ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

2018年01月

すっかりスペイン旅行記が続いてしまっていたが、実生活ではとっくにブダペストに戻っていて、元のままの通常運転だ。
週末は友人と待ち合わせて、前から気になっていた13区のベトナム料理レストラン「オリエンタル・スープ・ハウス(Oriental Soup House)」を初訪問した。


このお店は最近お気に入りのカフェ「BALZAC CAFÉ」の斜め向かいにあって、お昼時はいつも混雑している。この日も12時開店少し前に着いたところ、既に長蛇の列ができていた。そういえば、前に行ったブダ側の「Hai Nam」もかなりの人気店だった。ベトナム料理がこんなにもハンガリーの人々に愛されていることを、改めて実感した。


友人と合流し、まずは「マンダリン・ロール(MANDARIN TEKERCS)」を注文。

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生春巻きだと思い込んでいたら、ライスシートを挽き肉を巻いたものだった。上にはフライドオニオンがどっさり。チリソースをかけたり醤油をかけたりしながらいただいた。


もうひとつ、「ビーフ・ルンダン(BEEF RENDANG)」

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こちらは、牛肉をココナッツミルクとスパイスで煮込んだ料理で、インドネシアの料理らしい。ココナッツの風味との組み合わせ新鮮だった。たっぷりのサラダと一緒にジャスミンライスの上に乗せ、丼ご飯のようにしていただいた。
ちなみに上記2つのメニューは本来は「メインメニュー」のカテゴリに入っていて、通常はハンガリー人の習慣に合わせて「スープ」カテゴリにあるフォーやミエンが先に提供されるらしい。なんとなく自分の習慣だと、ヌードル系は食事の最後の方がしっくりくるので、注文時にウエイターにお願いして順番を変えてもらった。


そして、いよいよフォーの出番。いろいろ迷った結果、お店の名前が付いた「ORIENTAL PHO」を注文していた。大サイズもあるけど、こちらは小サイズ。ほかの料理を食べた後なので、これくらいでちょうど良い。野菜も豪快にかなり乗っている。

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付け合わせのガーリックスライスと、パクチーとチリとライムをトッピングしていただいた。

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メニュー名には「フォー(Pho)」とあったが、実際麺は細めの玉子麺で、あとで調べたところベトナム麺の「ミー(Mì)」の方が近い感じだった。
チキンベースのスープにパクチーやレモングラスの風味が加わっていて、あっさりと食べられた。


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お店を出る際に上のロフトに気付いたのだが、そちらにも座席があった。それにも関わらず常に満席状態で、店内にも待つ人の列ができるほど。
でも人気の理由がわかる気がした。だって近々また来店して、全メニュー制覇してみたいもの。



住所:1136 Budapest Balzac utca 35.
TEL:+36-70-617-3535

バレンシア(Valencia)ノルド駅(Estació del Nord)より、スペイン国鉄「レンフェ(Renfe)」で目指すはバルセロナ(Barcelona)。先に購入しておいたのは、10時5分発の「タルゴ(Talgo)」の切符で、目的地には13時41分に着く。3時間36分の電車の旅の始まり始まり。

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予約していた座席には、既にかわいい赤ちゃん連れの若い女性が座っていた。荷物も多そうだったので、とりあえずそのままそこに座ってもらい、私は真向かいの空席に座ることにした。

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こちらが進行方向に向いていたし、ちょうどモニターが見える席で、今どこらへんにいるのかもわかってしばらくの間は便利だった。だけど、途中で映画に切り替わった。音声は座席に置いてあるイヤフォンで聴けるようだったが、それは既に前に座っている赤ちゃんのおもちゃになっていた。


この赤ちゃんは男の子で、私が前に座った瞬間に無邪気な笑顔を見せながら、私が手に持っていた切符に手を伸ばし、それもおもちゃにしようとしていた。母親が止めても、ずっと手を伸ばして私をつかもうとする。さすがに切符は大切なので、代わりに要らないレシートでを折って遊んであげたら、かなり喜んでくれた。

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彼の母親と簡単な英語で話したところ、あと10日で1歳になるとのことだった。本当にかわいかった。


それにしても日本にいる頃からだったけれど、なぜか街中やお店の中、電車の中などで、赤ちゃんによく目で笑顔で手で話しかけられる。彼らの目からは動物やアニメキャラに見えているのだろうか。好かれるのはとても嬉しいのだけど、この特技?才能?を何かに役立てることはできないものか。
あ、特技でも才能でもないか。


モニターの画面が何かの映画に変わった頃、車窓から海もはっきりと見えるようになった。

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昨日と比べて曇りがちな空だけど、それでもどこまでも続く地中海の景色に、ますますワクワクしてきた。

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赤ちゃんと母親は途中の駅で降りていったので、本来私が予約していた席は空いたのだけど、結局誰もこなかったので、そのままの席に座り続けた。

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ほぼ時刻通りにバルセロナ・サンツ駅(Estació de Barcelona-Sants)に到着。

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おそらくここ数年で改装されたのだろう。かなり近代的な内装だった。

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構内にはお店もいっぱいあって、なんとなく日本の上野駅を思い出した。

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一旦駅舎から出て、ホテルのチェックインの前にちょっとだけ観光することにした。


バルセロナ編 vol.1に続く!




セラーノスの塔(Torres de Serranos)を見た後は、ノルド駅に向かうべく、旧市街を南下。
途中ゴージャスな女性の壁画を見つけた。

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パエリア鍋の上で、力強く歌うマダム。ぜひその歌声を聴いてみたいものだ。


しばらく歩くと、サントス・ファネス教会(Iglesia de los Santos Juanes)に到着。

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そしてその並びに、もうひとつ見ておきたかったバレンシア中央市場(Marcado Central de Valencia)を発見した。

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中に入ると、予想以上に活気に溢れていた。

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お肉屋さんで生ハムがぶら下がっているのも、スペインらしい。

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買い物客だけでなく、観光客でも賑わっていた。

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港町らしく、魚売り場もあった。でも一番気になったのが、

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山積みされている白いタマネギ。こんなにたくさんのタマネギ初めて見たかも。


ひと通り中央市場を見学し、まだ少し時間があったので、市役所(Ayuntamiento de Valencia)までたどり着いたところで、

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その近くの「Panea」というパン屋さんで、軽く朝食をとった。

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なんてのんびりしていたら、あっという間に出発の時間。

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こんなに壮大な駅なのに、駅や電車の写真を全然撮れなかったのが悔やまれる。


電車が出発したところで、バレンシア編はここで終了。次回からはいよいよバルセロナ編だ!

<バレンシア(Valencia)の街並み vol.1はこちら>


バレンシア、ノルド駅(Estació del Nord)でバルセロナ行きの切符を買った後は旧市街の観光へ。駅の左手の方にも趣ある教会が見えたけど、一路北へと進む。

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ずんずん歩いてレイナ広場(Plaza de la Reina)に到着。

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こっちから撮ると逆光になってしまうのが残念だ。


まだまだへと歩き、

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またもや逆光。

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これを見たかったんだよね。


もうひとつ、電車の出発前に見ておきたい場所があったので、南へと戻りながら早歩きで進む。

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vol.7へと続く!

<バレンシア(Valencia)の街並み vol.1はこちら>



ホテルの近く
まで戻ったものの、レストランが全然空いていない。なぜだ?なぜなのだ?なんて、不思議に思いながらまたテクテク歩き回っているうちに、ほとんどのお店が休憩時間で20時から再開するという事実に気づいた。


というわけで、20時頃にようやくお店の中へ。もうお腹ぺこぺこ。

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ホテルに行くまでの道で気になっていた「Mama racha」に入り、赤ワインとパエリアを満喫した。

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翌朝は早起きして・・・と思っていたところ、朝7時でも真っ暗日の出が遅いのだ。地図によるとロンドンとほとんど同じ経度にあるのに、ずっと東にあるハンガリーと同じ中央ヨーロッパ時間。同じタイムゾーンでも東西でかなり違うということだ。
とはいえ、10時5分発のバルセロナ行きの電車に乗る予定だったので、まだ薄暗い中ホテルをチェックアウトして、切符を買いにノルド駅(Estació del Nord)に向かう。


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ほどなくして明るくなって、駅の隣のバレンシア闘牛場(Plaza de Toros de Valencia)に到着。朝焼けも美しい。
ここで、闘牛場の前の建物に日本語・・・ではなく中国語を発見。

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中国人旅行客も多いんだろうね。


そして、こちらがノルド駅

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窓口でバルセロナ行きの片道切符を買った。座席指定付きで42.9€。簡単なスペイン語と英語交じりの会話でもちゃんと通じてよかった。


電車出発まで旧市街の観光へ。1時間半しかないので早歩きで、vol.6に続く!


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