ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

2019年12月

気づくと2019年も最終日。というわけで、大晦日は最後の忘年会を開催した。いろいろと仕込んでいる途中、ふと思い出してハンガリービールウクライナビールをストック棚から取り出して、冷蔵庫に冷やした。

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途中、「味見」と称して半缶くらい飲んでしまったりした。


ハンガリー・パンノンハルマの修道院産赤ワインも用意。

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なんて、用意している間に飲み始めてしまった。そうこうしているうちにホウレンソウのキッシュが焼き上がった。

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キッシュの土台に使ったパイ生地のあまりで、パルミエを作成。

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形は源氏パイっぽくできなかったけど、味も食感もそのまま。サクサクあっという間に食べ切ってしまい、ゲストが集合するまでに消滅してしまった。


メインはすき焼き。先程のハンガリー&ウクライナビールに加え、いただきものの「霧島高原ビール」も開栓した。

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鹿児島県霧島市の鹿児島空港には「バレル・バレー プラハ&GEN」という麹とチェコのテーマパークが隣接していて、チェコ産ホップ&チェコ職人によるビールが生産販売されているそうだ。ブダペスト滞在中は結局チェコには行けなかったけど、いつか本場もしくは霧島でビールを飲んでみたいと思った。




友人のひとりがお誕生日だったので、バースデーケーキも仕込んだ。

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スポンジ生地から作るのもだし、ブダペストでの生活を始める前に日本に残してきた製菓器具を取り出したのも、しばらくぶりのことだった。最初ハンドミキサーに頼るつもりだったのだが、やはり生地の状態を都度確かめるには泡立て器、なんてこだわったりなんかしているうちに、出来上がった頃にはすでに腕がパンパン。でも完成した時の達成感も喜んでもらえた時の感激も最高で、2020年になったらまたいろいろ作ってみることを決意した。


デザートのお供に、旭川nidoさんのお店で買ってきたエチオピアの豆でコーヒーを淹れた。

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これがゲストに大人気。美味しく1年を締めくくることができた。近々ウェブショップで追加購入しないと。




2019年もありがとうございました。
2020年も素敵な1年となりますように。

クリスマスだからといって特に予定もなかったので、国立新美術館で「ブダペスト展」を鑑賞しようと思ったのだけど。

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乃木坂駅の改札を出る前に、休館日だということを知った。

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おかしい。休館日は火曜日のはずだ。どういうわけなのだろうと公式ホームページを見たところ、「12月24日〜1月7日まで休館中」のことだった。年末年始はお休みだった。それにしても前日からだったのか。事前にそこまでちゃんと調べておくべきだった。


というわけで、気を取り直して進路を変更し、上野の国立西洋美術館で開催されている「ハプスブルク展」の方へ。

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ブダペストで生活していた頃はなにかと毎日忙殺されていて、ウィーンにしてもブダペストにしてもゆっくりと美術館巡りをする余裕なんて全然なかったので、こうして東京にいながら素晴らしい芸術作品の数々に触れられたことが、とても嬉しく、そしてありがたかった。

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帰宅してからも余韻に浸りたかったので、図録も購入。マリー・アントワネットのコースターがおまけに付いてきた。


お腹が空いたので、そのあとは「蓬莱閣」へ。

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ハイボールを片手に、麻婆豆腐餃子などを堪能した。この麻婆豆腐が予想よりもピリリと美味しくて、最後の一滴まで完食

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大振りの餃子も相変わらずの美味しさ。


そんなこんなで、全然クリスマスらしいことをしないまま、1日が終わってしまったのだった。



旭山動物園を見学したあとは、夕食は現地在住の友人に連れられて、旭川の人気店「回転寿し トリトン」へ。

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なんと1時間待ちという人気ぶり。4人で(というか主に私が)話していたら、あっという間だった。店内に入るとめちゃくちゃ賑わっていて、みんな楽しそうにお寿司を食べていた。

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注文して、その人気の理由がわかった気がした。どれもとにかくネタが大きくて、とっても新鮮だった。

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北の大地で作られた絶品のお寿司。本当に、こんなに美味しいお寿司はなかなか出逢えないと思った。お腹も心も大満足。


翌日は最終日。朝からなんとマイナス12℃で、ホテルの外に出るのにものすごい勇気が必要だった。

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駅からバスに乗って空港へ。

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この雪景色も見納めとなると思うと、だんだん寂しくなってきた。


搭乗の時間よりだいぶ早めに着いたので、20世紀の初めに北海道スキー発祥に貢献したというオーストリアの軍人、「レルヒ中佐顕彰像」を拝んできた。

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空港の駐車場でひときわ存在感を放っていた。


旭川空港内には、フードコート「そらいち」が 2019年9月にオープンしたばかり。

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とっても洗練された空間で、空港内だということを忘れそうだった。

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出発前に旭川ラーメンの名店「梅光軒」へ。

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醤油ベースのスープちぢれ麺の組み合わせがもう絶品で感激した。


旭川ラーメンの美味しさをしっかり堪能したところで、いろいろ名残惜しいけど、現実に戻るべく東京へ。

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旭川で大切な友人たちとともに楽しい時間を過ごせたことは私にとって、2019年最後から3番目くらいの素晴らしい思い出となった。

<前編>はこちら。



引き続き、念願の旭山動物園見学の記録である。


その後もオオワシに会ったり、

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エゾタヌキに会ったり、

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キタキツネに会ったり、

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カピバラに会ったりした。

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相変わらず外気は冷たいけれど、晴れ間も見えてきて、気分もだんだん良くなってきたところで、ランチタイムにした。がっつりと、北海道名物ザンギと温玉がトッピングされたカレー。

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ご飯もモチモチで美味しかった。それにしても、食堂内も訪日外国人とおぼしき人々が多くてびっくりした。


お腹も満たしたところで、見学のクライマックス「ペンギンの散歩」の時間に。14時半スタートだったのだが、すでに14時過ぎには熾烈な場所取り合戦が始まっていた。

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このお散歩は雪の季節限定で、しかも「散歩を希望するペンギンのみ参加」なのだそうだ。だから、もし1羽も参加しなかったら寂しいなぁなんて思っていたのだけど、ちゃんとたくさん来てくれた。時々カメラ目線をくれたりしながら。

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1羽茶色いのも参加していて、こちらは生まれたばかりのヒナなのだそうだ。大きさは大人と変わらないのに、なんだか不思議だった。


そのあとは行き忘れていた「もうじゅう館」アムールトラに会ったり、

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エゾヒグマに会ったり、

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そのほかの動物たちにも会ったりした。冬季だったので外に出ていない動物もたくさんいたし、あとあと振り返ってみたら結局行っていない区画もあった。


というわけで、暖かい季節になったら、また訪れないとね。それに、雪が溶けたら違う景色になることだろう。

というわけで、北海道は旭川の旅の記録。



同行する友人との共通の友人とも再会できたし、nidoさんのお店を初訪問できたし、旭川グルメを堪能できたりで、初日からかなり充実していたのだけどさらに2日目も飛ばしていく。


旭川駅前のバスターミナルより出発して、ずっと行きたかった旭山動物園に到着。

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それにしても、バスの乗客の約9割がアジア系訪日外国人とおぼしき人々だったのにはびっくりした。車内にはさまざまな言語が飛び交っていて、日本語で話す乗客の方が少数派だった。そしてそれは動物園内でも同様だった。


まずはシロクマのもぐもぐタイムを見学。

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こんなに近くに見れて感激。外では食事後のシロクマさんがのびのびとしていた。

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そのあとはアライグマや、

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シロフクロウなど、次々と動物さんたちに会いに行った。

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まんまる真っ白なシロフクロウは、起きているのが寝ているのかわからなくて、そんな様子がめちゃくちゃ可愛かった。


途中雪が降ってきて、そんな中で見るオオカミはとっても凛々しかった。
 
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しかも、しっかりカメラ目線をくれた。


こんなに雪なのにも関わらず、あろうことかニット帽を家に忘れ、あろうことか手袋をホテルに忘れ、無駄に寒い思いをしてしまったのだけど、動物たちの姿を身近にして、とっても心が和んだ。


それにしても、訪日外国人とおぼしき人々の多さに圧倒されながら、<後編>に続く!

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