ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

2018年04月

ブダ側のゲステニェーシュ公園(Gesztenyés-kert)で毎週土曜日に開催されている「ビオ・ピアツ(BIO PIAC)」という有機食品マーケットに、久しぶりに足を運んでみた。

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お出かけしないともったいないくらいの青空。到着したのはクローズ間際でちらほら閉め始めているお店もあったのだけど、まだまだ多くのお客さんで賑わっていた。

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いくつかのお店をまわって、卵とメドヴェハジマ(medvehagyma)とズッキーニを購入。

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卵は1個88フォリントで、市場で買う価格の約2倍だった。それだけ手間暇かけて育てられているということね。


帰宅してからメドヴェハジマ(medvehagyma)の葉を洗ったところ、小さな虫が4匹くらいくっ付いていた。一瞬ギョッとしてしまったけれども、有機栽培ってそういうことだものね。 虫たちはそっと外に逃がしてあげた。


口にするもの全てを有機食品にっていうのはなかなか難しいけれど、 ちょっとずつうまく取り入れていきたいと思っている。

最高気温か25℃以上の日が続き、あまりに気持ち良い天気だったので、バスを英雄広場(Hősök tere)で途中下車して、次の予定まで市民公園(Városliget)を散歩することにした。

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平日にも関わらず、相変わらず観光客でいっぱいだった。そして、街中では運行が禁止された「ビアバイク」も公園内では通常運転だった。

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大音量のBGMの中、ジョッキ片手に大きな声で盛り上がっているお兄ちゃんたちがとても楽しそうで、仲間に入れてもらいたくなってしまった。でも私だったらペダル漕ぐかビール飲むかのどちらかになってしまって、全然戦力にならないだろうな。


レヘル市場(Lehel Csarnok)でメドヴェハジマ(medvehagyma)を買ったら、お花の蕾も混ざっていた。

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そういえば、メドヴェハジマって花を咲かせる前までが食べ頃だってどこかで聞いた気がする。どこでだったっけ?って思い出す間も無く、ふとまた翌日見ると、白く可愛らしい花を咲かせていた。

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友人に聞いてみたら、一応花も食べられるらしい。でも綺麗だから、そのまま咲かせたままにしている。それと、花を咲かせているものは葉っぱが固くなっているから早く食べた方が良いとのことだったので、葉っぱだけさっさと食べ切った。


市場での価格もだいぶ安くなった。このまま白アスパラガスの季節へと移行するってことなのかな。

 

王宮の丘のウィーン門(Bécs kapu)のあたりを散歩していたら、その脇に美しいピンク色の花が咲いていた。

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その木の下には、"BELGRÁD"と刻まれた石碑。ハンガリー語で「ベオグラード」の意味だ。

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よく見ると、このあたり一帯それぞれの木の下に、ヨーロッパの各都市の名が刻まれた石碑が置かれてる。あとで調べてみたところ「ヨーロッパ公園(EURÓPA LIGET)」という公園だった。

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木の種類もそれぞれ違うのかな。

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そして、また「ベオグラード」の木の方に戻ると、門の脇にはこんな標識。

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ハンガリー各地で道路標識などで見かけるこの文字は、「ロヴァーシュ文字(rovásírás)」という。ネットで検索して解読してみたところ、“BUDAVÁR”、つまり「ブダ城」のことだった。ちなみに文字は右から左に読む。


初見で解読できるようになったら面白いだろうな。

去年の8月からキッチンでバジルを育てている。バジルってずっと一年草だと思っていたのだけど、冬も室内が暖かかったせいか、かれこれ8ヶ月経った今もなお新しい葉を付けながら生き残っている。
そして、今年の2月から育てているパクチーもだいぶ大きくなってきたので、そのうち適量を収穫して一品作ってみた。

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オリーブオイルで炒めたタマネギに、茹でたパスタとツナ缶を加えてさっとあえて、小さじ1杯の醤油と8分の1にカットして絞ったレモン汁だけのシンプルな味付け。でも、レモンの酸味のおかげでパクチーの独特な味わいもあまり気にならず、清涼感あるあっさりした口当たりになった。


パクチーはまだそれなりには残っているものの、だいぶ使ってしまったので、また種を蒔いておいた。今後はタイカレーにして食べてみたいな。
 

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