ボケーっとテレビを観ていたら、ニュースでハンガリー南東部のベーケーシュチャバ(Békéscsaba)という街でソーセージ祭りが開催されていることを知った。ルーマニアとの国境も近いこの街は、ソーセージ(ハンガリー語では「コルバース kolbász」)が名産だ。
というわけで、友人を誘って最終日に車で3時間近くかけて「チャバイ・コルバースフェスティヴァール(Csabai Kolbászfesztivál)」の会場に到着。
入口でチケットを購入し、リストバンドを付けてもらっていざ会場内へ。屋外にはほかのハンガリーのお祭りと同様、民芸品や食品などの屋台が並んでいた。
そして、プログラムの中でも気になっていた豚の解体(disznóvágás)のデモンストレーションを見学。さすがに食肉にする直前の段階から始まり、職人たちの洗練された手さばきが見事だった。途中、自家製のサラミが観客全員にふるまわれた。
これが今まで食べたことのない美味しさ! 辛パプリカの風味がしっかり効いていた。
続いて、自家製パーリンカも。作業においてこのアルコール度数の高い蒸留酒はとても重要な役割を果たすのだそうだ。
続いて、自家製パーリンカも。作業においてこのアルコール度数の高い蒸留酒はとても重要な役割を果たすのだそうだ。
外に出ると、ハンガリー名物のキャベツ料理「テルテット・カーポスタ(töltött káposzta)」のコンテスト。
わざわざここまで足を運んだ甲斐があったとつくづく実感するほど、ハンガリーの地方の食文化について少しでも体験することができて、とても充実した時間となった。来年もまたこの時期に開催されるとのこと。今から楽しみだ。