ブダペストからヘルシンキ経由で東京(成田)に飛ぶ予定が、欠航のために、ブダペストからヘルシンキ経由さらに北京経由で東京(成田)に飛ぶことになり、とりあえずは無事に北京に到着。
窓の向こうの空は白く、景色も白く、何かを察してしまって、絶対にこの空気を吸いたくないと強く願った。
その願いは叶わなかったのだけど。
着陸の時点で、これから乗り換える成田行きの便の出発時刻をとっくに過ぎていた。職員の指示に従い、とにかくゲートを目指して広大な空港内を駆け回る。
どうやら予定していたエアチャイナは、出発を遅らせていたようだ。確かにヘルシンキからのフィンエアーには日本人ツアー団体が何グループか同乗していたので、それだけの大人数を置いて出発するということにはならなかったのかもしれない。
入出国手続きをし、保安検査を通り、また気の遠くなるような道のりを越えて、ゲートに到着・・・と思ったら、ここから機体までバスで移動だった。
あの白い空気をちょっとだけ吸ってしまった。
後で知ったのだが、この日の北京の大気汚染レベルは、最悪から2番目の「オレンジ警報」が発令されていたとのこと。かなり深刻だったようだ。
ともあれ、無事に成田空港に到着。
時刻は15時過ぎで、当初の予定より5時間近く遅れての到着だった。この後滞在先の実家まで約2時間。ブダペストの自宅を出てから24時間近くもかかってしまったことになる。
約半年ぶりの日本。やることは山積みだ。
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