ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

2018年08月

まだまだ暑いので、ランチはまだだけど、用事の合間についついアイスを買ってしまった。

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「ザッハー(Sacher)」というフレーバーで、見た目は普通にチョコレートのアイスなのだけど、一口かじったらチョコのスポンジケーキのようなテクスチャーだった。文字通り、ザッハートルテのようなアイスだった。


大事に大事に食べようとしたのだけど、ちょっとでも目を離すとどんどん溶けてきてしまうので、あっという間に食べ切ってしまった。私の体もどんどん溶けそうな暑さだ。

友人がトリアノン博物館(Trianon Múzeum)で買ってきたという1914年時点のハンガリーの地図、時々眺めたりもしている。

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第一次世界大戦に敗れたハンガリーは、その講和条約であるトリアノン条約により、1921年7月末をもって以前の領土の3分の2を割譲された。この地図はその7年前の領土を表している。


それにしても、こうして見るとブダペストって割と真ん中の方にあったんだなと、なんだか不思議な気持ちになったりする。

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そして、ブダペストから車を飛ばして旅行したセルビアのスボティツァ(Subotica / Szabadka)や、

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スロヴァキアのコシツェ(Košice / Kassa)や、

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電車で旅行したルーマニアのクルージュ=ナポカ(Cluj-Napoca / Korozsvár)なども、

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約100年前は同じ国だったってことに、いろいろと思いを馳せている。
そして、この地図には載っていないけれど、オーストリア・ハンガリー二重帝国という視点でいえば、ウィーンも同じ国だったのだ。


ハンガリーという国にそれほど興味ないまま生活を始めて3年目。ハンガリー語がわかるようになればなるほど、この国が歩んだ歴史について、ますます興味を持ちつつあるこの頃である。

毎年8月20日は「聖イシュトヴァーンの日(Szent István Nap)」といって、ハンガリーの建国記念日。去年は自宅でおとなしく過ごしていたのだけど、今年は2年ぶりに夜の花火大会を見に行くことにした。


21時からスタートなので、念のため20時に友人と待ち合わせて、場所取り・・・と思っていたら、甘かった。開始40分前でも漁夫の砦(Halászbástya)は大混雑だった。


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21時になり、いよいよスタート。

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ドナウ川の向こうの国会議事堂を背景に、惜しみなく打ち上がった。

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その様子は、動画の方がわかりやすいかも。



最後まで豪華絢爛な花火が続き、20分ほどで終了。

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この日が終わると秋の気配、なんて言われているけれど、まだまだ夏は終わる気配がない。

乗り込んだバスが、車体だけでなくその内側までしっかり年季が入っていた佇まいだったので、思わず写真を撮ってしまった。

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吊り革も、なんと本物の革。バスがガタゴト揺れる動きに合わせて、こちらもしなやかに揺れる。

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検札器もピカピカに塗られているけれど旧式。前にトラムで見たのと同じ形式だと思われる。

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降車ボタンと車内アナウンスは、新型のものと同じだった。


これまでの長い年月、どれだけ多くの乗客の生活の一部となっていたのだろう。ついつい思いを馳せてしまった。

<前編>はこちら


王宮の丘で開催される「民芸フェスティバル(Mesterségek Ünnepe)では、ハンガリー以外の国のブースも並んでいて、その中でひときわ存在感があったのが、中国のブースが並ぶ一帯。

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なんとなく別世界のような雰囲気だ。


そして、楽しみにしていた民族舞踊のステージを鑑賞。

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結構年配の方も元気に踊っていたりして、陽気な空気が伝わってきた。


この後中庭に移動して、ビールを補給。

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こちらでは、ジプシー音楽のコンサートが開催されていた。

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古典的なものから現代的なものまで、幅広いジャンルだった。途中ダンスの披露もあって、どこかしら先ほど見たハンガリーの民族舞踊との共通点も感じた。


ところで、会場内にはところどころに木のおもちゃも展示されていて、実際に遊ぶこともできた。

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小さな子どもたちが楽しそうに遊んでいるのが、とても微笑ましかった。


それにしてもこういうお祭りは、やはり初日(特に平日)に行くのが一番だとつくづく実感。2年前は祝日に訪れたので、人・人・人で、なかなかゆっくり見て回ることができなかったのだけど、今年は割と余裕を持って楽しむことができたと思う。
来年はまた違ったテーマになると思われるので、今からもう気になっている。


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