ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

2016年7月末よりハンガリーのブダペスト(=ドナウの東)で生活し、2019年8月末より東京(=遥かもっと東)へ。
日々の出来事をときどき交えながら、ハンガリーや周辺諸国のグルメ、観光情報などをご紹介しています。

今、実家の部屋が大変なことになっている。
ハンガリーへの引越しに向けての荷造りが、いよいよクライマックスを迎えようとしているからだ。


少し前からある程度の準備はしていた。自分の荷物を、

 1. こからも自分が使うもの
 2. これからは自分で使わないもの

と、大きく2分類した後 、

 1. こからも自分が使うもの
  ① ハンガリーに持っていくもの
  ② 実家に残すもの

 2. これからは自分で使わないもの
  ③ 使ってくれそうな人にあげるもの
  ④ リサイクルショップに売るもの
  ⑤ 捨てるもの

と、1と2からさらに5分類にしようとしていた。

1と2の分類はだいたいうまくいっていた。が、ここにきて、

 ④ リサイクルショップに売るもの

の時間が全く取れないことに気づいた。
さらに、もちろんこちらは想定内だったのだが、

  ① ハンガリーに持っていくもの 

も一度に全部は持っていけないので、優先順位の高いものを今回の荷物につめ、あとで国際小包などで送る荷物は別にまとめることにした。


というわけで、仕分け方法を

1. こからも自分が使うもの
  ① ハンガリーに持っていくもの
      ⅰ) 今回持っていくもの=1軍 ←NEW!!
      ⅱ) 追って持っていくもの=2軍 ←NEW!!
  ② 実家に残すもの

 2. これからは自分で使わないもの
  ③ 使ってくれそうな人にあげるもの
  ④ リサイクルショップに売るもの ←削除
  ⑤ 捨てるもの

に変更。洋服やら日用品やら本やらをそれぞれの札が付いているダンボール箱にどんどん入れていれていって今日のところは終了。




あとは、

 1. こからも自分が使うもの
  ① ハンガリーに持っていくもの
      ⅰ) 今回持っていくもの=1軍 

を、どうやって効率よくスーツケースに詰めるかが課題なんだよね。

ブダペストへの引越しまでのカウントダウンも始まり、職場での引継ぎや向こうに持っていく荷物の準備やその他家のゴタゴタなどでやっぱり疲れているのか、駅のエスカレーターに乗るたびに奇妙な現象が起きている。
どこか特定のエスカレーターで起きているわけではないし、渋谷であれ池袋であれ品川であれ、特定の駅で起きているというわけでもない。上りか下りかも関係ない。


2日に一度くらい、私は駅のエスカレーターで、昔の同僚によく似ている人とすれ違っている。
私が上りに乗っていればその人は下りに、下りに乗っていれば上りのエスカレーターに。


しかも「昔の同僚」というのは、特定のひとりではなく、複数の同僚なのだ。正確に言うと、「昔の同僚たち」。もちろん、いずれも本人ではないのはすぐわかる。「似ている」だけなのだ。
例えば、私よりも20歳以上年上だったと思われる女性の同僚だったとすると、すれ違うのはもっと若い場合もあるし、男性の場合もあるし、顔全体が似ている場合もあるし、目だけが似ている場合もある。すれ違うのは決して本人ではなく、あくまで「似ている」人なのだ。


それぞれの同僚と何か特別な思い出があるわけではない。広いフロアの中で、毎日顔を合わせているわけでもなく、たまにすれ違う時に挨拶していた程度の接点だった人ばかりなのだ。そして、それぞれの同僚同士も部署が違うこともあり、決して濃くはない繋がりだったと思われる。
だから、私はその同僚たちの名前をなかなか思い出せない。それでもある一定の時期、同じ空間で毎日を過ごしていた。


エスカレーターで知人や友人とすれ違うということ自体は、そんなに珍しいことではないのかもしれない。 ただ、にもかかわらず、今まで実際にそういう経験をしたことがないことに気づいた。
昔の同僚たちによく似ているとすれ違うようになってから、ついついエスカレーターの反対側をゆく人々の中から知人や友人を見つけようとしている。


そのうち、本当に会いたかった誰かとまた逢えることを願っている。
日本を離れる前に。



※写真はブダペスト地下鉄の駅のエスカレーター。
日本の2倍の速さと思われるため、誰かとすれ違っても認識できないかもしれない。

ブダペストの郊外の街センテンドレ(Szentendre)にも、ドナウ川が流れている。もう少し詳しく言うと、北の「ドナウ大曲(Dunakanyar)」のあたりで東西に二手に分かれたうち、西側が流れている。


街の中心地を抜けて、ドナウ川の西岸を北に向かって歩いた。



訪れた日はわりと穏やかな流れだったが、雪解け水で水量が増えて氾濫する時もあるようで、川岸はしっかり護岸されていた。水量が多い日は川沿いの遊歩道を飲み込み、堤防まで水位が上がるという。ただでさえ大きな川がさらに増幅するなんて、いまいちイメージできない。


空の青が川面に映るこの景色はとても美しく、優しい空気に包まれているような気がした。

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