2017年05月25日 ブダペストでおにぎりを VIP(※実父)が日本の食材をたくさん持ってきてくれていたし、この日はゆっくりランチする時間がなかったので、いつでも口にできるように、朝のうちにたくさんおにぎりを作成。 ・・・と思っていたのだけど、ひとつひとつが大きくなってしまって、結局6個になった。 中身は鰹節&醤油か、梅干しのどちらか。あえて目印付けなかったので、どちらが入っているのかは食べてからのお楽しみだ。
2017年05月22日 VIP(※実父)と巡るサロナ遺跡 スプリト(Split)の滞在を終え、次の目的地は首都ザグレブ(Zagreb)。向かう途中、スプリトから車で10分くらいのソリン(Solin)という街に「サロナ遺跡(Anticki Grad Salona)」というローマ帝国時代の円形劇場の遺跡があると聞きつけたので、せっかくだからそちらも訪れることにした。 時刻は朝の9時少し前。それらしい遺跡にたどり着くが、どこからどう見ても、円形劇場ではない。 ここはもしかしたら円形劇場の遺跡ではなくて別の場所なのかもしれない、という予感がしてきた。ガイドブックには入場料が記載されていたが、入口の小屋は閉まっている。それよりも、地元の住民とおぼしき人々が普通に犬の散歩をしていたので、とりあえずあたりを散策することにした。 顔つきの水道を発見。これも遺跡なのだろうか? 途中の表示で、このあたり一帯が「サロナ遺跡(Anticki Grad Salona) 」で、円形劇場以外にも当時の建造物などが広範囲に遺されていることを知った。 15分くらい歩いて、円形劇場跡に到着。結構遠かった。その間も遺跡だけでなく、オリーブや果物の木が密集していて、見ごたえたっぷりだった。 すぐ向こうにアドリア海が見える。 遥か昔、ローマ時代に繁栄した街の賑わいが、空気にまだ残っているような気がした。 散歩中の人々とワンちゃんたちとすれ違いながら、駐車場へ。先ほど閉まっていた小屋から団体が出てきたので、中をちらっとのぞいてみたら、そこが料金所だった。入った時点では時間が若干早すぎたようだ。もしここで気づかなかったら、入場料を払わないまま帰ってしまったことになった。危ない危ない。ちなみに大人ひとり30HRKだった。 ただ、地元の人々には開放されているようで、普通に公園のように利用していた様子に和んだ。広大な遺跡の中を、ワンちゃんたちも楽しそうに駆け回っていた。 遺跡の中でもポツポツ雨が降ってきたが、クロアチア3日目にして天気が下り坂となった。大雨が降る前に車に戻れてよかった。 そして、次の目的地へ。
2017年05月21日 VIP(※実父)と巡るスプリト<後編> <前編>はこちら クロアチアのアドリア海沿岸の街、スプリト(Split)には魚市場があって、朝アパートメントの近くを歩いていたところ、たくさんの魚が入った袋を持った買い物客帰りとおぼしき人たちとも何度もすれ違った。 私たちも閉館ギリギリの時刻に到着。それでもまだ賑わっていた。 久しぶりに間近で目にする海の幸にテンションも上がる。 海老もこんもり盛られていた。そのままがぶりつきたい衝動に駆られたけど、もちろん我慢。 魚市場は屋外だけでなく、屋内にも新鮮な魚や、 貝なども売られていた。 まだまだこの後も観光する予定だったので、ナマモノは諦めて瓶詰めのオイルサーディンを購入。 これをパスタにしたら美味しいだろうなぁ〜。 ランチは、アパートメントのオーナーさんオススメの「nostromo」へ。 魚市場の真横にあり、シーフード料理がオススメとのことで、確かにどの料理も美味しかった。 詳細はまた別途紹介することにする。 魚市場の屋根にはカモメが停まっていた。 誇らしげでなんともかわいらしい。 海辺の街という雰囲気にだけでもワクワクしてしまった。 海と反対側にてくてく歩いて、グルグール・ニンスキ像(Grgura Ninskog)に到着。 この像の左足の親指の部分に触れると願い事が叶うとのことなので、しっかり祈っておいた。 訪れる人々が願い事をしたからなのか、確かに親指だけピカピカ輝いていた。私の願い事も叶うといいな。 その後ビーチを目指してまた海の方へ。途中、スプリト駅を通った。 プラットフォームはとても閑散としていたのだけど、駅舎の中に入ると意外に近代的だった。 コインロッカーもわかりやすくて、もしかしてハンガリーよりもずっと近代的だったかも。 駅の近くにはバス乗り場があり、そちらの方は観光客も含めて人もたくさんいて賑わっていた。 ドイツのドルトムント(Dortmund)行きのバスもあった。随分と遠くまで繋がっているのね。 線路を越えるとビーチへ。 歩道橋の上から見下ろすと、線路が行き止まりになっていた。この時初めてここが終始点だということを知った。 ビーチでは水着の人々が海の中で楽しんでいたので、調子に乗って足だけ水に浸かってみようとしたところ、あまりの水温の低さに数秒で断念。本当に、どうしてみんな大丈夫だったんだろう?? アパートメントの近くなので、一度戻って水着を取りに行こうかと思っていたのだけど、膝下までどころかくるぶしまでも浸かる勇気がなかったので、そのままビーチ沿いのお店でビールを飲むことにした。普通にビア充。 この景色、海のないハンガリーから来た身としてはとても新鮮だった。 ちなみにビールはかなりキンキンに冷えていたのだけど、おそらく海中の体感温度はそれよりも低かったと思われる。改めて写真を見ても、どうしてみんな大丈夫だったのかは全くもってよくわからない。 1日歩き回って少し疲れて来たので、まだ明るいうちだけど、アパートメントに戻って晩酌タイム。VIP(※実父)が青空市場で購入したソラマメをさっそく茹でておつまみにしていた。 それと、スーパーで購入したプリスカヴィッツァとタマネギのスライスをフライパンでグリルして晩ごはんに。 結局2日間の滞在でワイン4本、ヨーグルト1本、ビール6缶をしっかり消費していた。 そう、お酒好きなのは完全に遺伝。そして、ヨーグルト飲んで無理やり頑張って腸内環境整えようと悪あがきしているのも、完全に遺伝だったりするのだ。 実は今回思い切って初めてのアパートメント滞在にして、ベッドルームが2つあってバスタブもある「Apartment Botticelle」を予約していたのだが、キッチンの調理器具も充実していて、食洗機や洗濯機もあって、VIP(※実父)ともにまるで自宅にいるように寛ぐことができたのは、嬉しい誤算だった。 心残りといえば、バルコニーまで2つあって、うち1つにはバーベキューグリルも設置もされていたのに、滞在中全く使わなかったことだけだ。また訪れる機会が得られたら、ぜひとも魚市場で新鮮な魚を買ってきて、シーフードバーベキューを楽しんでみたい。
2017年05月20日 VIP(※実父)と巡るスプリト<前編> プリトヴィツェ湖群国立公園(Nacionalni park Plitvička jezera)を観光した後は、アドリア海沿岸の街スプリト(Split)に移動。というのも、クロアチアを旅行するにあたってのVIP(※実父)のもうひとつのリクエストが、「海を見たい」ということだったからだ。 観光名所は旧市街に集中していて、まずは青空市場を見学。 イチゴやチェリーなど鮮やかな赤い果物を中心に、新鮮な野菜と果物がたくさん売られていた。 どこも活気で満ち溢れて賑わっていた。 VIP(※実父)のご要望でソラマメを購入。夜晩酌のおつまみにお召し上がりになりたいとのことだった。 市場にほぼ隣接しているディオクレティアヌス宮殿(Dioklecijanova palača)の東側、 銀の門(Porta argentea)に到着。 3世紀末から4世紀初頭にかけて、ローマ帝国のディオクレティアヌス帝によって建設されたというこの宮殿の遺跡は、世界遺産にも登録されている。 その中心部ペリスティル(Peristill)は観光客でごった返していた。 地下にはお土産物屋さんが並んでいた。もちろん何度も修復はされているだろうけれど、そのままローマ時代から使われているような趣。 宮殿跡から外に出ると、そこはアドリア海。一気に景色が海辺の街となった。 海のないハンガリーから来て、久しぶりの海。ほのかに漂う潮の香りが新鮮だった。 突然、目の前で違反駐車のレッカー移動が始まった。4つのタイヤにフックがかけられ、ものの30秒ほどであっという間に撤去されていてびっくりした。 さらに奥に進もうとすると、いきなりデモが始まった。 後で調べようと思うのだが、何かに抗議しているというよりは、平和的に何かを主張しているという雰囲気だった。子供達もたくさんいた。みんなで明るいメロディーの歌を歌っていて、通行人も一緒になって歌っているのがとても印象的だった。日本でこうして老若男女幅広い年齢層で慣れ親しまれている歌って、例えば何だろう。 うん、全然思いつかないな。 <後編>に続く。
2017年05月19日 プリトヴィツェ湖群国立公園(Nacionalni park Plitvička jezera)へ! 「クロアチアのキュウサイコウに行きたい。」 日本からいらしたVIP(※実父)が、以前よりずっとそう仰っていた。「キュウサイコウ」という言葉の響きが、明らかにクロアチア語を含むスラヴ語派のものではないと気づきつつも、「クロアチア キュウサイコウ」でネット検索して見たところ、すぐにそれが中国の「九寨溝」ではなく、正しくはクロアチアの「プリトヴィツェ湖群国立公園(Nacionalni park Plitvička jezera)」のことだと判明した。ちなみにどちらもユネスコ世界遺産に登録されている。 隣国とはいえ、ブダペストから車で約5時間半。そこには確かに「一生に一度は見るべき」と言っても過言ではないほどの美しい自然が広がっていた。大小16の湖と92の滝が広範囲に渡って広がる景色は、まさに、どの方向からもどの角度から見ても完成された美しさだった。天気が良かったこともあり、水が澄み渡っていて、湖面に空がそのまんま反射しているのを何度も目にした。また、数多くある湖の一つ一つの色が違うのも見ていてとても面白かった。 あまりに筆舌に尽くしがたい美しさだったので、以下写真だけ掲載する。 VIP(※実父)も大変ご満悦の様子で、なかなかできない親孝行を少しでもできたのかもしれないと思った。「一生に一度」どころか、何度でも見たい景色だった。 ブダペストに戻ってからも、何度も写真を見てあの日の感激を反芻している。