ハンガリー語の語学学校で仲良くなったスウェーデン人女性と、「Európa Kávéház」に行ってきた。


10歳以上も年下の彼女は、大学卒業前の休暇を利用してブダペストに短期滞在しながらハンガリー語を学んでいたのだが、もうすぐスウェーデンに帰ってしまうのだ。
語学学校では、いろんな国からいろんな事情で学びに来た生徒たちと出逢う。私が参加したコースでは彼女のような短期滞在組が多く、コースが終わった後もブダペストに残る身としては、やはりどことなく寂しさを感じざるをえない。Facebookなどで気軽に繋がれる時代になったとはいえ、またリアルに会えることはなかなか難しいかもしれないのだ。


まあでも、スウェーデンにはいつか行きたいと思っていたし、ストックホルムまではブダペストから飛行機でだいたい2時間くらいとのことだし、LCCも飛んでいるみたいだし、そう考えていると再会の実現は当人次第なわけだな、と考え直したりもして。ハンガリー語好きの彼女もまたブダペストに来る機会もあるわけなので、「今生の別れ」というよりは「再会の前の布石」のような雰囲気で、2人でケーキを食べながらいろんなことを話した。たっぷり3時間近くも。


ショーケースには、2014年の「ハンガリーのケーキ(Az Magyarország tortája)」も並んでいた。



過去のものを見たのは初めてだったので、迷わず注文。数種類のチョコレートがベースの濃厚な味わいだった。


同じクラスなので、お互いハンガリー語力はほとんど同じレベルなわけで、つまりはハンガリー語ではうまくコミュニケーションできないから英語での会話となった。とはいえ、10歳以上年下の彼女の方が英語がずっと堪能で、私の方は表現したいことがなかなか英語で出てこないという事態が何度か起こった。「次会う時にはもう少し英語上手くなっていると思うよ」と言ったら、「その前にハンガリー語も絶対もっと上手くなっているよ」と言われた。そうだよね、どちらも上手くなりたい。


そして、もし本当にスウェーデンに行けたら、スウェーデン語で簡単な挨拶くらいはできるようにならなきゃね。行くなら夏だな。