけったのだった。シュクメルリは鉄鍋ではなくテイクアウトの紙カップでも、その美味しさが損なわれていなかったのも嬉しかった。

ジョージアワインはコルクにもジョージア国旗が描かれていて、なんだか可愛らしくて大切に取っておくことにした。
いつか本場でも堪能してみたい。

千駄木の不忍通りを歩いていると、ふとその交差する路地に大きな、というか大きすぎる看板を見つけて、前からずっと気になっていた。

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どう見ても毛沢東の肖像画。あの毛沢東だ。なぜゆえにこの場所にこの看板が!?と不思議に思っていたら、「毛家麺店(マオラーメン)」という中華料理店だった。

先日この近くに用事があったので、その帰りについに寄ってみたところ、

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中にもたくさんの毛沢東。さらに、

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テーブルには若き日の毛沢東のお箸入れが置いてあった。

せっかくなので、名物の坦々麺を注文。

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ゴマの風味が贅沢に効いたスープに、花山椒の爽やかに痺れる刺激を心地よく舌で感じながら、上品な食感細麺とともにいただいた。東京でこんなに美味しい坦々麺を食べたのは、日暮里の「馬賊」以来かもしれない。

ちなみに焼餃子を注文したら、こんがりとそしてどどーんとやってきた。

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皮はパリッパリで、中はジューシー。
麻婆豆腐など、ほかにも気になるメニューがたくさんあるので、近々また訪れてみたいと思う。

この日は久しぶりの仲間たちと西池袋の「アラビアレストラン パルミラ」で再会。その直前まで池袋の東口の方で用事を済ませてから向かったら、静かな路地の一角の2階に看板を発見。

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もう仲間たちのほとんどは到着していると連絡があったので、足早に階段を駆け上がった。

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店内に入ると、想像以上にアラビアンなインテリアだった。

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このお店のシェフはレバノン出身。ひとくちに「アラブ料理」といってもレバノンにアラブ首長国連邦、シリア、モロッコ、エジプト、イラクなど、実に22カ国のそれぞれの国で親しまれている料理より、シェフの自慢料理を楽しめるとのことだ。

ちなみにお店ではアルコール飲料を取り扱っていないので、ソフトドリンクで乾杯。

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どうも私が手にするとハイボールに見えてしまうのだけど、こちらはリンゴジュースだ。

先に到着した仲間たちが次々と料理を注文してくれていた。

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まずは「ファットゥーシュ(Fattush)」というサラダから。お皿の模様も華やかで、まるで現地に旅しているような錯覚をおぼえた。

そして「シシュバラク(Shishbarak)」という牛肉のラビオリのヨーグルトソース煮込みや、

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「ケバブの盛り合わせ」やピタパンなどが次々とやってきた。

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6人いたので、いろいろ味わうことができた。

中でも楽しみだったのは、タジン鍋で提供されるモロッコ料理

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アルコール飲料抜きでも話は盛り上がり、話題は世界の食文化論議にまで及んだ。そして何より、丁寧に作られた料理のひとつひとつをじっくり堪能できたのが嬉しかった。

まず最初に断っておくと、この映画を観たのは本年度のアカデミー賞授賞式が開催された日よりも数日前の2020年2月7日(金)のことである。
とはいえ、日本での公開時には既にカンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを受賞したことは話題になっていたし、有名な賞を受賞した作品だから、というよりも、予告編にメチャクチャ興味をそそられたから映画館に行くことにしたのだった。


全員失業中。日の光も、電波も弱い“半地下住宅”で暮らす貧しいキム一家。大学受験に失敗し続けている長男ギウは、ある理由からエリート大学生の友達に家庭教師の仕事を紹介される。身分を偽り訪れた先は、IT企業を経営するパク社長一家が暮らす“高台の大豪邸”。思いもよらぬ高給の“就職先”を見つけたギウは、続けて美術家庭教師として妹ギジョンを紹介する。徐々に“パラサイト”していくキム一家。しかし、彼らが辿り着く先には、誰にも想像し得ない衝撃の光景が待ち構えていた―。
そもそもこの設定で、面白くならないわけがないネタバレはしない主義なので詳細には触れないけれど、実際文字通り「100%予測不能な展開」で、観終わったあとも数日間その余韻が続いた。いろいろと深く考えさせられた。

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観賞後にネットでさまざまな映画評を読んでいると、あとから、ああ、あのシーンはこういう意味があったのか、なんて新しい発見もあって、また観たくなってきた。そしてDVDやネット動画で公開されたら、気になったシーンを巻き戻したりして、何度も何度も反芻して楽しんでみたい。ストーリー展開や俳優陣の演技力などの素晴らしさだけでなく、「映画」ならではの芸術性にも感動させられた、そんな作品だった。


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