ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

2019年12月

9月末くらいのこと。友人より「近々旭川に行かない?」と提案があった。実は、その友人と共通の友人が旭川にいて、随分前にも「いつか会いに行きたいね」って話していた。「ついでに旭山動物園にも行きたいね」とも話していて、さらに私としては、Twitterを通じて知り合い、ブダペストでも何度かお会いしたnidoさんのお店にも行きたかったのだ。


というわけで、ブダペストから帰ってきたばかりだけど、再び次の旅へ。

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空港に到着すると、友人が車で迎えにきてくれていた。気温はマイナス3度。寒々しいを通り越して、感激するくらいの雪景色だった。

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ちょうどお昼の時間だったので、名物旭川ラーメンを堪能するべく、友人に連れられて「らーめんや 天金」へ。

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欲張りに野菜チャーシューメンを注文した。

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野菜もたっぷりだし、チャーシューもたっぷりで、なかなか食べ応えがあった。醤油ベースの味が口中に広がって、ちょっと風邪気味だった体をしっかり温めてくれた。


一旦ホテルにチェックインして、めざすはnidoさんのお店。なぜか道を行きすぎてしまって、戻っている間に16時台なのに真っ暗になって、北国にいることを実感した。お店に無事に着いて再会できた瞬間はホッとした。

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淹れたてのコーヒーがめちゃくちゃ美味しかった。お土産にコーヒー豆を2種類ほど購入。東京に戻って飲むのがすでに楽しみになった。

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店内はドイツやチェコ、そしてハンガリーの雑貨も盛りだくさん。とてもセンス良くディスプレイされていて、まるでおとぎ話の世界にいるようなワクワクする空間だった。

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そして、夕食のお店を探しに駅前の旭川平和通買物公園へ。

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雪景色の中のイルミネーションがとても綺麗だった。

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クリスマス前だったので、銅像もサンタ仕様。


友人と向かったのはジンギスカン専門店「成吉思汗 大黒屋」。 

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ものすごい人気店とのことで、お店のはす向かいには「待合所」まであったくらいなのだけど、奇跡的に待たずに入店できた。まずはハイボールで乾杯。

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ジンギスカンは最初はお店のスタッフが焼いてくれた。

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柔らかくて上品な味わいのお肉が、最高に美味しかった。


ホテルに戻ったからは、北海道を中心に展開しているコンビニエンスストア「セイコーマート」で購入した「ストロングサワー」で晩酌。

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なんだかあっという間に初日が終わった。

約10日間のブダペスト滞在も、いよいよ最終日。夜の便での出発なので、朝から出かけて最後の用事を済ませたり、人に会ったりしながら過ごした。バッチャーニ広場(Batthyány tér)にいたら、ちょうどドナウ川対岸の国会議事堂の向こうに満月が登っているのが見えた。

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一旦滞在先のアパートメントに戻って、いよいよ空港へ。すっかり慣れ親しんだブラハ・ルイザ広場(Blaha Lujza tér)の景色ともまたお別れだ。

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行きにさんざんな思いをしたので、帰りはタクシーではなく100E番のバスに乗って、ブダペスト・リスト・フェレンツ国際空港に到着。プライオリティ・パス(PRIORITY PASS)が使えるラウンジ「SKY COURT LOUNGE」で最後の時間を過ごした。

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スパークリングワインでひとり乾杯しながら。


ターキッシュ・エアラインズに乗って、またまた飛んでイスタンブール

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数時間のフライトだけど、しっかり機内食が出た。そして、しっかり赤ワイン。


行きと同様「IGA LOUNGE」で休憩。ここでもひとり赤ワイン。

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そして、いよいよ東京(成田)までのフライト。

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2回の機内食ともに最高に美味しかった。


夜出たはずなのに、成田に降り立つとまた夜(しかも翌日)。だけど思っていたより時差ボケはひどくなく、思っていたよりも普通にいつもの生活に戻れた。 なんだか本当にあっという間だった。そしてまた、ドナウのはるかもっと東(=東京)での日々が始まる・・・その前に、このあともう一度旅に出る。

ブダペスト5区フェレンツィエク広場(Ferenciek tere)に堂々とたたずむ瀟洒な建物、パリーシ・ウドヴァル(Párisi Udvar)

地上階にはレゴショップがあって、その前を通ったらショーケースになんとレゴでできたブダペストの市内交通地図があった。

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地図の下には国会議事堂

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英雄広場

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鎖橋マーチャーシュ教会もあった。

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見ているだけで、ワクワクしてきた!

10月と11月に日本でも会ったハンガリー人の友人とついにブダペストでも再会し、



他にも仲間を集って、ブダペスト7区にあるバー「ワトソン・バー(Wattson Bar)」へ。このバーは毎週水曜日と金曜日に「カラオケパーティー」が開催されていて、カラオケ好きな仲間のひとりがテーブルを予約していてくれていたのだ。

「カラオケパーティー」は夜21時にスタート。バーの店内全体がカラオケボックスとなり、お客さん全員の前で歌うというシステムだ。日本でいういわゆる「カラオケスナック」をオシャレにした感じだ。そして、冊子の中から歌う歌を選んで、紙に自分の名とアーティスト名と曲名を記載してDJに渡す。DJに名前を呼ばれたら自分の番だ。

実は、取り扱い曲リストはハンガリー語や英語の曲が中心で日本語の曲はないと事前に聞いていたので、どうせ歌うなら1980年代ハンガリーのポップミュージックにした方がウケると思ってこの曲を練習してきていた。


マーテー・ペーテル(Máté Péter)“Zene nélkül mit érek én?”、直訳すると「音楽なくして私に何の価値があるのだろう?」という曲だ。歌詞はとてもシンプルなのだが、とても心に響く内容なのだ。

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結構練習したので、それなりのクオリティに仕上がったと思い込んでいたのだけど、そんな私は甘かった。先に歌っている人々のレベルが高すぎて、だんだん自信がなくなってきたのだ。特に司会をしているはずのDJが突然歌い出した時なんか、もうプロのステージを聴いている気分になった。

すっかり自信をなくしたので、急遽カラオケ好きの仲間(※写真左)にお願いしてデュエットしてもらうことに。

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ちなみにその隣にいる丸で囲った人物が私である。仲間が一緒に歌ってくれたおかげでとても心強かったし、なんとか歌い切ることができた。こうして友人に撮ってもらった写真を見る限り、なかなかウケていたようだ。
実際歌い終わったあと、見知らぬ男性に「どうして君外国人なのにハンガリー語の歌を歌えるんだ?!」って訊かれたりしたけど、だって、そりゃあチャクチャ練習したもの。


それにしても、歌い切ったあとの達成感と高揚感が半端なく心地良くて、また近々参戦したくなった。いつかになるかはまだわからないけど、もう曲の候補は決まっていたりする。

毎年恒例のことだけど、ブダペスト5区のデアーク・フェレンツ通り(Deák Ferenc utca)、通称「ファッション・ストリート(Fashion Street)」クリスマスイルミネーションの中を歩いてきた。

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たぶんデコレーションそのものは、去年とも一昨年とも同じだと思われる。

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だけどさすがに3ヶ月くらいブダペストを離れていたので、見慣れた景色というよりも、どこか懐かしい空気を感じた。


このビルの外壁のイルミネーションのパターンも変わらず。

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赤、青、緑、紫、黄色などの単色パターンのあとは、それらが組み合わさった複合色パターンが続く。


賑やかな雰囲気は、このままヴェレシュマルティ広場(Vörösmarty tér)へと繋がっていた。

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