初めてのルーマニア、初めてのミエルクレア=チュク(Miercurea Ciuc)は4月にも関わらず雪景色だった。どんより曇り空だったとはいえ、雨も雪も降っていなかっただけでもラッキーだった。


この街はかつてハンガリー領でハンガリー語の名前はチークセレダ(Csíkszereda)。住民の約8割はハンガリー人とのことで、街中でもハンガリー語ばかり聞こえてきた。


ホテルに一旦荷物を置いて、さっそく鉄道駅を起点に散策開始。



徒歩10分ほどで街の中心地とおぼしきエリアへ。
ハンガリー語で「MŰVELŐDÉSI HÁZ」と書いてある建物を見つけた。



このキャラクター、どこかで見たような??


割と急な坂を登って、ミコー城(Mikó vár)に到着。


今日は中まで見る時間がないので、明日改めて来ることにした。


街中で見かける通りの名前もハンガリー語とルーマニア語との二ヶ国語表記だった。



お昼はトリップアドバイザーでチェックしていた「TOSCA」へ。


中も広いが、外のテラス席はもっと広かった。


まずは名物のCiucビール。5RON(約125円)という安さ。


で、いざ来たものの何を食べれば良いのかわからず、お店の人にすすめられるがままに、鶏むね肉のグリルを注文。付け合わせはフライドポテトにした。合わせて14.5RON(約363円)。


なんという物価の安さ!


中心地を取り囲むように、同じようなデザインの集合住宅が並んでいた。


この景色、かつての旧東ドイツとどこか似ている気がする。


図書館の建物を発見。


横からの眺め。比較的新しい。



図書館の向こうは体育館(競技場?)になっていた。



高層の集合住宅も。


中央には1848年革命期の人物ガール・シャーンドル(Gál Sándor)の像があった。



別の集合住宅の隙間から賑やかな風景が見えたのでのぞいてみたところ、そこは市場だった。



帰りがけにホテルの近くのスーパー、ハンガリーにもある「PENNY MARKET」へ。



夕食を買い込んで、ホテルに帰還。ホテルはこちらの「HOTEL MERKUR」。駅から5分以内だし、スーパーからも5分以内だし、中心地にも5分以内。便利だ。



夕食は、Ciucビール2.66RON、パプリカ3.15RON、トマト1.34RON、パン0.34RON、オイルサーディン缶2.69RON、チーズ2.99RON、全部でなんと合計13.17RON(約330円)。


ホテルの部屋での夕食はいつもこんな感じだ。野菜不足になりそうだったので、洗ってすぐに食べられるパプリカとトマトはこういう時重宝する。結局オイルサーディン缶は食べなかったので、ブダペストに持って帰ることにした。


それにしても、ルーマニアにありながらほとんどハンガリーの文化が息づいているのってとても不思議だ。もう少しこの街のこと、予習してから来ればもっと楽しめたかも。
まあ、まだ明日もあるね。