赤ワインの名産地エゲル(Eger)でのメインイベントは、なんといってもさまざまなワイナリーが集まる「美女の谷(Szépasszonyvölgy)」の訪問。

 


エゲルの中心地からタクシーで10分ほどで到着した。徒歩だと30分〜40分ほどで着くらしい。元気があれば、歩いて行ってもいいかもね。
 



ここ「美女の谷」では、崖を掘って穴蔵のようにしたワインセラーが、中央の緑地を取り囲むようにずらりと並ぶ。その数は大小合わせて70軒以上とも。


その中のひとつ「WANDA BORHÁZ」の前で、生搾りブドウジュースの無料試飲サービスがあったので、遠慮なくいただいた。



ぶどうの甘みがギュッと詰まって美味しかった。アルコールに弱い人でも楽しめるはず。


しばらくして、巨大な「EGER」のロゴ。 



最近ハンガリーのあちこちで、こうした地名の巨大ロゴをよく見かけるのだけど、これもSNS用なのかな。私もこれからは、行く先々で撮ってみようかな。


まずは普段スーパーでよく買っている「OSTOROSBOR」のワインセラーに立ち寄った。



間口は狭いけど、奥にずーっと続いている。



この向こうに試飲スペースがあり、さらに奥に貯蔵庫があった。

 


白ワインを3種類、1人1杯試飲。キンキンに冷えていてすーっと喉の奥に通っていった。


お次は、「St. Andrea」というワインセラーの「Kedves Wine Bistro & Shop」



シャルドネ(Chardonnay)エゲルソーラート(Egerszólát)などを注文。赤ワインも含めて、飲み比べに徹した。
後で知ったのだが、 「St. Andrea」はブダペストにもお店があって、ワインとハンガリアンフレンチとのマリアージュを愉しめる名店とのこと。ただ、名店だけあって、なかなかの高級店の様子。それでもここエゲルでなら、名産のワインを気軽に試せることができる。


ここまででたったグラス2杯分だったので、まだまだ全然酔ってはいなかったのだけど、突如興味深い椅子を発見。



全面に針のような突起があるのは、酔い覚ましのためなのかな? なんて、面白がって座ってみたところ、全然痛くなかった。
この時点では、まだまだ飲む量が足りなかったからかな?


ワインセラーの前にある、カラフルなワイン樽アートも必見だ。




そろそろ本格的に赤ワインに移ろうと、うろうろ歩き回っていたところ、到着直後に生搾りブドウジュースを試飲させてもらった「WANDA BORHÁZ」に再びたどり着いた。



というわけで、何かの運命を感じて中へ。




メニューの中で「バカ(BAKA)」という赤ワインがその名前からしてとても気になったので、迷わず試飲することにした。



それと、テペルテーのポガーチャ(tepertős pogácsa)をおつまみに。手作りとだけあって、こちらも美味しかった。


そして「バカ(BAKA)」があまりに美味しかったので、他の銘柄のボトルとともにお土産用に、ブダペストから持参してきたペットボトルの空き容器に量り売りしてもらった。1.5リットルが2本。



バカばっかりとなってしまった。
これでもなかなかの量だけれど、「美女の谷」では、ガソリンのタンクのような容器で量り売りをしてもらっている猛者も見かけた。さすがにその域に達するまでには、あと数年かかるかもしれない。
 

さんざんたっぷり飲んだ後は、中心部までタクシーで送ってもらって、レストランでゆっくりランチ。その後はまただらだら市内観光しながらアパートメントへと戻った。
 


アパートメントに戻った後、さっそく「バカ(BAKA)」を3人で飲み尽くした。
バカバカバカと何度もつぶやいてしまったが、ハンガリー語で「バカ(BAKA)」「兵隊」の意味。日本語と違って決して「愚かな」という意味があるわけではない。むしろ、勇ましく高貴な味がした。


最後にまたまた余談だが、エゲルの中心部から「美女の谷」へとアクセスとして、小さな観光用の電車も運行している。


天気の良い日だったら、これで移動するのも楽しそうだ。


ちなみに、どうして「美女の谷(Szépasszonyvölgy)」という名前が付いたのかとかいうと、あまりのワインの美味しさに酔っ払って、どんな女性も美女に見えるから、という理由らしい。ということは私だってここでは美女になれる!
ともあれ、こうしてハンガリーの魅力を、少しずつ感じられるのがとても嬉しい。