ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

2016年7月末よりハンガリーのブダペスト(=ドナウの東)で生活し、2019年8月末より東京(=遥かもっと東)へ。
日々の出来事をときどき交えながら、ハンガリーや周辺諸国のグルメ、観光情報などをご紹介しています。

去年の8月からキッチンでバジルを育てている。バジルってずっと一年草だと思っていたのだけど、冬も室内が暖かかったせいか、かれこれ8ヶ月経った今もなお新しい葉を付けながら生き残っている。
そして、今年の2月から育てているパクチーもだいぶ大きくなってきたので、そのうち適量を収穫して一品作ってみた。

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オリーブオイルで炒めたタマネギに、茹でたパスタとツナ缶を加えてさっとあえて、小さじ1杯の醤油と8分の1にカットして絞ったレモン汁だけのシンプルな味付け。でも、レモンの酸味のおかげでパクチーの独特な味わいもあまり気にならず、清涼感あるあっさりした口当たりになった。


パクチーはまだそれなりには残っているものの、だいぶ使ってしまったので、また種を蒔いておいた。今後はタイカレーにして食べてみたいな。
 

ハンガリー語のレッスンの後、リュックの中の荷物を整理している途中、空の卵パックが出てきたので、うっかりまた先生に言ってしまったのだ。「これからレヘル市場(Lehel Csarnok)に卵を買いに行くの」なんて。そしたら先生が「ちょっとそのまま待ってて!」と、冷蔵庫から卵のパックを取り出してきた。

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先日のメドヴェハジマ(medvehagyma)に引き続き、今度は先週末に彼女の義実家で飼っている鶏から産まれた新鮮な卵を、たっぷりとおすそ分けしてもらってしまった。一旦遠慮したのだが、「うちでは食べきれないから」とのことで、まるまる1ケースいただいてしまった。


市場やスーパーで買う市販の卵と比べて、殻がとても薄く、中の黄身の色はオレンジではなく淡い黄色だった。念のため火を通して目玉焼きにして食べたところ、黄身がふんわりと柔らかくて美味しかった。メドヴェハジマ(medvehagyma)の時も感じたのだけど、こうしてたっぷりの自然の恵みの中で育った食材って、なんてこんなに美味しいのだろう。だんだんBIO志向に傾いていく自分に気付きつつある。


そのうちの2個を使い、豚ひき肉とタマネギとキッチンで育てているバジルと一緒にハンバーグを作って、次のレッスンの際にお礼に差し上げた。これからはレッスンの後に市場に行くことも、何を買う予定なのかも、先生にはなるべく言わないようにしないとって思いながらも、やっぱりこの卵をまた食べたい、というのが本心である。

「ブダエルシ・ハルピアツ(Budaörsi halpiac)」で買ってきた生のマグロと鮭とホタテでちらし寿司を作った翌朝は、マグロ漬け丼で朝ごはん

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お醤油とみりんとお酒と鰹出汁でタレを作って、昨日残ったマグロを漬けて、刻み海苔を散らした炊きたてのご飯にトッピング。小口切りのネギとワサビも添えてみた。
茅乃舎だしで仕立てたお味噌汁とともに。


ブダペストにいながらも、(お金を出せば)自宅で生の美味しいお魚を味わえる贅沢を知ってしまった週末だった。朝ごはんがリッチだと、1日とても幸せな気分で過ごせるのだけど、毎日続けられないのがネックだな。

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