ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

2016年09月

<前編>はこちら


ハンガリーの代表的ビールのひとつでもある「ドレヘル(Dreher)」本社兼工場でのビール工場見学ツアー もいよいよクライマックス




可愛らしい機関車型の乗り物で次の目的地に向かう。



途中には山積みにされたケースたち。
たぶん中身が入っているわけではないと思う。・・・入っていないよね。




たどり着いたのは充填のセクション。



醸造したビールは、ここでタンク、そしてペットボトルに充填される。日本ではあまりお目にかからないけれど、ハンガリーにはペットボトルのビールが売っている。


工場見学が終わり、いよいよ試飲タイム




従業員専用のバーで、ひとり2杯飲み比べできる。会社内お酒が飲めるところがあるなんて素敵!(昔の職場でもあったけどね。)



私は「Dreher」の普通のビールと、「Dreher BAK」という黒ビールを選んだ。工場でできたてのビールを飲めるなんて、至福のひととき。


そんな中、カウンターの中の女性より「どうぞ」とサービスで受け取ったのがこちらのグラス。



彼女によると、「リゴー(Rigó)」といって、普通のビール2に対して、黒ビールを1を混ぜたもの。両方の味を一度に楽しめるわけだ。他にも美味しい飲み方を教わった。


ちなみに、一緒に参加したドイツ人の高校生たちも、先生引率のもと、飲み比べに興じていた。ドイツではビールは16歳以上で飲めるし、このツアーも18歳以上なら参加できる。
ただもちろん、日本の法律では未成年の飲酒は禁止なので、もし20歳未満の方が参加する場合は、試飲タイムの際ソフトドリンクを飲むことを強くオススメする。ソフトドリンクもちゃんと用意されているから。


バーにはグッズも売っていて、自分へのお土産にビアグラスポロシャツも購入。



このビアグラス晩酌するのが、今からとっても楽しみだ。

8月の上旬ブラハ・ルイザ広場(Blaha Lujza tér)を歩いていたら、「ビール工場(Sörgyár)」行きのトラムを見つけた。
そういう地名なのか、それとも本当にビール工場があるのか、帰宅してから調べてみたら、なんとハンガリーのビール「ドレヘル(Dreher)」本社兼工場がそこにあるという。
しかも、ホームページを(Google翻訳を駆使しながら)読み進めてみたところ、ビール工場見学ツアーのページを発見。ほとんどがハンガリー語のツアーだったが、月に1回だけ 英語のツアーもあった。「残り2人」という文字に釣られ、申し込んでから約1ヶ月半、ついにこの地を訪れる日がやってきた。



エントランスを入ると、大きなビアタンクが登場。



正面から見ると、なんだかのようだった。




ツアーが始まるまでは、展示コーナーを見学。



ビール醸造に使われていた機械歴史的資料などが多く展示されていた。


そしていよいよツアースタート。まずはビデオ上映から。


ちなみに、私たち以外の参加者はドイツ人の高校生のグループで、教師とおぼしき男女の引率のもと、社会科見学で来ている様子だった。「残り2人」というのは、そういうことだったようだ。


その後は、みんなでお揃いのチョッキを着て、工場ゾーンへ。



広大な敷地の中には本社機能だけでなく、醸造から充填出荷までと一連の工程が集約されている。



なんだかこうして設備をみるだけで、ワクワクしてしまう。


こちらがビールを醸造しているセクション。



室内はむわっと暑く、そして「ビールを醸造している」ということが、においからも伝わってきた。慣れれば大丈夫なんだけどね。


外にはかわいい機関車のような乗り物が待機。



こちらに乗って、次のゾーンに向かう。なんだかテーマパークのアトラクションみたいだ。


この時既に見学ツアーの後の試飲が待ち遠しかった。
<後編>に続く!

フェレンツィエーク広場(Ferenciek tere)の近くを歩いていると、このような形のゴミ箱をよく見かける。



緑のマークは、ゴミの種類を表示しているのだと思われる。写真左の、人が何かをゴミ箱に入れているようなマークは、おそらく普通ゴミ。なのだけど、右の犬のマークはもしかして、もしかして…!?



黒いビニール袋がかかっているゴミ箱もあるから、もしかして、もしかして…!?


もしかして、イラストの犬の隣に見えるアレ専用ってことなのか。そのまんまということなのか。それにしても、こうした街中に専用のゴミ箱が設置されているなんて、なかなか画期的だ。


ちなみに特ににおいはしてこなかったので、ちょっとホッとした。

別にオーガニックの野菜しか買わないと決めているわけではないのだけど、毎週土曜日は有機食品市場(BIO PIAC)で買い物するのが習慣になっている。


この日はどのお店でもカラフルなパプリカが並んでいた。黄色がひとつの個体にあるなんて、なかなか面白い。



黄色と緑まだら模様ズッキーニも発見。トマトニンジンジャガイモも買ってきたので、日本から持ってきたルーカレーを作ってみた。



そうだった、タマネギだけは自宅のストックのを使ったので、全てが有機野菜ってことにはならなかった。



パッケージに書いてあるレシピより、はるかに大量の野菜と豚肉でグツグツ煮込んで完成。ルーそのものは中辛なのだけど、野菜の甘みかなりまろやかになっていた。ちょっとだけ、日本が懐かしくなる味だった。


そして、トマトを入れるのを忘れていたことに気づいた。まぁ、美味しかったからこれでいいのだ。



ブダペスト近郊でキャベツの名産地ヴェチェーシュ(Vecsés)で開催された、「カーポスタフェスト(Káposztafeszt)」「キャベツ祭り」というその名の通り、パレードでも大量のキャベツが盛り上げていた。


お腹が空いて来たので、さっそく屋台へ。「キャベツ祭り」とだけあって、どの屋台でも美味しそうなキャベツ料理が盛りだくさん。



たくさんある屋台の中から、こちらでハンガリーのロールキャベツ「テルテット・カーポスタ(töltött káposzta)」を注文した。 



そしたらキャベツの煮込み(写真左)無料で付いてきた。まさにキャベツ尽くし。その上サワークリームもかけてもらえた。



「テルテット・カーポスタ(töltött káposzta)」の中身は、ザウアークラウト挽き肉お米パプリカサワークリームで味つけられ、日本のロールキャベツとはちょっと違うのだけど、 この組み合わせ日本人の味覚にも絶妙に美味しい。 


屋台では、キャベツを中心とした漬物たちも。


よく見ると可愛い顔になっていたりして、とっても微笑ましい。


何かを揚げる香ばしい匂いに誘われて訪れてみた屋台では、              



キャベツと小麦粉を練ったものを揚げた「カーポスタ・ロポゴーシュ(káposzta ropogós)」というスナックフード。ハンガリーにはもう2ヶ月近く住んでいるのだけど、これは初めてだった。



ネギとニンニクたっぷりサワークリームをかけてもらった。カリカリというよりはもちっとした食感。ビールがどんどん進んでしまう美味しさだった。


ハンガリーのキャベツってとっても堅いので、普段買うのを避けていたのだけど、煮込めば柔らかくなるわけだし、キャベツ料理にも挑戦してみたくなった。


また来年も行きたいなぁ。



※ 「カーポスタフェスト(Káposztafeszt)」は、2016年は9月24・25日2日間開催。
来年もたぶんこのあたりの日程だと思われるけど、詳細はホームページにアップされるかも。

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