ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

2016年7月末よりハンガリーのブダペスト(=ドナウの東)で生活し、2019年8月末より東京(=遥かもっと東)へ。
日々の出来事をときどき交えながら、ハンガリーや周辺諸国のグルメ、観光情報などをご紹介しています。

先日プロフを作って食べてキッチンで後片付けをしている時に、重なったフライパンの下の方にそれを見つけた。直径約32cmほどのパエリヤ鍋を。そうだった、ブダペストから持って帰ったのだった。



それにしても表記として、「パエリア」「パエリヤ」どちらで書けばいいのか。「本宮じゅんの欧州美食探訪記」の方では「パエリヤ」と書いていた。



どちらにすべきなのか私の中ではまだ決着がついていないのだけど、さしあたり今回は「パエリヤ」と書くことにする。

というわけで、この日のランチはパエリヤ。実はプロフを作った際、長粒種のお米が手に入らず、結局コシヒカリで作っていた。まあそれはそれで美味しくできたのだけど、せっかくだから少しでも本場の仕上がりに近づけたいと思った。しかしながら、残念ながらいつものスーパーで見つけることができず、落胆しかけたところ、パエリヤに使用するのはジャポニカ米など短粒種だということが判明し、今回は遠慮なくコシヒカリを使用。

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シーフードミックスを使用せず、エビ、あさり、タコをそれぞれ調達して、じっくりと炊き上げて。仕上げには、ベランダで栽培しているイタリアンパセリをトッピング。

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イタリアンパセリは3月から育て始めていて、猛暑の8月にはちょっとだけぐったりしていたのだけど、9月になってからまたぐんぐんと成長している。半年近くもこうして新鮮な葉を好きなだけ使えるなんて、とってもありがたい。

たっぷりレモンを絞って、いただいた。魚介の旨味を堪能しつつ、辛口のスパークリングワインもどんどん進んでしまったのだった。

突然プロフを食べたくなった。

プロフとは、ウズベキスタンなど中央アジアを中心に幅広く親しまれている米料理で、ピラフと語源は同じらしい。Twitterを開いていると現地の料理人などが大きな鍋でたっぷり炊き上げている写真が流れてきたりしていて、なんとしても食べたくなったのだった。
そうそう、前にウクライナのホテルでも食べたことがあって、その際スーパーで自分へのお土産にプロフの素を買って帰っていた。これを使って作ってみよう。

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と、思ったのだけど。

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Google翻訳カメラをどう駆使しても、ウクライナ語のレシピを解読することができなかった。キーボードで直接打ちこもうとしても、筆記体を正しく読めず、失敗。賞味期限もまだまだ先だし、また改めて挑戦することにした。

でも、それでもやっぱりプロフが食べたい! そこで、イスクラさん著の『ノスタルジア食堂』を取り出して、そちらのレシピを参考に作ることにした。

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普段からよくスパイスたっぷりのカレーを作っているので、クミンシードも常備済み。ニンジンの細切りがバラバラになっちゃったけど、炊飯器で無事にたっぷり炊き上がった。

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ふたを開けた瞬間、クミンシードのエキゾチックな香りが広がった。

お皿に盛り付けて、ベランダで育てているイタリアンパセリをトッピング。

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見た目は和風炊き込みご飯みたいだけれど、味も香りもしっかりプロフに仕上がった。ゴロゴロ入れた牛肉も食べ応え満点。前回のジョージア料理に引き続き、グルメ旅行気分を満喫した。



ちなみに、先ほどのプロフの素に記載されているレシピは、Twitterでキキさんが解読してくださいました。

キキさん、ありがとうございました! 近々再挑戦してみますね〜。

コロナ禍やその他諸事情もあって、当面国外旅行は難しそうなので、少しでも時間に余裕がある週末は、ちょっと気合いを入れて料理している。

この日は前からずっと自分で作ってみたかった、ジョージア料理に挑戦してみることにした。まだジョージアには行ったことがないのだけど、ブダペストのジョージア料理レストラン「ハチャプリ」(HACHAPRI)*「アラグヴィ・グルーズ・エーッテレム」(Aragvi Grúz Étterem)にはよく足を運んでいた。あの頃の感動を思い出しながら、まずはハチャプリを作成。

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ネットや本いろいろレシピを調べながら、あれこれ組み合わせてみながら生地を作成。ボート型に成形し、ピザ用シュレッドチーズをトッピングしてから200℃に予熱したオーブンへ。

途中1回取り出してタマゴを割ってトッピングして、さらにオーブンで2分。

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タマゴもとろっとろに仕上がって、なかなか美しい出来ばえとなった。

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生地の中にもたっぷりチーズを練り込んだので、美味しくならないわけがなかった。

ハチャプリを焼いている間に、もう1品。イスクラさん著の『ノスタルジア食堂』のレシピを参考に、シュクメルリの製作に取り掛かった。シュクメルリといえば、冬に松屋でテイクアウトしたのを食べて以来。このあとに人と会う予定はなかったので、遠慮なくニンニクをたっぷり使い、サワークリームで仕上げてみた。

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ベランダで育てているイタリアンパセリを刻んでたっぷりトッピング。このイタリアンパセリ、苗を植えてからもう5ヶ月近く経つのだけど、まだまだ収穫できて大変役に立っている。

上品にお皿に盛り付けて完成。

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どちらも思っていたより簡単に美味しくできて、大満足だった。
でもいつか、 本当にいつかでいいから、本場でも味わってみたいのだ。


*ちなみにブダペストの「ハチャプリ」(HACHAPRI)はその後近隣に移転。そして、移転先を訪れる前に日本に帰ってきてしまったのだった。

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