ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

2018年10月

友人との待ち合わせ場所に向かっている途中、ビルの窓から人の足だけが見えたので、いったい何が起きたのだろう?って一瞬ギョッとした。

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のだけど、その数秒後にこちらも窓から身を乗り出している長い髪の女性を発見。

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というわけで、(かなり完成度が高いけれど)アートだということが判明。ハロウィンだからなのかな?

私自身がもともと横浜出身だから、っていうのもあるのかもしれないけれど、つくづく崎陽軒の真空パックシウマイって海外生活にありがたいお土産だと思う。
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賞味期限は製造日より5ヶ月と長め。蒸し器がなくても電子レンジでチンしたり、パックごと鍋でボイルしたり、フライパンで焼いたり、さまざまな方法で調理できるのが魅力だ。ちなみに、こちらは夏前に日本から来た友人からいただいたお土産。

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そろそろ賞味期限も近づいてきたので、フライパンで揚げシュウマイ、もとい揚げシウマイにしてみた。


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ザウアークラウトと、一緒に揚げたマッシュルームを添えて。いつも電子レンジでしか調理したことがなかったのだけど、揚げてみたらまた違う美味しさを感じることができた。ちょっと揚げすぎたかもしれないけどね。1個1個じっくり味わいながらいただいた。


まだあと3箱あるから、今年のうちは充分満喫できそうだ。

1956年のハンガリー革命から、今年で22年目。オクトゴン(Oktogon)から4番トラムに乗ろうとしたら、共産主義時代を彷彿させる服装をした若い男女が何やら大きな声をあげながら、何かを配っていた。

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とっても気になって受け取ってみたところ、

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1956年の同日に配布された号外の復刻版だった。

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次の日はブダ側のセーナ広場(Széna tér)にて。

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最後にはその日に起きたことが箇条書きで記載されている。

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使われている言葉は難しいけれど、文法がわかりやすいので、ハンガリー語の勉強も兼ねて少しずつ訳してみたりしている。


その次の日は、ブダペスト西駅(Nyugati pályaudvar)にて。

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22年前の革命の日々と連動して、しばらくこのキャンペーンは続くようだ。


ホームパーティーの前日は、ブダペストから車を飛ばしてハンガリー北東部への日帰り旅行へ。まずはセレンチュ(Szerencs)で車を停めた。ここにはハンガリーを代表するチョコレートメーカー「セレンチ(Szerencsi)」の工場と直営ショップがあるのだ。ショップの方は日曜日以外は朝の8時から開いている。

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ちなみにメーカー名の「セレンチ(Szerencsi)」というのは、「セレンチュ(Szerencs)の」という意味。ハンガリー語ではこのように街の名前が形容詞化するときに語尾に"i"が付く。「東京(Tokió)の」だと、「トキオーイ(tokiói)」となる。「ブダペスト(Budapest)の」だと「ブダペシュティ(Budapesti)」。


店内はあまり広くはないのだが、スーパーなど小売店で販売している商品のほか、チョコレートの量り売りも。
 
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「パレオボン(PaleoBon)」というシリーズのイメージキャラクター(?)のおじさんもお出迎えしてくれた。

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ショーケースから気になった4種類のチョコレートを約100gずつ量り売りしてもらった。

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写真左は「アスー・ボンボン(Aszú Bonbon)」という、トカイワインの中でも貴腐ワインになる原料のブドウのドライレーズンが入ったチョコレート。アルコールは入っていないのでご安心を。そして、真ん中上はコーヒー豆のチョコレートとヘーゼルナッツのチョコレートをそれぞれ。右下はミルクチョコレートとホワイトチョコレートを重ねたものを、さらにビターチョコレートでサンドしたもの。

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ホームパーティーでもおつまみ代わりに添えてみた。


せっかくなので、いつかチョコレート工場の見学もしてみたい。チョコレート作りも体験できるとのことで、申し込む前から楽しみだ。

ハンガリー南東部ベーケーシュチャバ(Békéscsaba)「チャバイ・コルバースフェスティヴァール(Csabai Kolbászfesztivál)」を訪れたあとは、さらに南東でルーマニアとの国境まで約5kmのジュラ(Gyula)へと向かった。目的地は、ハンガリー人に人気の温泉施設「ヴァールフュルデー(Várfürdő)」だ。


「ヴァール(vár)」とはお城、そして「フュルデー(fürdő)」は浴場やお風呂のこと。その名の通り、すぐ隣にはジュラ城(Gyulai vár)がある。

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14〜15世紀に創設されたというこの古城の中も見学したかったのだけど、時間を考慮して断念。この街をまた訪れる理由ができた、ということで。


こちらが温泉施設の建物。建物自体は新しいが、この地にはオスマン・トルコ領時代からトルコ式の温泉が存在していたようだ。

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チケットを購入し、更衣室で水着に着替えてしっかりシャワーを浴びて、いよいよ温泉内へ。

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茶色がかったお湯は、どこかヒノキのような香りがした。

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一番高い湯温でも38℃でぬるめなのだが、その分ゆっくりと浸かれたし、香りにも癒された。


「アクアパロタ(AquaPalota)」という別料金の施設もあり、購入したチケットに含まれていたので、そちらにも足を運んでみた。

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こちらの湯温はさらに低めで、温水プールといった感じだった。ウオータースライダーもあり、とっても興味があったのだけど、混雑していたので断念。


ちなみに屋外には露天風呂もあった。

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ちょっと肌寒かったけれど、その分なのか、屋内の浴槽よりも大人気だった。

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途中休憩も入れながらすっかりリラックスしたあとは、また3時間以上かけてブダペストへ。今回は無理やり日帰りしてしまったが、次回はどこかで1泊してゆっくり観光したい。お城の中もね。

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