ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

2018年08月

ブダペスト市内の飲食店などによく設置してある某フリーペーパーを持ち帰ったところ、中にフリックスバス(FLixBUS)のクーポン付きフライヤーが入っていた。

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このデザインのバスはブダペストでもよく見かけるのだけど、どうやら27ヶ国1,700ヶ所に展開しているようだ。
裏返すと、3ユーロのバウチャーコードが記載されていた。

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なんとブダペストから、
・ウィーンまで 4.99ユーロ〜
・クラクフまで 8.90ユーロ〜
・ブラチスラバまで 7.99ユーロ〜
・プラハまで 15.99ユーロ〜
・ザクレブまで 16.99ユーロ〜
と、いずれもかなりお得な価格設定だ。
ホームページで検索してみたところ、直近の日程ではそこまで低価格のものは見つからなかったのだけど、バスでの国外旅行にも魅力を感じつつある。


例えばビール飲むためだけの目的で、クラクフまで行ったりしてみようかな。 

ブダペストは先週末から一気に気温が下がって、朝の気温は17℃前後に。あの凄まじい暑さの夏がいよいよ終わり、いきなり秋がやってきた感じだ。

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スウェーデンにもオープンしたのだから、そのうちブダペストにもオープンしてほしいなぁと切に願いながら、ユニクロのパーカーで出発した。毎度のことなのだが、このようにいきなり気候が変わると、街で見かける人々の服装もバラバラになる。ニットのセーターの人も、トレンチコートの人もいる一方、タンクトップやショートパンツといった夏のままの服装の人もいる。季節感とか流行なんてまるでない。ただ、おそらく長袖の人はその下に半袖を着込んで、気温の変化によって適宜調整しているものと思われる。


お昼を過ぎると、朝までのどんよりとした空が一転、抜けるような青空に変わり、パーカーが要らない程度には暖かくなった。


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それでも、青空にどこか秋の色を感じた。私にとって、一年で最も過ごしやすい季節がやってきた。

夏バテなのかブタ草による花粉症なのか、それとも夏風邪なのか、ここのところ体調がなんとなくイマイチ優れない。
そんな時にはやっぱりスパイスたっぷりのカレー。そういえば、お正月以来自宅ではまったく作っていなかった。

まずは、 大さじ1杯の油でニンニクのみじん切りとタマネギのみじん切り、そしてクミンを炒めて、

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ニンジンのみじん切りを追加して、

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塩胡椒カルダモンをまぶした挽き肉(今回は牛挽き肉を使用)を追加して、

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火が通るまでよーく炒め続けて、

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順番にスパイスを追加して、

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最後にパプリカセロリを追加して、

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最後にエレーシュ・ピシュタ(Erős Pista)を軽く馴染ませて出来上がり。

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結局使ったスパイスは、クミンニンニク黒胡椒コリアンダーカルダモンガラムマサラローリエフェンネルクローブディルパセリシナモンフェヌグリーク生姜パプリカターメリック、そして最後のエレーシュ・ピシュタ(Erős Pista)の17種類。前回の18種類より1種類減ってしまったのは、ナツメグの在庫が切れてしまっていたからだ。次回までに買っておかなきゃ。


ジャスミンライスとともにいただいた。

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絶妙な辛さで、食べている間もたくさん汗かいた。なんとなく、体調が整ってきた感じだ。


それにしてもキッチンのみならず部屋全体に広まったカレー臭、数日経ってもその勢力はなかなか衰えなくて、割と困惑している。


「ビオ・ピアツ(BIO PIAC)」のお店に並ぶ果物に、ぶどうや梨を目にするようになった。洋梨だけでなく、日本でおなじみのこんな梨も。

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ちょっと小ぶりだけど、スライスしたところ、みずみずしい断面が出てきた。

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歯ごたえもシャキシャキ。口いっぱいに広がる爽やかな甘みに、日本にいた頃のことをちょっとだけ思い出したりした。

こうして果物の移り変わりを見ていると、季節も移り変わっていっているのをしみじみ感じる。次はどの果物が並ぶようになるのだろう?

ブダペストの壁画シリーズvol.1はこちら vol.2はこちら  vol.3はこちら  vol.4はこちら vol.5はこちら vol.6はこちら vol.7はこちら vol.8はこちら vol.9はこちら)、先日の番外編を除いていよいよ今回で10回目


ブダペスト南駅(Déli pályaudvar)の近くを歩いていたら、またまたダイナミックな壁画を発見した。

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しゃがんで靴紐を結んでいる(おそらく)男性の腕には、「ブダペスト ヨーロッパ スポーツ首都 2019(Budapest Európa Sport Fővárosa 2019)」と表示されたスマートフォン。ヨーロッパでは、毎年「文化首都」と「スポーツ首都」を指定して、その都市でそれぞれに関するさまざまなイベントが開催されているのだが、2019年はブダペストが「スポーツ首都」に指定されている。


ヨガをする人々、何か球技をしている人々、自転車に乗る人など、壁画に描かれている人々を見ていると、最近ジョギングに励んでいる私でさえ、もっとアクティブにならなきゃなって元気をもらえた気がした。

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