ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

2019年04月

サモボル城(Stari grad Samobor)をあとにして、街の中心地へ。この時点で8,800歩も歩いていることもあり、さっそく「ウ・プロラズ(U prolazu)」と双璧を成すもうひとつのクレムシュニタ(Kremšnita)の名店である「リヴァディチ(Livadic)」に入った。

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ここで、この度の第一の目的であるクレムシュニタ(Kremšnita)を食べ比べを達成。どちらもそれぞれの特徴があって美味しかった。


この時点で朝の10時前。街にはだんだん人が増えてきて、だんだん賑やかになってきた。歩行者専用の通りには民芸品の露店も出ていて、街の活気を感じた。

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そのまま、バスターミナルへと急ぐ。

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公園の中を歩くと、ちょうどイースターの時期だったので、小さな子供達とウサギの着ぐるみがエッグハントをして楽しんでいるのが見えた。

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てくてく歩いてバスターミナルに到着。建物の中はこんな感じで待ち合いスペースもあったので、割とくつろげた。

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そして、バスに乗ってザグレブ(Zagreb)へ。

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この時点で総歩数は11,100歩。まだ11時前だというのに、普段の1日分よりも多い。そして、ザグレブでも行きたいところがたくさんなので、このあとまだまだ歩くことになる。


続く!
 

<前編>はこちら


サモボル城(Stari grad Samobor)
は内部はまるで迷路のような構造になっていて、ひとりで歩いていても全くもって飽きなかった。

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洞窟っぽくなっている箇所も数箇所あり、おそらく何かの部屋として使われていたものだと思われた。

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ちょっと怖かった。


ところで、肝心なのは帰り道である。行きに通った山登りルートのあの急勾配を戻る体力は残っていても、自信の方がほとんど残っていなかった。そういえば、到着した際に犬の散歩をしている人々を見かけたのを思い出し、古城の向こうの道を行くことにした。ここからの道はGoogleマップには載っていない。が、それと連携しているはずのポケモンGOの方には掲載されていて、先の方まで見ることはできなかったのだけど、方向的には中心地に戻れそうだった。ここで突然分岐点が訪れ、選択を迫られる。上の少し幅広めの道か、下の少し狭めの道か。

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ほぼ直感で、下の道を行くことにした。そうすれば少しでも麓の方を見ることができるかと思ったのだ。実際正解だった。すぐに麓の川沿いの道が見えた。いざとなったら斜面をそのまま降りればいい・・・というわけにはいかないだろうけれど、行きよりもずっとなだらかな道をゆっくりと、ゆっくりと下り、途中犬の散歩中の人とすれ違ったりして、15分ほどで下に続く道へと繋がった。

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というわけで、もしこのサモボル城(Stari grad Samobor)を訪れたい方がいらっしゃったら、この川沿いの道のこのベンチの手前の階段を登り、右へとなだらかな斜面を登って行くことをオススメする。

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ポケストップもあるので、ポケモンGOをプレイしている方はそれを目印に、プレイしていない方はGoogleマップでこちらのスポットを検索して行くと便利。

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じゃあ、そもそもここまでどうやってたどり着けばいいのか?というご質問にはこの記事の最後でお答えするとして、そのまま中心地へと向かう。


振り返ると、向こうにうっすらと先ほどいた古城。

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逆に古城へと向かう方は、この景色が見えればもう少しで先ほどの階段だ。


ところで、しばらく歩いていると不思議な佇まいのを見つけた。

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小さな洞窟の中に、マリア像が置かれた祭壇がある。

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ポケストップにはただ"Holy Cave"とあり、Googleマップには"Špilja Gospe Lurdske"。さらに調べようとしていたら、ちょうどやってきた夫婦が英語で「ルルド!」と教えてくれた。どうやら南フランスのルルド(Lourdes)に聖母マリアが出現したという、いわゆる「ルルドの奇跡」にちなんで設置された祭壇のようだった。

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少し前にボスニア・ヘルツェゴヴィナで訪れたメジュゴリエ(Međugorje)を思い出した。


そのままさらに進むと、サモボル博物館(Samoborski muzej)の建物に到着。


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そして、ほどなく行きに見かけた古い橋にたどり着いた。

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というわけで、サモボル城(Stari grad Samobor)への行き方としては、この橋(※写真は逆方向)を渡って川の向こうに行き、そのまま右へと進み、サモボル博物館(Samoborski muzej)ルルドの洞窟を左手に見ながらそのまま道なりに進み、例のベンチの手前の階段を登るルートをオススメする。もちろん体力に自信があるならば、私が選択した山登りルートも悪くないだろう。


この時点での歩数はなんと約8,800歩。もう1店の名店でクレムシュニタ(Kremšnita)を食べるという口実が、充分すぎるほどにできた。


続く! 

サモボル城(Stari grad Samobor)という大好きな古城を見付けて、ますますテンション急上昇の私。Googleマップに従って歩くと、こうして上の方にちらちらとその姿が見えた。

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まずは山の麓の聖ミカエル教会(Sveti Mihaj)まで歩く。この後ろに古城までの順路があるようだ。

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え? まさか、これが順路??

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スニーカーで来ていたとはいえ、いきなりの山道にひるんだ。しかも写真では伝わりにくいけれど、かなりの勾配。手を使ってよじ登る箇所もあった。お年を召した方には絶対にオススメできない。


まもなく分岐点に。左の白い看板が何を示しているのか全くわからなかったけれど、右側の木の標識には亀さんのイラスト。亀さんだから、ゆっくりゆっくり進むルートなのかな、と思った私は間違っていた。

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実際は、↑の写真からも推察できるくらいの急勾配。むしろ亀さんじゃ登れないんじゃないかってくらいのハードモード。本当にこのルートで間違っていないのか、若干不安になりながらもよじ登っていくと、

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無事に古城に近づいてきた。このあたりは少しだけ道幅も広くなってきて、犬の散歩をしている人々ともすれ違った。この向こうにも道があるようだ。


息を切らしながら、そのまま入口へと急ぐ。

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入口の脇の看板には、この建物に関しての概要が記載されていた。ちなみにこのブログでは「サモボル城」と書いているが、クロアチア語の"Stari grad"を直訳すると「旧市街」。1268年この地にボヘミア王オタカル2世(Otakar II)が街を創設し、その後数々の王家や貴族が居を構えることにより発展していったという。元々のお城は大きな塔を持つロマネスク・ゴシック様式で、17世紀から18世紀の初めにかけては後期ゴシックおよびバロック様式を取り入れるようになったとのこと。


構内はチケットセンターがあるどころか完全無人で、しかも中にいるのは私だけ。というわけで、その古い城跡をその空気を、すっかり独り占めしながら満喫した。

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あまりの解放感に、疲れもあっという間に吹っ飛んだ。

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窓(?)の間から、先ほどまでいた中心地が見えた。

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1902年頃には既に廃墟となったこの古城は、あのジャッキー・チェンの映画「サンダーアーム/龍兄虎弟」(英語名:The Armour of God)のロケ地にもなっている。って、あの山道を大勢のスタッフが登ったのかと想像すると、それだけで結構大変だったに違いない。


青空の下、数百年もの歴史を感じながら、ゆったりとしたひと時を過ごした。

<後編>に続く! 

ブダペストを出発して約6時間後。クロアチアの首都ザグレブ(Zagreb)に到着したのはまだ朝の5時半だった。それでも車内ではあまり眠っていないはずなのに、外国に来たというテンションもあって元気いっぱい。バスターミナル内の化粧室で身支度を整え、まずは近郊のサモボル(Samobor)行きのバスへと乗り換えた。

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ちなみにザグレブ・サモボル間のバスの切符は念のため事前にザグレブのバスターミナルのサイトで購入して、運転手にチケットのプリントアウトを見せたのだけど、乗車時に直接購入もできるとのことだった。


40分ほどでサモボルのバスターミナルに到着。

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意外にも新しくてビックリした。そして、Googleマップをたよりに、街の中心地まで15分ほど歩いた。


とにかく良い天気で空も青くて、朝の澄んだ空気を満喫しながら、いよいよ街の中心地へ。まだ午前7時台なのでとても静かだ。

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この街に来た目的は、名物のクレムシュニタ(Kremšnita)を食べ比べすること。美味しいと評判のお店が2店もあるとのことなのだ。というわけで、さっそくそのうちのひとつ「ウ・プロラズ(U prolazu)」の方に入った。

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詳細は、「本宮じゅんの欧州美食探訪記」の方で紹介するとして(※時期未定)、わざわざここまで足を運んだ以上の価値を感じる美味しさだった。到着早々、さっそく至福のひととき。


近くにあるもう1店の名店に行くまで、腹ごなしもかねて少し散歩することにした。街中にはグラドナ川(Gradna)という小さな川が流れていて、そのほとりを歩くのも気持ち良さそうだった。古い屋根付きの橋もとても趣深い。

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そうこうしているうちに私は見付けてしまったのだった。Twitterのプロフィール欄に記載しているくらい大好きな、丘(というか山)の中腹にそびえる古城を。

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この時点で時刻は午前8時14分。Googleマップによると、ここから徒歩で約14分ほど。2個目のクレムシュニテはおそらく行って帰った頃にちょうど良さそうだし、まだまだ時間もたっぷりある。


なんて考えるよりも先に、両足はこのサモボル城(Stari grad Samobor ※クロアチア語だと「旧市街」の意味に向けて歩き出していたのだった。


続く! 

イースター休暇の4連休は初日。その前々日くらいに週末が4連休だということに気付き、直後に予定が全くないことにも気付き、このまま4日間も単調な日々を過ごすことに途方もないやるせなさを覚え、白ワイン飲みながらふと開いてみたのは、フリックスバス(FLiXBUS)のアプリだった。
というわけで、金曜日の夜出発→土曜日中に帰宅という弾丸スケジュールでクロアチアに行くことにした。


スタバ
に寄ったあと一旦帰宅して荷物をまとめ、深夜23時過ぎに地下鉄1号線の終点のメキシコ通り(Mexikói út)駅へ。バスの停留所に到着したら、大きな満月が見えた。

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ちなみに出発はネープリゲト(Népliget)のバスターミナルでも良かったのだけど、その前にこちらに停車するのでその分多く眠れる、と思い込んでいた私の予測が甘すぎたことには、この時点では気付く由もなかった。停留所にはほかに3人の男女がいて、軽く会話を交わしているうちに、彼らがアゼルバイジャンからの留学生であることを知った。アゼルバイジャンの人、初めて会ったかも。

バスはどうやらブダペストの前にどこかの街から走ってきた様子で、ほとんど満席だった。が、ネープリゲトに着くとほとんどが降車した。と思ったら、今度はまた同じくらいの人数が乗車してきて、再び満席に。なかなか賑やかな車内となったが、バスが高速に乗る頃には静かになり、私も眠りにつくことができた。
しかしながら。

ハンガリーとクロアチアの国境付近のレテニェ(Letenye)の検問所に到着した際に強制的に起こされて、強制的にバスから降ろされた。そうだった、クロアチアはシェンゲン協定に未加盟なので、パスポートコントロールが必須となるのだった。眠い目をこすりながらバスの外に出て行列に並び、警察官にパスポートを手渡し、再びバスの中へと戻った。そして、バスの中でパスポートが返却される際に事件は起こった。なんとブダペストから一緒だったアゼルバイジャン人の3人とあともう1人が「シェンゲンカード」というものを持っていないため(もしくは無効だったため)、バスから降ろされてしまったのだ。「国境を通過できないので、ここからタクシーでナジカニジャ(Nagykanizsa)まで行って、そこからブダペストに戻りなさい」というようなことを言われているのも聞こえた。所持しているパスポートによって、シェンゲン圏の出入りに大きな制約があるということを、この時まで知らなかった。

あまりの衝撃と、彼らのことが気がかりですっかり目が覚めてしまった。ただ、窓の外を見るとバスから降ろされた4人はすっかり意気投合した様子で、楽しそうに何度も記念撮影をしていた。こういう事態に慣れているようにも見えた。


国境検問所で1時間以上も足止めされた後は、バスはクロアチアの高速道路を順調に走行。ほぼ到着予定時間と同刻の午前5時半頃に、ザクレブ(Zagreb)のバスターミナルに到着した。

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ザグレブに来るのは実は約2年ぶり。前はVIP(※実父)のリクエストで訪れたのだが、プリトヴィツェ湖群国立公園(Nacionalni park Plitvička jezera)スプリト(Split)サロナ遺跡(Anticki Grad Salona)まではアップしていたものの、その先の旅程については作成さえしていないままだったことが、ここに来て発覚。当時の私、まあいろいろ忙しかったのだろう。
なにはともあれ、2019年4月のクロアチアの旅はここから始まった。

続く! 

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