ドナウの東か、遥かもっと東から

2016年7月末よりハンガリーのブダペストで生活し、2019年8月末より東京へ。毎日が新しい発見の連続です。

2016年7月末よりハンガリーのブダペスト(=ドナウの東)で生活し、2019年8月末より東京(=遥かもっと東)へ。
日々の出来事をときどき交えながら、ハンガリーや周辺諸国のグルメ、観光情報などをご紹介しています。

実家から持ち帰った荷物の中に、かつてドイツはライプツィヒ「10月18日通り」の学生寮に住んでいた頃、部屋の壁に貼っていたドイツ鉄道(Deutsche Bahn)の路線図が出てきた。



さすがに経年劣化でボロボロになっていたけれど、なんだか手放せなくて、作業部屋の引き戸に貼ることにした。

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留学時代は土日や長期休暇を利用して、よく鉄道の旅を楽しんだ。
そもそもこの路線図は、留学に際して日本でジャーマンレイルパス(German Rail Pass)を買った時に付いてきたものだと思われる。
今でもあるのか調べてみたら、モバイル化していて時代の流れを感じた。

留学中はドイツ鉄道のバーンカード(BahnCard)を持っていたので切符は割引料金で購入できたし、週末にはよくシェーネス・ヴォッヒェンエンデ・チケット(Schönes-Wochenende-Ticket)を使った。
このチケットは週末=土日限定でドイツ鉄道の鈍行列車などが乗り放題というお得なチケットで、当時日本円にして2,100円程度だったという記憶がある。
一度このチケットを利用して、友人と「あてはない旅」と称して、ライプツィヒから適当に乗り継いで北上し、シュヴェリーン(Schwerin)バード・クライネン(Bad Kleinen)リューベック(Lübeck)と乗り継いで、バルト海沿岸のトラーヴェミュンデ(Travemünde)まで行ったことがある。

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海からだいぶ遠い街に住んでいたので、駅に降り立って海が見えた時は、感激もひとしおだった。
到着したのが18時くらいで、「あてはない旅」なのでもちろん宿泊先なんて予約もしていなかったのだけど、列車の中で見かけた老夫婦と犬が歩いて行く方を追いかけていったらホテルに着いて、さらに空き部屋があったのは幸運だった。
無計画なりにも、なんとかなったのだ。
でも、さすがに翌日の帰りは特急列車も使いながらライプツィヒまで戻った。

今ではそういう旅行がなかなか難しくなってしまったけれど、こうして路線図を見ながら、頭の中でいろんな街を訪れている。

気づくと、我が家のベランダ菜園のメンバーが徐々に交代しつつある。



まず、8月下旬にはミニトマトが引退し、9月にはキュウリが、そして10月になってゴーヤが引退した。
ゴーヤに至っては元々植えた苗が少しずつ弱っていっている間に、熟れてプランターの土の上に落ちた実の種から新しい株が育って、親よりも元気に成長して大きな実を付けたので、ひと夏で二世代分収穫できたことになった。

その一方で、8月にはさつまいもがメンバー入り。



その後も地上部はグングンと茎を伸ばして葉を繁らせているのだが、いったいどのタイミングで収穫をすれば良いものなのか、なかなか決めかねている。

そしてそして、実は前にふと思い立って、調理用に使っていた唐辛子の種を30個くらいパラパラと複数のプランターに撒いていたのだが、忘れた頃になんと1個だけ芽を出したのだった。
しかも、その後も勢いよく成長して、11月に入ってついに白い花を咲かせたのだ。

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このまま順調に実をつけてくれますように。
収穫した実で何を作ろうかな、なんて今からワクワクしているところだ。

富山県からいらした方に、山で採れたというむかごをたくさんいただいた。

むかごってずっと芋の一種だと思い込んでいたのだけど、正確には「長芋や大和芋など山芋の葉の付け根にできる、球場の芽(肉芽)のこと」なのだそうだ(出典はこちら)。



まずは下処理として水洗いした後に塩茹でしてから、むかごごはんを炊いてみた。

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味付けは醤油、酒、みりんのみ。
白米と雑穀米と一緒に炊いたので、写真だとむかごがわかりにくいけれども、結構たっぷり入っている。

ホクホクした食感旬の味覚をしっかり味わった。
今年も「食欲の秋」だ。

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