ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

2018年12月

気づくと2018年も大晦日。夜に食べると胃がもたれそうなので、この日のために取っておいた「どん兵衛 天ぷらそば」年越しそば代わりにランチに食べることにした。

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ワカメと刻みネギと揉み海苔を追加して、具だくさんな仕上がりに。

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後乗せの天ぷらは、半分はふやかして、半分はサクサクの状態でいただいた。カップラーメンだけど、懐かしい日本の味だった。


そのほかにもちょっと食べ過ぎてしまったので、腹ごなしも兼ねて王宮の丘まで向かってポケモンGO。バスを降りたら、電光表示が行き先と"Boldog új évet!(新年おめでとう!)"のメッセージとが交互になっていた。

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系統番号のマークといい、ブダペスト交通センター(Budapesti Közlekedési Központ 略してBKK)のkこういう遊び心にとっても和む。


大晦日の街は、日没後から各地で花火や爆竹が鳴り響き、その爆音に散歩中のワンちゃんたちがビクってしていたりして、ちょっとかわいそうだった。

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こうしてペシュト側を見てみると、市民公園(Városliget)マルギット島(Margitsziget)のあたりでかなり派手に打ち上がっていた。写真だと全然伝わらなくて残念だけど、遠目から見ても綺麗だった。


あっという間に2018年も終了。みなさまにとっても素敵な2019年を!

王宮の丘をひと通り案内した後は、鎖橋を渡ってペシュト側へ。まずはヴェレシュマルティ広場(Vörösmarty tér)のクリスマスマーケットへと向かった。

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まだ16時台だったのだけどすっかり日も暮れて、色とりどりのライトアップが美しかった。

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それにしても、このあたりはすっかり公用語が英語だ。年末年始休みを利用してなのか、さまざまな国からの観光客でごったがえしていた。ちなみに、「クリスマスマーケット」と表現してしまったのだけど、2019年1月1日(火)までは開催している。


そのままデアーク・フェレンツ通り(Deák Ferenc utca)、通称「ファッション・ストリート(Fashion Street)」へ。

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(※"WELCOME"の"E"の字のライトが壊れているだけで、誤字ではない。)


この建物の外壁はコロコロと色が変わるので、なかなか見飽きなかった。

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ここのクリスマスツリー、写真だと小さく見えるのだけど、実際はとても大きい。


この建物を眺めるようにナジ・イムレ(Nagy Imre)の像があったのだけど、ちょうど28日に橋ごと撤去されてしまっていた。

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あっという間に更地になってしまって、少し前までブダペストの人気観光スポットだったとは思えないほど、静寂に包まれていた。

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今のところ、ポケストップでしかその姿を確認できないのだけど、そのうちこれも変更されてしまうのだろうか。

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ちなみに1年半くらい前に撮影した写真がこちら。



こうして歩いてみると、私が住み始めてからの2年ちょっとで変わらない部分もあるし、変わってしまった部分もある。これからもそうなのだろう。


遠方から友人が遊びに来てくれたので、ブダペストの中心地をご案内。ベタに王宮の丘からスタート・・・と思って漁夫の砦(Halászbástya)まで来てみたら、

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少し遠目から見ても文字通り、黒山の人だかりだった。近づくといろんな国からの観光客とおぼしき人々だったのだけど、それにしてもどういうわけか黒のコート率が高い。 


漁夫の砦(Halászbástya)の上のテラス部分は夏季は有料なのだが、冬季は誰でも無料で入ることができる(さしあたり、2019年3月16日までらしい)。あまりの人の多さに一瞬戦意喪失モードになってしまったが、せっかくなので私たちも上に登った。この日は割と青空が見えていたので、ドナウ川対岸のペシュト側の景色を満喫した。

一昨年と去年に引き続き、今年もローストチキンを作ろうと思っていたのだけど、いざ食材調達の際にふと七面鳥が目に留まった。七面鳥はハンガリー語で「プリカ(pulyka)」といい、その精肉はスーパーのお肉売場でも普通に売られている。売場で並んでいる鶏肉と七面鳥肉、そのまるごとの姿を交互に見比べているうちに、「チキンじゃちょっと物足りないかな」なんて考えてしまったのがきっかけだった。かといって、あまりに大きすぎると確実に食べ切れないので、七面鳥肉の中でもっとも小ぶりサイズのものを選択。それでも3.5kgあったのだけど、「友人を巻き込めばなんとかなるかな」なんて考えながら会計を済ませた。そう、購入の時点ではあまり深く考えていなかったのだ。


去年のローストチキンとほぼ同じレシピで下準備をしてオーブンへ。中にカレーピラフを詰めた時点でその重量はおそらく4kg近くになっていたと思われる。それでも朝ごはんを抜いていたし、14時を過ぎていてとにかくお腹が空いていた。10分ごとにタイマーをつけて、様子を見ながら90分近く焼成することにして、その間前から気になっていたスパークリングワインを開栓。

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ハンガリー北西部のワイン郷ショムロー(Somló)にある「KREINBACHER」というワイナリーのもので、まったく甘みのないすっきりと上品な辛口。贅沢に発泡していて、祝日気分をかなり盛り上げてくれた。食前酒にしてしまったが、おそらくお刺身など魚介類にもぴったり合いそうな味わいだった。

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そうこうしているうちに、ちょっと表面が焦げ過ぎてきたので焼成を完了。

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まわりにはズッキーニやマッシュルーム、赤パプリカなどを敷き詰めていたのだけど、赤パプリカ以外の野菜がトロットロになっていたので、急遽生レタスを添えて撮影。

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初めてにしてなかなかの出来栄えとなった。ナイフを入れると中までしっかり火が通っていて、焼き立ての美味しさをたっぷり味わった。


その後。
朝・昼または晩と食べたところで、友人を巻き込んで食べたところで、さすがに3.5kgプラスアルファの重量は2日経ったところで食べ切れるわけもなく、マヨネーズをかけて味を変えたりして食べたりもして、骨はスープにしたりもして、日々満喫している。


来年はもう肉料理はやめて、魚料理に挑戦してみようかな。

クリスマスとはまったく関係なくふと思い立って、マーブルケーキを作ってみた。

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型に生地を入れる時はなるべくマーブルの模様にしたつもりだったのだけど、焼き上がってスライスしてみたら全然なってなかった。まだまだいろいろと課題がある。


このケーキを作るにあたって、自宅にあるストックにアーモンドプードルだけがないことに気づき、24日の午前中からスーパーで探しまわろうとしたのだけど、きっかり正午になった瞬間にどこも閉店「クリスマス休暇」に突入し、翌25日はほとんどの店舗で休業となった。ところが諦めて帰ろうとした矢先、ドバイ系(?)食材店が普通に営業しているのを見かけ、

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無事にゲット!! 店員さんもとても親切に応対してくれて心が温まった。宗教的に関係ないからなのか、クリスマス休暇などなく普通に営業している様子。日本(風)の食材を含め、アジアの食材も豊富に扱っているので、また何か買いに行きたいなと思った。


この季節の風物詩でもある、生クリスマスツリーの路上販売もそろそろ見納め。

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2018年の終わりが少しずつ近づいている。



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